原付機動釣行作戦、発動

今朝はベランダから裏山のバードウォッチングに

いそしんでいたら、いきなり地震!!!まいったまいった。

ヌエ(トラツグミ)やらヒヨドリやらメジロやらにぎやかなこと。

 
多分トラツグミだと思うんですが、
左は見にくいけど食べ物をネダるヒナ、右は朝食を運ぶの親で、
親は宿の前の芝生の上で食料を調達しているような、
ただ、ヒョコヒョコと散歩しているような感じです。

違うかな?モズ博士T殿、見てたら教えてちょうだい。

親はジャッジャッと子供を呼び、時折ヒューン、ジャジャッと

口笛のような声も出します。子供はシュルルルルっというか

ギューンていうか、キリギリスみたいな声をだしますね。

時折、夜もヒューンと鳴いていたりもします。

それはさておき、実は作戦発動に先立って、

昨夜グレ電通信をした時にメッキらしきを発見。

メッキとは言わずと知れたヒラアジのお子様で

こいつが結構チョコマカと釣りにくくて、追ってきても

釣れない可愛くないやつなのです。港の明かりに照らされている

そんなところに小魚が集まって、それにピラニアのように集まる

といった習性があるのですが、見えてても釣れない頭に来るやつ。

万策尽きて同じ宿で退屈していた知人がついてきていたので

彼と駄弁っていたらパクっと足元でかかってしまった。

ルアー釣りに良くあるルアーを上げる寸前の上への動きが

野生を刺激して、一番釣り手が油断しきった瞬間に食う

だからドッキリ度200%(ごく私的当方比)。

ともあれこれが記念すべき人生初の小笠原釣果!

9センチくらいのルアーより大きい!!!

これが小笠原のヒラアジ........。


これにこりず、本日は思い切ってママヤさんへバイクを借りに。

ヘッドホンをかけたネーチャンが姿に気づいて対応してくれたけど

なにやら波照間以上にいいかげんな島なのは、

多分これで一度しか来ない客をクモの巣にかかった蝶の様に

栄養ならぬお金を吸い取れるからでしょうね。

物資の少ないド田舎の島だから仕方ない、そう思って

哀れむように、吐き捨てるようにお金を払っていく

それに甘んじている島民の姿があったりもします。

これじゃリピーターは少ないのもうなずける。

釣り宿が大事にする、沖磯か船釣りのお客だけが二度以上来れる

それだけの島になってしまっている。

人間、坂を下るのは速くて、上り坂は眺めるだけで登らない。


さて、そんな人たちの島だからといってお魚は関係なし。

今朝方の偵察の時に市場をのぞいたところ

撮影はしませんでしたが、メインはハマダイ!(オナガダイ)で

美味しくて引きの強くて、美しい「沖の深場釣り」のターゲット。

あと、カンパチ、小笠原クエことツチホゼリ、スジアラ系の

赤いハタ系と、どうも磯系のお魚は望めないみたい。

と、いうことは、磯に目が向いてない!!!

実際、波止でも磯でも人は全くいなくて、地元の人は日曜のみの

釣行らしくて、ラッキーかも。

目指したのは磯だったけど途中の大自然に突然突き出た波止。

ゆったりとした水面の内海だけど、何かが違う気がして

ふらりと竿をだしました。

この湾の奥に波止は作られたばかり。

雄大な中に、あまりにもあっけらかんと穏やかな海。

でも、ルアーを投げるといろんなモノが追ってくるし

水面にもバシャッと出るほどルアーを食いに来るやつがいる!

そりゃそうだ、太平洋の真ん中の島の湾なんて

小魚が逃げ込むにはモッテコイの環境で、それを追って

でかい魚も入ってくるのも自然な事。

ここには定置網もあるみたいで、タダの湾じゃなかった。

気配は濃厚でもルアーには乗りにくくて辛い。

で、真っ昼間の昼過ぎにようやく一匹が鈎に乗って

ひとしきり手応えを味わい、キラキラと上がったのがこれ。

八丈アタリではお馴染みのナンヨウカイワリ。

ファイト中、ひれの明るい青さと体の銀色が水中で一際美しい。

これとてヒラアジのお仲間ですね、味はカスミアジには劣るけど。

この竿がまた、上州屋のレジにて2割引セールで買った、

ダイコーのバブル時代の売れ残り???の優れた逸品で

腰が穂先から腰までがあまり差のない曲がり方で

竿全体としてはしなやか、それでいて魚の力も全体でしのぐ。

つまり軽いルアーが扱えて、大物でもOKという

実に良くできた竿なのでして、もう感激!!!

中物用としては実にふさわしいチョイスに、酔いしれるほどです。

一キロちょっとないかなーあるかなーくらいのサイズですが

しっかりと受け止めてくれまして、全く不安なし。

近年珍しいほど満足なお買い物かも。

食っているのは11センチくらいのミノーですから大きさは

分かっていただけるでしょう。(計らなかった)


しかし、問題はこのあと。

宿に帰るとオバサンはおらず、オジサンは宿の事はやらないので

自分でさばけという........。仕方なく3枚におろし、頭を割り

味噌汁の具にとアラを整えておいたものの、なしてじゃあああ!

脇から見に来てホメルナおやじ!!!そういう問題じゃないぞ!

「うまいもんだねぇ」だぁ!!!

うまくったって嫁さんは来ないんだぞぉ!!!

とは言わなかったけど。結構ショックでした、先が思いやられて。

生臭いゴミは畑に埋めたんですよ、シャベルで持って僕が。

出刃包丁はその辺にあった野ざらしの錆コツだし。

やれやれ、釣るってことは大変な事だとつくづく感じました。

明日は磯へ行ってみようかと思ってますが

せっかく知り合った川崎の郵便配達員の青年は明日帰ってしまい

いよいよ貸し切り状態でやりづらいぞぉぉ、釣ったら食べきれん!

釣ってから考えよう。

とりあえず、お刺し身は美味しかったのでメデタシめでたし。

今度は修行の旅になりそうだ.......それもよしとしましょう。


今回、伝送の関係で多少画像を小さく荒くしております。
また、Angelネットが混みすぎてアップが明くる日になりがちなので
あしからずご了承ください。

ではまた。