旅立ちはやはり雨、ということは、小笠原は晴れのはず

という極々楽天的に楽しい気分を作りながら、月曜日の

京浜東北線を横浜から立ちっぱなしで耐え抜くわけで

今回、特別重い装備に閉口してしまいがちな自分に勇気づけ。

ついてもやっぱり雨で、出港しても雨は雨です。

雨にむせぶレインボーブリッジがかなり切ない。

それにしても、読み物なんかを全然まったくもってきてない

あと25時間余り、何をしようか、食う寝るシャワー浴びる

くらいしか思い付かないので、コリャ結構辛い航海に

後悔しそう、なんていってられないわけですね。

外洋に出ると、さっきまで元気に話していた同室の

茨城方面の独特の方言が沖縄に似ているオバサンたちが

急に静まったかと思うと「げげぇぇぇぇーっ」

絞り出すようにやり始めてしまったのです。

臭いでもしようものならモライゲロ間違いなしですが

天はわれに味方し、わずか3メートルも離れていない僕に

モライゲロはありませんでした。

そんなわけで、部屋にいてもろくな事はなく、廊下に出ると

そこかしこに買い物袋の束が.......そうかそのために......

缶ジュースとかを入れるのなら、どうして自販機のあたりに

ないのかと、あまりに不思議だったために手出ししなかった。

シケの海にミズナギドリをさがしてデッキへでると

シブキがかかってビデオがピンチ!でもミズナギドリはいた!

これは生のデジタルビデオ動画から1:1で切り取ったもの

結構まともに撮れています。(失敗カットは何分もある)

たとえシケていても、相変わらず水を薙ぐ(なぐ)鳥で

海面すれすれを見え隠れしながら逞しく飛んでます。

やがてデッキは危険なので閉鎖、しかしてまた室内へ。

夕方までしこたまビデオを見て、シャワーを浴び

一息つくけれど、退屈は退屈。

僕にとって退屈は珍しい現象なので楽しい楽しい。

でもやる事は見つからない、でも元気はあまってる。

(乳首にはモザイク入)

あかすりタオルをハシゴに乾しただけで、力いっぱい

ビデオによっしゃぁぁっ!ポーズしてます。

肩の肉とあいまって仁王様に似てませんか???

力がありあまってますよね、一日ゴロゴロしてたから。

反対側には愛用万能手ぬぐいがハンガーにかかってます。

タオルがザックの下に入っててタオル代わりになったわけ。

僕はいつでもどこでも会社でもハンカチではなく手ぬぐいなの。

不味くて高い夕食をとり、ターミネーター2をみて

9時には就寝、健康的ですよね。

さて、日が明けてみるとダンダンと天気は回復

聟島列島(むこじまれっとう)にかかる頃には、ほぼ晴れ。

タイトルの画像の所です。この場所から父島は十分見えます。

でも、風波がたっててチョットまだシケ気味。

この奇岩群からみても、沖縄の地形とは全く趣を異にする

成り立ちだという事がわかります。

つまり珊瑚礁の島ではありません。

父島で船を乗り換えていよいよ母島へ

え?貨物船じゃねえかって?そう、母島丸はドック入り。

代打「ゆり丸」がでておりまして、これが客室の狭い船で

本物の母島丸がどんなか知りませんが、前方が長い貨物船風。

でも客室は雑魚寝ですがキチンとあって、寒いほどエアコンが

きいております。雑魚寝付き貨物船といったところでしょう。

左手に見えますのが母島でございます。

で、ついてみればヒナビタ風情の島で、キチンと舗装道路があり

思った以上に恵まれていますし、鳥の声もすばらしい。

港にはカタマランもあってナカナカのもの。

すっかり晴れて、天気は上々、でも画像では分かり難いけど

結構泥濁っていたりします。

これじゃルアーは当分無理で、明日から過酷な日々が待っている。

ちなみに今週末アタリに、JGFAの村上氏が来るそうで

どうにも大物釣り師のお土地柄みたいですね、ここは。

とりあえず、本日はこの辺で。

港へグレ電しに行かなきゃいけないので........。


ではまた。