島の常識は無常識か

 


 

世間の風潮

 

島は町長、町議選だが、後出しで無駄に増えた。

自慰眠党は、おそらくこれから先40年間に原子力業界へタレ流す予算の法的措置を決定したいのだろう。

消費増税なんて、ただの目くらましだ。 今後、原子力に費やされる資金はそんなチッポケではない。

問題は・・・支持したい政党が見当たらない・・・ことだ。

そもそも、政党助成金はカットにしてもらいたい。

これこそが現代の資本主権を明解にしている。 格差を助長する仕組みには事欠かないな、我が国も。

 

ナンカコ〜、視たい番組が無いとき、ムーミンを眺めていると意味不明なキャラ設定の葛藤が和らぎ、

やがて心中で肯定されていく・・・ような顛末を狙っているのだろう。

父が裸のバディーにシルクハットで紳士のたしなみ・・・もハチャメチャだが、母など裸エプロンだ。

 

他方で

ひた隠しにしてきた年金は破綻が間近になっており、貯蓄がポン人の心の支えだったのがフイになり

国家転覆が近いのも事実だ。 そこを黙って政権の延命を図ろうとするのもイカガナモノカ。

一度ポン人は死にかけたほうが、より強靭な生活を得られるのではなかろうか・・・と想う。

 

ところで

流行語大賞の候補が挙げられている。 んが・・・ほとんどテレビネタじゃないか。

ポン人はどんだけテレビが好きなのだろう。 人生ほとんど受身な民族・・・を象徴した現象でもある。

いささか情けないような、平和でのぽぽんとして微笑ましいような。

 


 

演習にやってきた自衛官と話した。

島人(しまんちゅ)と交わったわけでないが・・・カルチャーショックは多々あると語っていた。

なにしろ道が狭い。 仕方ない、北海道からの部隊だし。 路駐が多い、二重駐車もままある。

部隊の練習が体感するのは、訓練中の走行についてが専らだ。

それと、やはり若妻が連れている子らの多さ・・・も。 とかく30代なら三児はフツーである。

 

私見だが、とかくバカで純情で甲斐性のない島人の男子を用いて繁殖しておくことが美徳・・・

みたいな風潮が、島の女子にはあるように感じられる。

とにかく、お茶くみを嫌がるようなチッポケな根性では、島の女子は務まらぬ。

島人の女子にとって優しさは美徳であり道具であり、けして甘ったるい生活とは違う意識だ。

単純なオスの精神構造を利活用する、クールな手法であることは、ひしひしと感じられる社会。 

あんまり女子が優しいのだから・・・なんぼ鈍い私でも認識できる。

しかも、子が巣立ったあと、バカオスと別れて気楽に暮らす母は多い。

 

さて

これまでも述べてきたが、徳之島の交通事情は野放しの痴呆状態に近い。

ただし、信号は一応・・・守られている。 とはいえ、ウィンカーの使用率はカナリ低い。

 

島と内地の違いは人口密度よりも、産業構造にある。

島はともかくロクでもないサトウキビ農業が全盛だ。 ホッタラカシ農法といってもいい堕落した農業だ。

薬剤を投入し、テキトーに栽培して補助金に頼る農法。 とてもではないが自立は遠い。

問題は農法ではなく、それが当然と考えていることだ。

子供らが登下校するのに・・・そこらに除草剤をまき倒すのが常識である。

 

それはさておき、主要道の県道意外では、里道(りどう)=人家のそばの要路のほかは、ほぼ農道だ。

農道はトラクターやケートラが無法に走ってよいし、駐車もOKな地域・・・に、ごく近い認識である。

当然、その意識は主要道にも反映され、もっとも太い県道にもトラクターが爆走し面倒くさい。

あるいは、牧草をどっさり積み、撒き散らしながらユルユル走るケートラなども微笑ましい?

 

無論、自分ちの畑には、夕暮れに飲んだビール缶を放置してよい。

ともかく、ゴミに関してはまったく意識がない。 その辺にすぐ放置するのが島社会。

若手よりもジジババにその傾向があることが、社会を牽引してしまっている。

ビールといっても貧乏だから、淡麗生の缶である。 島の所得は、たいがい200万いかない。

支えあいや、もたれあいがなければ生きていけない、助け合うことが当然な社会でもある。

 

ちなみに

私はフルーティな香りのアサヒビール系統が好きである。 トマジューをブレンドしたレッドアイにも合う。

 

隊員が気づいたかどうかわからぬが、島でポン酒を飲むと、まったく美味しくない。

おそらく、空気のニオイが違い、ポン酒の香りと合わないのではないか・・・と感じている。

伊勢に帰るとフツーに美味いが、同じ酒を我が家で飲むとダメダメだ。

 

確かに

島は空気が澄んでいる。 反面、牛舎からのウンコの香ばしさは半端でない。

熟したツーンとする香ばしい牛糞臭は、なんともいえず不快さがある。

我が家の30mほど先に牛舎があり、風のないときや、南風のときには発酵した?糞尿臭に襲われる。

集落内に牛舎を設けることは禁じ手だが、無常識にも自分の家に設けることについては手出し不能という。

 

しかも

排泄物と体臭はほとんどイコールであり、牛糞に慣れると、牛肉臭はあんまり心地よくはない。

島人は慣れきっていて、割り切れるようだが・・・私はそうもならぬ。

ヤギも同様だし、ヤギ臭の延長が牛肉臭だとも気づいてしまってからは、もっとヤヤコシイ情況だ。

 

条例で、闘牛の散歩で落とす排泄物は、放置禁止となったが、おかまいなし。 文字通りクソッタレだ。

道路に汚物がボテボテと散乱している様を見慣れて育つ子らの心理には、はかり知れぬものがある。

ともかく糞尿などの現物や臭気が、日常にあふれていて麻痺している。

 

島の金銭感覚は、非情にもまずしさを反映し尽くしている。 限度は3,000円。

お祝い、お悔やみ、各種の宴会、イベント参加費などなど。

私がナイトツアーの参加費を3,000円に設定したのはそのためだった。

それでも高いという貧乏人は多い。 ただ案内するだけだと考えているようだ。

高いガソリン代に加え、下見して落石や倒木を除去する作業を想像するような感性は、島人には皆無だ。 

見通すとか、反省するというコトバはほとんど存在していない。 実力は別として・・・常に出たとこ勝負。

笑っちゃうような社会通念だが、それでも生活は続けられている。

 

過日、停止線に駐車して、女性がステテテテテテと去っていった。

ハザードが点灯された車内には、残された人物も居り、どうやら尋常でない様子ではあるものの、

交差点の先には役場へつながる、より広い道があるし、ここは平土野港からの大型トレーラーが通用する。

 

文具店に向かって走り去ったから、ひょっとするとシャーペンの芯がなくなるとヤバイ病に侵された同乗者が?

 

もっとも大型車が往来する、県道の交差点に車を放置できてしまう精神構造・・・

くれぐれも理解したくも無いような通年?が、社会に満ち満ちている。

ツッコミようがないほど、通年のベースが違いすぎている。

良心は欠如しておらず、動物的純粋に自己中心なだけだ。

わかりやすい反面、御しづらい。 というか、法も通用せぬから、御する手段が無い。

 

このごろ、無常識に慣れてきた私自信が、いささか怖くなることがある。

 

役場からは、内地からやってくるオエライサンを明日案内して欲しい・・・と電話がかかることも多いし、

窮極には9:30からお願いしたいんだけど・・・と9:36に連絡してくることもある。 いろんな意味で過ぎている。

島人はメモを取るなんてことは、まずアリエナイ。 だから会合などの連絡は2週間くらいと、2日くらい前に必須。

思いつきで呼び出されることもママある。 このごろはヤナ予感がしたときは電話をオフしておくことに。(笑)

 

ユルさについてツッコミがない社会、暮らしやすいような、ビミョ〜なような。

これから選挙、こちらもビミョ〜だ。

 

ところで

冒頭写真にもあるジープの後継車、新73式のボンネットには、エアインテークがついているのに気づいた。

おかしい・・・トラック風情に過給機が???

実は、ついているのだそうな。 新73式はパジェロがベースとなっている。

高速道路を走行したりするので必要・・・というが、全てのパジェロにターボが設定されているわけでなかろう。

重くなったぶんを、ターボパワーでなんとかする設計なのだろうか。

リッター3キロくらいと、かなり厳しいそうだ。 悪路を過積載で走行できる仕様・・・かもしれない。

 

世界は広い。

さまざまな常識がある。 島の無常識などカワイイもんだ。


ではまた