少し早めの
小さな今年の、十大出来事
年末のせわしい世間
デキレースは終わった。 国民総勢想像通りの、くだらない選挙だった。
いよいよ巨大で無駄なフクシマ系国家予算を動かそうとするのには、まだもう少し猶予があるが
それにしても希望の無い格差社会を生産する体制になってしまった。
そもそも、選挙に赴く気もなかった私が云々する権利はないから、この際目をつぶるしかあるまい。
ただ、政教分離の原則を無視している公明党の勢力が増していることは、ユダヤ教の後発勢力、
イスラ〜ムの例を見れば明らかなように、新しい宗教ほど無駄に怪しいパワーがある。
オウムとかアレフとか。 宗教とは概念ではない、力である。 歴史上、政治との二大勢力だ。
荒波で定期船が止まった。
爆弾低気圧というらしいが・・・云いえて妙。
爆弾だ低気圧だ・・・と騒いで、万一爆裂しなければよかったね・・・みたいな。(笑)
だが、我が家ではワライゴトではない。 なにしろ、極端な寒さを伴う現象には鍋物が伴う。
島では寒くなると極端に鍋物志向が強くなり、豆腐が激減してしまう。
それと同期するように、定期船の度重なる欠航となれば・・・あるいは死活問題だ。
地物の豆腐もあるが、なにしろすぐに腐れてしまうので保存が利かない。
台風より地味に恐ろしい一面を持つ、冬の暴風低気圧なのであった。
キュリオシティの情報がチラホラと発信されている。
メリケンは火星はすっかり俺らのもんだ・・・くらいの勢いらしいが、なんかまたアポロ同様、
イッタツモリデ・・・な雰囲気濃厚だ。
というのも、もっともらしいCGをこさえるための時間稼ぎに、情報発信している感が濃厚だ。
それにしても
フクシマの核物質が暴風で拡散されて、フクシマは幸いだろうが・・・いったいどうなることやら。
地下水でダーダーに流れ出している海側もイイ感じに攪拌されていることだろう。
島でユル〜く生活しているので、内地人(ないちゃー)に自慢するほどの劇的なものは
ありゃせんと思うのだが、一応年末なので、ソレらしくしたいと念じた。
関係ないが、つい先日ひょんな山口弁を思い出した。
「ひわる」
平たいものが乾燥などで反って変形することを指す。 細長いものには用いない。
あんまり変形が激しい煎餅などに「これブチひわっちょらん?」のように。
さて
三大ニュースは
1)イワアナゴの一種が標準和名「ウンブキアナゴ」に決まり、新聞沙汰となった。
2)地元の海岸から「グリーンフラッシュ」を撮影して、新聞沙汰となった。
3)先週、ネズミに耳たぶをアマガミされた。
といったところだ。
次点から
4)なんもなさそうな花徳(けどく)浜で、オニヒラアジ3.4キロが釣れた。
それと・・・地味にツバメコノシロは美味い魚だった。
5)コウノトリがやってきて、写真が新聞沙汰になった。 いまも近所に居る。
6)町の防災専門委員に任命され、津波防災のマップをこさえたり、現地調査したり。
7)また文化財保護審議委員に任命され、また副会長に
8)人生2台目のスマホを防災用に買った。 安かった! ただいま休眠中。
同時に始めてMVNOのSIMを買った。 月額483円固定料金は安い!
9)島で初めて正月を迎えた。
といったところで・・・10コもなかった。
いやいや違った・・・違っている。
新聞沙汰どころでない、夢がひとつ叶ったのを忘れていた。
忘れていたって、ドユコト? 俺。(笑)
4)のヒラアジが釣れた・・・ではなく、炎天に釣りする必要があったのは・・・
夕から企画課、総務課、町長副町長&秘書合同の宴会が開催されるためであった。
無論、役場職員で地元の名手でもある友人知人にも注文が出されていた。
だが、天城町側の海では、沖に出てもサッパリだったのであるにもかかわらず、
真逆の徳之島町側の浜の波打ち際で釣ってしまったのだった・・・忘れてた。
いや゛〜歳相応、老人力が高まってきているなぁ゛〜。
何しろ、企画課課長補佐のO久氏によって、間違った料理にされてしまった。
んが・・その根本的に間違った、最初にタレを加えてしまい焦げそうでやめた・・・という鉄板焼きが奏功。
グリーンフラッシュ効果にシミジミするほど、美味すぎる肉の味だった。
一同、鮮度のいいヒラアジは、焼くに限る!!!と知れた。
その前日に釣れたツバメコノシロも、宴に供するか悩んだが・・・漬けにして、独り占めしておいた。
秘密にしていたが、ツバメコノシロはとてもいい出汁が出る。 それで茶漬けなど・・・言葉にならぬ。
玉ねぎは、このごろの私の出汁とりスタイルである。 ポン酒でなく、玉ねぎを少量加える美味い。
オニヒラアジのために、日陰的な扱いになってしまっているものの、
実は私の釣り人生の方向性を転換させたのは、ツバメコノシロであった。
数センチの薄い波打ち際を回遊し、ルアーを食って強烈にダッシュする特異な生態、
加えて、白身でも青魚でもないコクのある味わい。 妙な姿を除けば、天国から来たか?の如き対象魚。
見た目は小骨だらけのようだが、小骨などドコニモない。 むしろ刺身なども、上品な味の魚である。
ところで
私の人生の出来事など無意味なほど、驚きの事実は島には日常である。
物干しにちょうどイイワ〜なところに、絶妙なガス配管されている町営住宅。
町営住宅は無法地帯で、リフォーム/増改築やペット飼育などヤリタイ放題なのだから・・・
このくらいのスリルがあっていい。(笑)
島は飽くなきヤッツケ・オリエンテッドな魂に満ち満ちている。
ついでにもひとつ、ところで
南国では、卒然南風になると小夏日和になることがあるが、その一歩手前もある。
すると・・・
蕎麦が美味い。 ちょうどいい冷やさになった水道水と、ちょっとした暑さが絶妙に蕎麦を引き立てる。
乾麺の蕎麦は生蕎麦に敵うはずもないが、絶妙なタイミングでいただくことは、何より美味さを増す。
無論、天城町内で蕎麦を食える店は無い。
キンキンに冷やされた蕎麦は甘みがなくなり不味いのを、都会の蕎麦屋は知らないことが多く、
ニンゲンを学びなおした方がいい料理人は山ほどいて困る。
蕎麦湯が美味い・・・という高級乾麺もあるが、本体の蕎麦のゆで方が難しく、結局ダメだった。
滝沢更科蕎麦を求めていたが、意外や意外、霧島蕎麦の方が美味いことがわかり、地元Aコープで
購入できる運びとなった。 んが・・・250グラムで230円あまりと、いささか高級な乾麺である。
美味さの差は、蕎麦粉の香りもあるが、厚みは同等で幅が1.3倍程度ある霧島のボリューム感が
濃い目の汁や、具材タップリの仕上げなどのバリエーションに負けないことがアドバンテージだ。
小さな人生には、小さな発見がイロイロ伴う。
小さくたって、楽しければそれでいい・・・と思えるようになった。 歳かなぁ。(笑)