また旅は ビミョ〜か

 


 

今回の大島は、奄美野鳥の会の創立記念日・探鳥会に因む訪れである。

 

2日、地元の平土野港(へとのこう)からの出発は、楽だし安いので助かる。

車で5分ほどのところにある港へ駐車して、乗船するのである。

3月にカノジョが渡っていった、あのフェリーに乗っていく。

これまでは静かな二等客室だったが、野放図な子連れが同乗して、不快適だ。

 

ここらのシマッチュには、人をまたぐことが失礼になる躾が存在しないらしく

はしゃぎまくる子がワシを飛び越えて走り回って、不快がマシマシになる。

 

さておき

2時間あまりで古仁屋(こにや)へ到着。

そこにはカノジョの職場があるんだが、邪魔できないので、終業までまちを歩く。

と・・

たぶん、このビルが徳之島移住に関わるビジネスホテルだった建物だと思う。

現在は、飲食店になっているんだが、入口の階段に当時の面影を感じる。

 

25年あまりまえココへ来てしまったとき、3月なのに薄っぺらい布団?だけで

奄美は南国としては寒すぎる!と感じさせた宿泊施設だった。

 

そのお陰で南大東島を知り、ゆくゆく徳之島へ至る手がかりを得てしまう。

 

 

明くる3日の午前は、さっそく探鳥会である。

意外と参加者が少ないのと、先々代の会長の耳がだいぶ遠くなっているのに

驚かされてしまう。

 

聞こえなくて、猛禽のノスリが2羽だったのを、1羽しか認識してなかった。

 

さほど鳥が多くなく、沖の方にチドリたちが集まっているのをカノジョに教わる。

ワシはビーム砲レンズだから観察できるが、野鳥の会のフィールドスコープでは

ギリギリ観察できるかどうか・・

 

むしろ、ワシのやっているバードウォッチング教室の方が合理的だが、

自然に通じるニンゲンは、ハイテクに疎い法則に準じているようだから仕方ない。

 

ワシはその法則に反しているから、カノジョに好かれたんだよね゛〜♪(笑)

さしたる感動もないまま、ゴミ拾いして探鳥会は終わってしまった。

 

昼食は、14年ぶりの奄美パークへ。

なんだか雰囲気が違う気がするが・・連休の土曜にしては空いている感じだ。

 

メシの内容は、苦痛を伴ったから割愛する。

奄美の外食や弁当は、苦痛がフツーだから厄介だ。(涙)

 

帰りしな、大島紬(おおしまつむぎ)のイカ餌木にコダワル、中古車販売店

ノグチオートへ。

おおお゛〜、ほかにマネしたのはあるけれど・・こちらのはオリジナルだけあり

仕上がりは一線を隔している。

しっかし、オーナーのイカ釣りへのコダワリは半端でない!!!

 

たぶん、横浜のHMSなら、土産にドドンと買うに違いない。(笑)

 

その夜は「せきや」のアワビで一杯。

うま味しっかりでクセもなく、美味すぎる・・・・

 

 

土曜は、奄美の本土復帰70周年イベントに参加する段取りだった。

復帰の祖である泉芳朗が、世界へ訴えるために断食した高千穂神社へ。

 

当時、ほとんど米軍統治から見放されていた奄美群島では食糧難だった。

のに、断食祈願とは・・すさまじい念の強さだ。

 

狙ったワケではないんだが、その記念撮影が新聞に載ることになる。

奄美新聞には、市長の満面の笑みとともに、よそ見する市民とワシらが・・

判るヒトには判るじゃろね〜。 白シャツにマスク、まばゆい頭じゃし。(笑)

 

 

日曜の午前は、のんびりと近所の散策へ。

まわりは山も川もあるのに、カノジョは探索していないらしい。

 

ありゃま゛〜往来にイモリの類いがおる。

カノジョ曰く、シリケンイモリが散歩するのはフツーらしいんだが、

ココは、ほとんど来たことないそうで、もったいないなぁ・・・・

 

林道まがいの環境を確認しつつ、下山?

 

午後、探鳥会が物足りなかったから、また大瀬海岸へ案内してもらう。

カノジョは写りたがないから、コソッと後ろ姿を記録してみたり。

人影がないと、イノーのサイズ感も判りづらいし・・ けどゴメン。

 

やっぱり、さして大したことないな゛〜と思ったところへ、やにわに猛禽!

 

ここらじゃ滅多に飛来せぬ、ハイイロチュウヒが間近に!?

 

カノジョとブラブラすると、こ〜ゆ〜偶然がフツーに起こるから不思議だ。

 

しかも、前回は徳之島空港ではあるものの、8年前のまったく同じ11/5、

偶然にしてはデキスギと謂えなくもない?

 

 

6日はフツーに月曜だから、カノジョは仕事に出かけ、ワシは家守だった。

雨降りになって退屈していたところ・・昼下がりに雨止みとなり、近所の偵察。 

 

最寄りの有屋川に沿って下っていき、大熊漁港にたどりつく。

せっかく釣れそうな、細長い導流堤があるのだが、残念ながら立ち入り禁止。

 

この対応は、釣り人がダメニンゲンなのと、役場の逃げの姿勢の掛け合わせ。

ヤル気のない人ばかり住んでいる地域の表れであって、とてもガッカリだ。

 

ぶっちゃけ

都市化しすぎているし、固有種の動物がいるものの、全く味気ない。

ネイチャーガイドをして金儲けするのには向いているが、離島の奥深さが無い。

 

老後にうかうかよぼよぼ過ごすのには、そこそこ恵まれているだろうが・・

 

ヒマだから、特売の手羽元でトマトスープをこさえた。

調味料がそろってないから、調理もいちいち難関が多かった。

 

ニッポンの料理ってのは、ほとんど食材は決まりきってい、調味料が勝負。

なんてことは、店屋物ばかり食べているカノジョには理解できてないらしい。

限られた食材や調理器具で料理するのほど、ヤヤコシイことはない。(汗)

 

 

明くる朝は6時前に起きて、カノジョとともに出勤?し、帰りの船を待つ。

 

10時出港の船が、10時過ぎても来ず・・遅れてきた。

車でなく、ニンゲンだけが乗船するのは、左にポツネンといるオジサンと

ワシだけのようである。 これが裏航路の日常。

 

乗船して、やかましい子らがおらずホッとする。

どうやら、2等客室にはワシも含めて5人ほど。

遅れているとは謂え、13時ごろには到着でき、買い物して食事できそう。

 

やがて、せっかくの安堵にトンデモな追い討ちの放送が流れてくる。

荒れているから、平土野へ寄港できず、亀徳港へ向かう・・とのこと。

 

あ゛〜、そ〜きたか〜

昼飯の食いっぱぐれどころか、いつ家に帰りつけるやら・・・・・・・

 

ちなみに

車では島の反対の亀徳から平土野までは30分だが、バスでは1時間だ。

かててくわえて、バスの発車までは、小一時間待つことになる。

平土野港の愛車にたどりつくだけでも、一苦労どこじゃない。

 

 

次の朝、つまりはきょう、野鳥を眺めようと運動公園へ。

シレッと、10式戦車が駐車されていて、物騒さに驚いた。

今回の演習は、かなり本気であるらしい。

 

ピント外れ過ぎるダメダ首相、軍事でしくじらぬよう祈るばかりじゃが・・・・


 

そういえば・・

なんやかやでこの一カ月、ヒトンチで料理をこさえながら寝起きしてきて

仕事こそ休んでいるが、心身はあまり休んでなく休日なしに近かったのに

いまさら気づかされる。

 

ダルい、眠い・・ ど〜しよ〜もなくヤル気が出ない・・ 仕方ないよなぁ


ではまた