珍しい鳥

 


世間話を少々

 

今年最強、最凶の台風がフィリピンを襲った。 一時、900hPaを切るほど発達したのだ。

南西諸島の我らにとり、明日は我が身・・・さすがに無駄に陽気なシマンチュらの表情も、明るくない。

それとは別に・・・被災地を救うという大儀を得て、メリケンが堂々と南シナ海へ海軍を展開してきた。

なかなかタイムリーな台風でもあった。

道路が瓦礫で使い物にならない今こそ、広範囲に物資を運べるのはオスプレイだろう。

 

T田議員が危機に陥っている。

島では闘牛をはじめ賭け事が盛んで、町長選やら議員選の得票数などでも賭けが動く。

そういった意味でもイロイロあったのかもしれない。

ただ、もともと財力のある自慰眠党(≒民腫も含め)などと違い、地方議員らは今も間違いなく苦戦しているのは

やはり金で全てが動いている・・・ということを証明しているのだから、あんまり無茶なツッコミはやめたほうが吉。

それでなくても不安定な国民感情を、さかなでする必要も無かろう。

 

しかし、なぜか元首相と呼ばれる一部の変人が、無駄に突っ走る傾向にあるのは・・・

どこぞの総理が再選されちまったことによるところが大きいのだろう。

ぼろぼろになったポン国内をこさえた原因物体のくせに、エラソウになにをタワケたことを。

あの醜態や虚言が先輩風とでも思っているのだろうか? 噴飯どころか脱糞ものだ。

 

ま゛〜 レスラーは仕方ないよ、延髄が判断しているから。 

もともと考えたわけではないし、条件反射だったのだから、理責めにしても意味を為さない。

 

ついでに政治ネタだが、となりの南キムチの大統領とやら・・・ にわか政権の、女性大臣みたいな振る舞い。

主婦の延長ヒステリーなのか・・・アレは。

焼肉も、工業の営み方も、歌謡もソックリ真似た挙句に、逆切れか?!

よほど理想の無い首長の主張・・・とダジャレも花が咲いてしまう。

チャンと同じ志向とは、なかなか大陸的といえなくもない。

そろそろサムスンなど設備投資主体の振興企業の行き詰まりが、政治のイラつきとなって顕現したのだ。

インスタントな、ヘッドハント&使い捨てにも限界がある。

 

このままでは、良心不在の大陸側思考だから、ポン国内より深刻な不振に陥るだろう。

だれかを虐げて、100円で売れるものをこさえる・・・ような哀しい社会を脱するのは、我が国だと信じている。

 

そういえば

我が家にも健康食品の電話がかかってきた。 よほど困窮し、貧乏しているコクミンがいるのだろう。

他人をだましてでも、自分の子を育てたい、美味しい料理を食いたい・・・ような。

寒い時代だねぇ・・・

 

島では、カーブミラーを盗んで家族で焼肉を楽しみ、ラッピングサイレージされた干草を盗んで育てた子牛や、

風除けネットを盗んで栽培したバレイショで利益を上げ、子や孫に小遣いを渡すよな土地柄だから

我らポン人の道徳も失われ、そろそろ他国並みに殺伐とすることで、強くなった?のかもしれない。

アナタはジャイアンになりたいか、あるいはスネオが好きか?

 

いやまったく関係ないし、ど〜でもい〜ことなのだろうけれど・・・ビスコって変わったなぁ・・・

両親が送ってくれた仕送りの箱にビスコがしのばせてあったのだが、ずいぶん違ったビスコである。

ビスコはビスケットだからビスコだったはずだが、ビスケットでなくココナッツサブレ風になっていた。

どうやら、新たな味が加わって、胚芽入りビスコなのだそうだ。

しかも2つ入り包装になっているのだが、2つで44キロカロリー・・・つまり、ご飯かるく一杯の半分以上。

おふくろ様がコレを好んで間食しているとなると、厄介なことである。

 

最後に、フクシマへ国費を投じる・・・というのは無茶で無駄な話以外の何ものでもない。

その証拠が、これまで最悪だったチェルノブイリですら、コンクリ詰めにただけで、解体はしてない。

なのに、国会の連中は専門家に判断させたい・・・と痴呆老人のような責任転嫁を平然と述べている。

あれほど壊れきった原子炉を解体した経験のある専門家など・・・太陽系にはいないのだ。

国費の浪費が許されるほど、経済が豊かではないことを、国会は認識していないらしい。

超貧乏になったことで、そのあたりの判断基準のズレに気付かされる、このごろである。

 


 

今頃になって、日焼けしたと浅黒いはずの島人に言われる。

いろんな意味で、ヤケになってみた。 だから、焼けているのかヤケなのか・・・よ〜わからん図になった。

気付かなかったが、あの鳥がやってきて、観察してばかりいるからソウなったのである。

南国に居ると、ジリジリしない秋の傾いた日差しは、おそらく内地の9月ごろの陽光だろうから、やはり強め。

しかも傾いいているから、帽子で防止できない・・・(昭和の約束)

 

島に来て初めて、オニアジサシがやってきた。

それもそのはず・・・家具屋のF本さんの記録によると、平成16年以来というから、10年ぶりの珍客である。

F本さんは、一見家具屋兼コンビニ経営者だが・・・実はイロイロ才のある方なのだ。

 

通常なら、ふらりどこかへ再び旅立ったり、島内でも移動先が遠かったりするようだが、

地元のイノーは南北2キロが見渡せるので、居場所をすぐ探せる点で有利なのだろう。

なにしろカラス並みの大きさだから見つけやすいこともある。 あのガセを食べたあとやってきて、もう一週間。

複数羽を目撃するだけでも希な体験なのに、一週間も続けて観察できるなど・・・奇跡に近い。

 

んま゛〜 希少な体験とはいえ、釣りしーしーではある。

竿の向こうにある、小さな岩に休むのがオニアジサシ。

 

都合よくズームしてみると・・・こんな感じ。

カラスくらいある、大柄なアジサシ。 国内で見られるアジサシで最大だそうだ。

おかげで500m先でも、肉眼で視認できるから探しやすい。

 

ちなみに、釣れてくるのは風になびくようなメッキである。

カスミアジだった。 浅いが風があるため、ホームセンター・ニシムタで安売りしていたジグを使ってみた。

 

次の日、不思議と2羽になっていた。

複数羽で見られるのは、希少な上にもマレな出来事であるという。

2羽になったのでなく、最初から2羽だったが、あまりにオトナでベタベタしない、ツレション禁止な関係だから

2羽でいないところを前日観察したのかもしれない。 そのくらい、この2羽は同種という以外の関連性が薄い。

 

アナタもおそらく、そうだろうけれど・・・マレといわれても・・・ナニが?だろう。

私もそうだ、目の前にフツーに居座られたら、これがマレなのか?と思ってしまう。

 

南米を除く各大陸で繁殖しているようであるが・・・世界中に広く薄くいるようで・・・いわゆる私の頭のような。

ウスゲは多々あれど、私の頭のようなビミョ〜なウスゲは私だけ・・・みたいなものか。

 

希少にもいろいろあって、絶対数が少ないもの、極端に移動しないので移動が珍しいもの、

そもそもどこでも薄い分布なので希少っぽいもの・・・希少もウスゲもそれぞれに珍しいのだ。

 

ともあれ、2羽になると誰しも・・・夫婦か?とたずねる・・・どんだけ頭の中がエロエロなんや!?

ポン人も、ブラジル人も、チャン人もエロさは変わらないのだが、どんだけ理性的にムッツリでいられるか

なだけであって、繁殖意識が低下しているわけではない。

ただ・・・エロさは平等だが、エロさと他の欲求の強さがどれほど拮抗できるか・・・が先進国か途上国かの

差なのだろう。 エロ意識を凌ぐほどの物欲が満ち満ちている、ポン国内。

私もソッチへ流されたのかもしれないな・・・

 

同種で集まることは、天敵を避けたり魚の居場所を知るなど、都合がいいだけで、

繁殖期以外に夫婦で居ることは、さしたる利点は無かったり、

むしろそれにしばられ、絆のために互いの足を引いて命を落とすことにもなりかねない。

 

閑話休題

 

鳥類は、天敵から身を守るのに同じサイズで集まるのだ。

スズメの天敵と、ハクチョウの天敵は、大きさが違うから・・・といえばわかるだろうか?

左から、オオソリハシシギ、セイタカシギ、ホウロクシギ、チュウシャクシギの等間隔。

三番目のホウロクシギがオカシイやろっ! とツッコミ入れるアンタは鋭い!

これにはイキサツがあって、当初は左のオオソリハシシギとホウロクシギから始まったグループで、

しかも大柄なホウロクシギは、他の中柄なシギたちにとっては頼れる存在なのだ。

盾として・・・

 

無駄に格好のいいダイブを見せる。

巨体のわりに、勇ましい急降下でアジサシ=鯵刺しの名に恥じぬ行動だ。

 

が・・・イノーの魚たちは、水深40センチ未満で活発になるから、直前で腰がひけるようで

非常に打率の悪い漁になりがち。

 

1羽は技前が確かで、あっという間に呑み込めるギリギリな25センチほどのボラを捕獲するが、

もう1羽はほとんど捕れないから、飛び回る・・・

この2羽をカップルと観るのは、とても難しい理由があるのだ。

 

アジサシのたぐいは、ヒラヒラしてユルい飛び方に見えるが・・・意外に速い。

沖縄ではなかなか4、50mより接近してくれないというが、島では20m以内を1日2度くらい体験できる。

(ノートリミング)

だからといって、見事に撮影できたりしない。 ワキのニオイがしそうなほどの画像だが収まりが悪い。

三下カメラ、EOS7Dフゼイでは追尾できないから、たまたま・・・このくらいが精一杯だ。

 

置きピンでもいいのだが・・・やはり様々な表情を撮影したいので、追尾したいのが人情だ。

 

島の空を飛んでいる実感を記録しておきたいのだ。

背景がナンもない・・・では意味がないから、こうして山などを入れ込みたいわけだが、

そうすると三下カメラは、すぐに背景へピントを持っていこうとする。 つまりは易きに流れるワケだ。

そのあたりのシビアなチューニングが、三下7Dにはできぬのだ。

やはりイメージモンスターというのは、ただの画素数のが多いだけのモンスターだな。

 

こうした背景が近いカットも、ラクラク狙えるのがEOS1Dシリーズだ。

ニコンなら中級クラスでできる芸当だが・・・キヤノンでは50万以上出さないとできなくなった。

5Dマーク3はノロマで役に立たない。 F1とか曲芸ジェット機、サッカー程度ならOKだろうけれど。

 

金をかけりゃイイ写真撮れる・・・なんてのは好かぬが、とりあえず手持ちの1Dマーク3で楽しんでいる。

 

本来なら、明日にも居なくなるような旅ガラス・・・ならぬ旅アジサシだが、明日もおそらく居るだろうから

明日はまたちがうことを試す余裕がある。

 

後日談にはなるが、11/17に中央公民館の依頼で催したバードウォッチング教室にも、

サービス満点の振舞いをみせてくれたオニアジサシ2羽だった。

自分が手がけたトリトリデッキで、オニアジサシを観られるバードウォッチングを開催するとは・・・

本来なら在り得ないほどの幸運で、喜びあふれるはずが、なぜか冷めている私が意外だ。

 

何がひっかかっているのだろう・・・ 仕事か・・・ 未来か? それとも、思ったようにできぬ釣りか。

ともかく、生物の密度が高い島の生活、動物観察する身としては、この上なく幸せるはずなのに。


ではまた