国土地理院の電子地図を
デザインで利用可能に
思いつき、あれやこれや
きょうは海開きである。
いくら南国とはいえ・・・まださほど水はぬくくはない。 黄金週間に入るが、梅雨にも入る時節である。
島でも、誰かにソソノカサレタ連中がソーラーを設けているが・・・日照がないのにどうやって元をとるのやら。
水蒸気が増える温暖化のなかで、ソーラーは不利である。 んが・・・やらんよりマシか? 金も動くし。
ネパールの大地震は、少なくとも寺院が建造されてからこちら、起こっていないはずだ。
かなりの年月ぶりなのだろうが・・・造山運動の激しいヒマラヤにおいては、アリエナイ事ではなかったのだ。
そういえば、ナンダカンダ云っても、なぜ地球内部が冷えないのか解明されていない。
どえらいエネルギーを維持し続けられるマントルの熱源は、いったい何なのだろうか。
太陽光もそうだが、自然エネルギーは文字通り日和見で、再生可能エネルギーというにはムリがある。
ところで
ギリギリまで雨天だった海開きの午前。 なぜか雨は止み、ほどよく好天になった。
毎度すごいぜ、同級生の商工水産観光課セージロー課長。 オメーの晴れ男っぷりには俺も脱毛?だよ。
台風男の俺としては、絶好の抑止力だな。(笑)
さて、今週は真面目なデジネタである。
なぜなら私と同じように地図利用で悩む人たちが居そうだから。
今年度は、土砂災害と津波避難路を示す地図を作成するのを請けている。
あいまをみて、国土地理院の最新の基盤地図情報を利用できないものか・・・と取り込み方法を思案していた。
やにわに回想。
昔、DOS/V機が国内展開されるチョット前、初めてノートパソコンに256色カラー液晶が搭載されたころに、
MacのデータとDOSのデータの互換性をテストしたのを思い出す。
結局テキストデータと、画像のTIFFファイルしか互換がなかったが、Macで作成した画像がDOS/V機で
表示できたときは、嬉しさのあまり声を上げてしまい、ひんしゅくをかったのを覚えている。
データのコンバートには燃えるというか、萌えてしまう性質なのだ。
このごろ主要道路が工事で大きく変わっているため、簡単に形状変更できるベクトルデータが好ましい。
ベクトルデータとは、いわば線画で図面などのデータ。 対してデジカメ画像などのドット絵はラスターデータ。
アップルのiOSやMacOSシリーズはベクトルベースのOSとなっており、アイコンも伸縮自在で、他のOSと一線を画す。
無駄に精細度の高いレティーナ液晶を用いても、米粒アイコンにならず操作性が低下しないのは、ソノタメ。
これまで、国土地理院から購入した1/25,000地図をスキャンした画像=ラスターデータに、
建設課の道路工事図面=JWCADデータをイラストレータ上で重ねて、ハザードマップ化てしきた経緯があるが、
防災において最新地図データの作成は、私のテーマの一つでもある。
スキャンした紙地図は、最新といえどもデータ版より少し旧いし、細い道路がまびかれ過ぎていて、
今後の津波避難路を指定した地図を作成するには無理があった。
今回のテーマは、さほど高いハードルではなかったらしく、すぐに解決に近いところまで至った。
結論から述べれば、国土地理院の基盤地図情報(GMLデータ)を、アドビ・イラストレータに変換できたのだ。
ネットでは、国土地理院のGMLを高額なGISソフトのシェイプファイル(3Dの地表の膜のようなデータ)に変換してから
ゴニョゴニョゴニョ・・・という処理が必要だったみたいなのだが、私には複雑で再現できなかった。
あるいはGMLのデータをプリンタードライバーでPDFにして、お手軽にイラストレータへ直接とりこんでみたが・・・
荒い変換?で地図がガタガタの線になってしまって、実用にはならなかった。
んで・・・VectorMapMakerというソフトにたどりついて、GMLをDXF=3Dの図面やCGソフトに応用するデータへ変換。
デフォルト設定だと、等高線が25mになってしまったりして、2日ほど悩んだが・・・なんとかクリア。
ベクトルマップメーカーには、等高線を指定するパラメーター設定があるが、設定方法が説明されていないのだ。
とりあえず取り込みは成功。 ここまで来れば、イラストレータで自由に加工できる。
様々な線が切れていて面倒だが、道路や等高線をつなごうとすると・・・違うグループだからつなげないとエラーが出る。
ならば・・・と、全選択してグループ解除してみたところ、問題なくつなげられるようになった。
先に述べたように、このごろ大々的に県道の改修工事が行われており、主要道路が変わっている。
基盤地図に建設課のデータを重ねて 「カナリ」 正確に修正することもできるようになった。
黄色い部分が新しい道路。 JWCADのデータをやはりDXFにしてイラストレータのレイヤーに重畳させてある。
カナリというのは、もともとDXFに変換するときに精度の指定があるらしく、VectorMapMakerの限界なのか、
メモリ容量の限界なのか、アバウトにカクカクした道路など・・・さほどキレイな線になってくれないからだ。
等高線もアバウトで、ところどころ川が等高線を登って降りる・・・ようなところがある。
等高線と川の蛇行が、あんまり合っていない。
ちなみに、VectorMapMakerで天城町内の道路、家屋、等高線つきで変換するときに、一回ではメモリ不足で
南北2分割して実行しなければならなかった。
当初、設定がわからず、標高設定のところの標高メッシュに等高線と同様にチェックを入れてしまい、難儀した。
標高メッシュは、真上から見ると正方形をした立体のメッシュ≒三角X2枚の立体の面を張るデータを加えるもので、
指定した大きさ、例えば10m四方の面がびっしりと地図を埋め尽くすのだ。
できた線図は、無数の面データが入ってしまい膨大なデータ量であったし、開く事は出来ても、
加工しようとするたびにフリーズして作業できなかった。
AMDの3.7GHz6コア入りプロセッサーと、24GBのメモリーを搭載していても、
イラストレータで開くのがやっと・・・だったのだ。
そう、バーチャファイターで一般化したアレ・・・なんといったか・・・ポリサン・・・ポリシー・・・あ、ポリゴンね。
当然、2次元の紙面には不要なデータだ。
しかも、VectorMapMakerで扱える基盤地図情報は、標高の立体データと、街路などの外形データは
別々にダウンロードしないと、等高線が入らない仕様になっていることも難解だった。
別のビューアで開くと、街路などの外形データにも、きちんと等高線が入っているのである。
実は、VectorMapMakerは、すべて立体情報を持ったDXFへ変換することを重視したソフトのようである。
前述の等高線問題は、このソフトが等高線情報を標高データから算出する仕様となっているために起こっていて、
メッシュより細かい地形では矛盾が出てしまうことになる。
加えて
家屋の外形データも立体用にメッシュ変換されており、ところどころ三角の面データが抜けた妙な形の家屋が散在、
修正にはいささか時間を要した。 同様に河川も面データ化されていて、一本にまとめるのに時間を要す。
幸い、等高線や河川、家屋など細かくレイヤー分けされた状態を保持してコンバートされるため、
レイヤーごとにロックをかけて作業すれば、他の要素を選択したり、不意に変形せずに済み・・・作業はスムーズ。
ともあれ
VectorMapMakerのお陰で、国土地理院の地図情報を手軽に入手、加工できるようになった事は、大きな前進だ。
ちなみに小さな地図画像を個人のブログ等に掲載したり、社内文書で利用するぶんには、許可申請は不要である。
要不要に関わらず、天城町で最新の地図を作成するのは、今のところ私しかいない。
さっそく影響がありそうな、商工水産観光課と社会教育課へデータを渡しておいた。
県へ企画書を提出するとき、とかく3種の地図を要求されるようなので、ベクトルデータなら、どのようにも。
無論、イラストレータだけではフツーのパソコンでは見えないから、PDFも作成しておいた。
便利な時代になったもので、PDFでもイラストレータで編集する機能を残せるようになっているのだ。
担当者が間違えてPDFを業者に渡しても、編集が可能なように図っておいた。
念のため、イラストレータのバージョンも最新版でなくCS4とやや旧めにしてからPDF化してある。
バカ高いアドビのバージョンアップをできるような業者はひとにぎりだから。
ちなみに、私個人が所有するイラストレータは6世代前のものである。
ちなみにちなみに、イラストレータのバージョンアップは1世代前までである。
ちなみにちなみにちなみに、バージョンアップ価格は毎回2万5千円くらいである。
ちなみにちなみにちなみにちなみに、イラストレータの価格は7万円前後。
このごろ流行りのクラウド仕様のクリエイチブクラウド=イラストレータCCだと、年間契約が2万7千円もする。
ソフト業界は儲からないサイクルに入っているようで・・・買取でなく時間請求するキャバクラみたいになっている。
キャバクラは選択肢があるのだが、ソフトは強引すぎるような気がするよね゛〜。(涙)
使わない機能ばかり追加したソフトの利用料を、毎年請求されても困る。
ちょっとしたスクープである。
6年間観察してきて、おととい初めてクロツラヘラサギの声を聞いた。
口を開かずに喉をやや膨らませ、くぐもった声でクーというかコーというか、カラスがダンボールの中で鳴いているという感じ。
サイバーショットは防水仕様だから、いまいち印象が違うが・・・録音(録画)もしてある。
ネット上には、違う声の表現があるが・・・実際にこうしてサエズリ?しているポーズまでは知られていないようだし、
実際には思わず声を出したのがほとんどで、鳴きたいから鳴いたシーンを見てはいないようだ。
ニンゲンで表現すれば・・・鼻歌や独り言なのか、カラオケで盛大に歌うのか・・・の違い。