何度も・・・初釣り
巷の話題
川崎ではエロハタチが逃走、冷凍食品から農薬、武蔵小杉でエスカレーターが反逆。
今年もニュースにことかかぬ。
ま〜今年からインフレ傾向が強くなりそうだから、私の貯金も目減りする一方である。
消費税も上がるというし・・・私の命が削られていくような気がするんだけれど。
ラスベガスでCEショーが始まった。 あんまり夢のないショーになっている。
というのも・・・やたら派手なキムチ、チャン陣営は、ただの後追いか、延長線上の商品しかないからだ。
誰かのアイデアをパクッてしまっただけなので、感動がない。 象徴的なデジカメが発表された。
デザインは富士フィルム風、機能はパナとソニー風。 シリーズは前からあるが、レンズがほとんどなかった。
メモリー製造の東芝がデジカメから撤退したように、サムスンも光学系が無理で、スマホのように部品を組み合わせ
アッセンブリでナントカなる商品ではないからだ。
機能的には満たせるかもしれぬが、コレでなければ!という魅力がない。
スマホにも画質が要求されるようになり、設備投資型の工場経営ではレンズ製造が苦しくなっている。
そういった意味では、ソニーやパナはわりと奮闘しているし、双方ともCMOSセンサーと光学系でも頑張っている。
といっても、内製しているワケではなさそうだが、ノウハウは持っているよう。
ところで、
本日午前から体がとてもダルくなり、午後には軽い間接痛とともに体中の力が入らなくなり発熱。
夜半には38度になり、明日の朝には快方に向かってしまった。 咳も鼻水も腹痛もないままに。
五十肩と釣行で?疲労が重なって、免疫力が落ちているのかもしれないし、低体温も重なっているかもしれぬ。
今年は何度、初釣りに行ったことか・・・ やっと漁獲できたのは、きのうのこと。
しかも、11時59分、真昼のことだ。 ほぼ一ヶ月ぶりの刺身にありついた。
観光ガイドのボランティアとか、トシガイもなく無駄に山登りとかよりは、害がなかろうか。
ノッコミと呼べるかどうか別として、これから春にかけて、荒食いするシーズンに入っている。
もともと島のチヌは年がら年中、浅瀬に入って捕食しているから、ノッコミには当たらないかもしれない。
チヌやメジナ釣りなんて・・・仕事以外に活躍する場がないから磯に立つ的な、ジジイ根性の慰みごとである。
観光ガイドのボランティアとか、トシガイもなく無駄に勇ましい山登りとかよりは、害がない。
私がチマチマ愉しんでいるのは、そのような悲哀に満ちた趣などもないガキの遊び、
バスフィッシング然としたお遊びである。
プレイスタイルとしては、フロリダとかでやっているサイトフィッシングと同様なイメージだが
そんな大それた、無駄に油をたいて舟で走り回るようなマネもしないので、とても地味である。
きのう11時、五十肩が痛すぎてマウスが持ちきれず、役場の仕事を切り上げて、町の総合運動公園へ。
鳥の観察ではオナジミとなりつつあり、ソッチでは常連である。
最初は釣れなくて恥ずかしいからコソコソやっていたが、今はもうフツーになってしまった。
そのキッカケはダジャレであったような気がする。
一夕 X ( 鳥 + 釣 ) いわずと知れた、イッセキニチョウである。 我ながら、上出来なシャレだと思う。
一流の鳥類観察ポイント+三流釣り場が一度に愉しめる。
11時すぎ、いつものように体育館裏にあるトリトリデッキの駐車場で準備を開始。
すると・・・月曜閉館のため、教育委員会が総出で、成人式の片付けにやってきており、とんだ新年の挨拶に。
で、私の両側には職員さんがズラリと並んで見物・・・という羽目に。
課長補佐はコソッと、タックルをそろえるのに、いくらかかるかとたずねてきたりした。
シマンチュはとても遊び心には前向きなので、こうした愉快なテイタラクになってしまうのである。
昼が近づいてきて、やっと職員らが帰ったと思ったら、軽トラがやってきた。 今度は教育長であった。
どんだけ遊び心あふれとるねん!!! といった展開になってしまった。
教育長は、社交辞令の頑張ってください・・・を残して、すんなり昼食へ。
今日から小潮、だが不思議と午前の潮位が高く、イノーが海水で満たされる。
この時期、夜の引き潮が大きくなる反動で、午前の満潮が高くなるらしい。
低緯度だから月の起潮力(≒重力)が働きやすいのかもしれない。
しかも南西諸島は潮のタイミングが遅く、大潮満潮が夜明けより後になるため、内地よりずっと釣り易い。
きのうのデータを比較すると、
伊豆大島の岡田では午前9時ごろ満潮、潮位130センチあまり、
島は11時半ごろ、170センチくらい・・・かなり異なっている。
まだまだ内地の感覚で釣り場をとらえがちで、思い込みを防止する意味で、毎日潮位をチェックしている。
また、イノーの特徴は、干潟が埋め立てられ護岸が完成された環境と違い、ポイントが全域ということだ。
河川の流れ込みなどを探る・・・ということが無意味ではないが、待ちの釣りでは掛け難いことがわかってきた。
つまり見釣り。 居るところへ投げて釣る。 最も効率がよろしい。
満潮になると、一斉に出てくるエビカニ、この時期になると茂ってくるアオサ(ヒトエグサ)の岩が沈む。
クロダイの類は雑食性だから、わりとバリエーションに富んだというか、バランスの取れた食事をしていたりする。
つまり、急深でエサ場が限定された内地の河川や沿岸のように、限られた場所だけに集まることが少ない。
強いて言えば、アオサのついた平たい岩のあたりをブラつくチヌは、可能性が高いかもしれない程度。
だが、アオサのついた岩はたくさんあるし、10センチより小さいくらいのボラの群れに着いていることもある。
30センチくらいになるまでは、結構群れている・・・
それもこれも、浅瀬で簡単に見えてしまうから、ちょっと眺めればわかること。 鳥観察の序とかに。
ただ、ルアーを食うかは別。
さて、ちょっと引っ張る。
このごろのバラエティ番組になれた方々なら、5分くらいのCMにも耐えられるようなので。(笑)
元旦から、ほとんど欠かさずに釣りに出掛けている。
今年の初釣果はメッキだった。 チヌが食うはずの名をもつチヌークを追うのは、メッキやダツばかり。
北西風が強いことが多かったので、風裏になる花徳(けどく)で、さらに人のいない浅い浜を狙った結果。
チヌは浅いことがネックにはならないと思ったのだけれど、ここのチヌは薄そうである。 実は急深だし。
北隣の山(さん)漁港はチヌの名所なので、可能性はゼロではないと思うが。
ようやく風がおさまったかと思ったら、友人が無意味に植えたヒルギから種が広がり、生えた幼木に掛かった。
ヒルギの猛威を全く知ることなく、熱心に植えたと自慢していた。 何重にも哀しい友人である。
植える当時には、とっくに沖縄の漫湖で猛威を振るっていた移植ヒルギのことを、知らなかったのは
間抜けとしか言いようがないし、無責任でしかないからだ。
初代ズル引きコーンの針にウキゴム2コをつけて、はさみ風味を増した特製だったから怒り心頭に発した。
いろんなことに、メラメラと腹立ちが止まらなくなってしまい、そこらにあるヒルギを手当たり次第抜くことにした。
もちろん、皮切りはズル引きコーンを引っかけたやつだ。 抜きやすい幼木のみ、50本くらい抜いたろうか。
何万本もあるから、焼け石に水だが、このままイノーにヒルギが増えるのも気に食わない。
空港に支障のない場所のは誰も手をつけないから、いつか引っこ抜いてやりたいと思っていたのだ。
松原漁港へ行ったり、山漁港へ行ったりしてみたが、魚影は見られず。
そんなこんなで、結局地元で釣るのが手軽ということがわかった。
閑話休題
最初に職員達と一緒に見つめるハメになってしまった、いつもの北向きのイノー。
このところ、あまりエサがいない場所というか、ボラの稚魚を追ってうろつく場所だから、ボラとチヌの気分次第。
一時間に一匹回るかどうか・・・が続いていたから、教育長から社交辞令のお言葉をいただいた後、空港を望む西側へ。
私の嫌いな人工物だらけ、釣り場としては最低な見晴らしだが、ここらが私の仕事場兼遊び場になっている。
実に何の特徴もない、単調な場所なので、画像を大きくしないと意味がわからないほどだ。
50〜70センチほどのメヒルギの幼木が散在しているだけの場所。 北側よりやや深く、水位が低めでも釣れる。
が・・・濁りが強めで、回遊が見えないことが多い。 この朝は格別に静かな朝で、泥は立たなかった。
この右手15mほどのところで最初のチヌが、ボケっぽいカサゴルアーをちょいとくわえた。
盆に松阪で購入しておいた、ボケ(=アナジャコ)そっくりのもの。 私も柔らかくなったな〜いろんな意味で。
こいつの食いが悪いのは、どうもジグヘッドのホワイトが災いしているらしく、明るいところではマイナス要因か。
ピーカンのもとでは、鉛色の方が腑が入っているように見えるのだろう。
このジグヘッドはフックが太く、位置が程よく後ろなので、チヌの口が糸に触れにくいから仕方なく使っている。
で、さっきのよりちょっと大型のチヌがヒルギの間を泳いでいたので、慎重にキャスト。
さすがに9.6フィートもあると、シビアなコントロールは無理で、2mくらい沖に着水。 左腕にしては上出来だ。
見釣りのよさはここから。 チヌが発見するまで、中層をヒラヒラ泳がせ、チヌが気付いてダッシュしたら着底させる。
そこからはいつもどおり、ゴソゴソ移動するエビ類に豹変させるのだ。 すると、あっけないほどパックリと。
モヤモヤもんもんしながら探る楽しみなどない、2、3投で判断できるし今回などはイッパツで、味気ないこと至極。
思わぬドラグの出に、想定より大きいことを覚っていたが・・・タモ入れしたとき、ズシリと五十肩にのしかかる感じで
キロオーバーであることは痛く確信できた。 ひとはそれを・・・痛感と呼ぶのかもしれない。 Mには嬉しい語感。
竿とタモしか持って歩いていなかったので、トリトリデッキの車のところへ戻って撮影&計量してみたり。
43センチ、1.6キロ。 初漁獲にしては上々である。 タモのニオイもフツーの生臭さで、カニ臭はない。
今は亡き、長尺のトラウトロッドにやや大柄な旧式バイオマスター4000番にソフトルアー・・・あり合わせのタックルだ。
ダイコーのトラウトロッドは、シリーズごと姿を消してしまっている貴重品でもある。
なんかイイヤツに買い換えたいが、釣れるなら問題ないか。 PEラインとの相性が悪く、トラブルが多発しているけれど。
それに江戸時代から見たら、とんでもない魔法の道具。
そろそろ、内地のようにカッコよくポッパーで釣ってみたいものだが、浅いためか、なかなか興味を示さない。
胃の腑に入っていたのはアオサとヤマトオサガニ。
とてもバランスのいい食べっぷり。 ニンゲンサマばかりが飽食だと信じてきたが、イノーのチヌは結構飽食だ。
天然に、エサが多すぎる。
カモたちもアオサを好んで食べるし、もちろんシマンチュもだ。
私は味の無い、細切れ100m巻き安物ラップのようなところが苦手で、近所の美人妻からもらったが半分は冷凍のまま。
アサクサノリは20m巻きサランラップよりやや厚みがあり味もあるから、どうにも味の無いアオサは調理に困るのだ。
こうして観る限りでは、栄養価は高いのかもしれない。
夕飯はご馳走になった。
まずは酒の肴に、真子を炊いてみることに。 ネットで調べた方法を参考に、甘辛いタレで煮付ける。
ニオイ消しには、刻みショウガと白ネギの青いところを入れてみた。
こうして鍋を傾けて炊くと、タレは少なくて済む。 グツグツしないようにジワジワ10分くらい。
途中、壊れない頃合で一口サイズに切り、味を含ませやすくして更に炊いて仕上げる。
コレをいただきながら、サクに卸し、ダイコンを刻み、刺身を引いていく。 なんという至福のひととき・・・
これが正月なら、なお好かったのになぁ。
臭みもなく、身がしまって脂が乗り、しばらく口の中に旨味がのこる味わい深い刺身。
あんまりたくさんあって、飽きそうだったので、マヨじょうゆで食べてみたり。
キューピーカロリーハーフを高千穂牧場ナチュラルヨーグルトで割り、丸大豆しょうゆを加えた柔らかいマヨじょうゆ。
ヨーグルトは、ヨーグルッペのメーカーが出しているもので、食べる用とマヨ割り用双方で使用できるスグレモノ。
マヨを割るときは、クセのないヨーグルトが必要になる。 ヨーグルト単体としては、ややマイルドすぎかもしれない。
いつもは、マヨ+ヨーグルト+リンゴ酢+あらびきコショウでドレッシングをこさえるのに用いている。
シメは茶漬けでなく、ネコマンマになってしまった。
真子と潮汁のネコマンマ。 脂ノリノリなのがわかると思う。 味はまーまーだけれど、気分は最高に美味かった。
米の飯と真子の歯ごたえのバランスが難しいようだ。 成長した、大粒の真子で再チャレンジが必要になった。
それとネギに加えて、フルゥ(ニンニクの新芽)を少々加えれば、島らしい野趣深い味わいになるに違いない。
一段と勝手三昧な日々になってきたが・・・仕事がないときには、実入りのある釣りが一番だ。
なにしろ島では美味い鮮魚は手に入らないことだし。
そうそう、今回のことでやや確信に近づいていることだが、この時節には大型ほど食いがいい。
おそらく、大きな卵を養うためだろう。 形がいいほど、卵の容積比が増えるような気がする。
それを裏付ける事柄としては、性転換がある。 転換して時間が経つほど卵巣が大きくなるのかもしれない。
ところで、エビメタルという、エギザイル並みのダジャレ風味あふれるルアーがあるらしい。
5〜7グラムくらいのメタルバイブレーションがあれば、改造してイノーでも使えそう。
重すぎるとなれば、松原漁港のミオスジや湾屋川の深場を探るのに使えそう。
釣れると妄想が暴走・・・これだから、釣りはやめられない。