10月に泳ぐ
世間話では
消費税の話題で持ちきりである。
あまりに消費税に反発する国民感情・・・ 国民はバカなんだから、もっとキチンと説明すべきだ。
消費税増税をなしにして、将来の年金をナシにするかどうか、ハッキリと問うべきだ。
そうすると、年金を払ってもらえないので、グレーにして年金問題を先送りした。
正直なところ、今私たち払っている年金は、戻ってこない確立は98%以上である。
激烈な自然災害が増えて、税金の使途が増えていくことは目に見えている。
だが、現政権は自慰眠するスタイルなので、目の前のことに対策した自慰行為で満足してしまう。
汚染水どころか、これから将来・・・激烈な自然災害にさらされることを想定していない。
ポン人は、客観性がないぶん、バカだからどうしても租税や年金に対して欲張りであり、
どちらも当然あるものだと信じている。 だが、今の人口構成では破綻すること100%である。
私は、来年から年金の支払いはカットしようと念じている。 意味がないのだ。
今の生活が成り立たないのに、ありもしない将来の年金に投資できないのは当然のことだ。
ワーキングプアなんて、上から目線の姿勢が、そもそも過去のキンタマ世代の悪癖の顕れである。
若い労働者はキンノタマゴ・・・の世代には、今後の社会についてわからんことが山ほど在る。
それらが長生きするだけ、社会に負担が増えていく。 無論、キンタマ世代が国の高い位置におわす。
働くことが是とされてきたが、無駄に働いてきたために得てきた歪みを理解できない社会になった。
欲が深かったことと、働くことの意味を知らないままに、無心に働いたことが導いた地獄が待つ。
サービス残業はあたりまえ、子育て窮境を疎み、公共事業になおも期待する無駄な姿勢・・・
そもそも、何の、ダレのためだ???
子育てに参加しない、逃げのオッサンらが築いた哀しい社会ではないか?
もともと自然とは、哀しい世界なのである。
そもそもアンタが信じるアンタしかできない仕事は、ホントに実在しているか?
アンタがしなければ、世の中がひっくり返るのか?
そのような事柄は、現世に存在していないし、幻想である。
アンタが明日、不運な事故で死んだところで、社会はなんともない。
だれもオンリーワンもナンバーワンにもなりたいわけでなく、ただ生きながらえたいだけだ。
なぜなら目立つと天敵に狙われやすい動物本能が、それらを否定するからだ。
世界中で、ありもしない平和への祈りをささげるチンケな人らがいる。
平和とは競わないことだ。 なにも毒ガスや、劣化ウラン弾をぶち込むことだけが戦争ではない。
テストも、異宗教も関係なく、他店との価格も競わない社会だ。
真剣にそれを望んでいる御仁は、おそらくまったくどこにも存在してない。
人類は、平和の意味を、さっぱり解かってはいない、平和は本来、生物にとって無意味な事象だ。
進化とは、生命をかけた日々の全力戦争のことだからだ。
プチ争いは戦争じゃない・・・その甘さがテロを生んでいるんだよね。
競いたくないなら、競う前に相手を亡くしておくことが肝要なのが、地球のあり方だ。
10月になっても、日中は30℃くらいある。
ただ、都会かぶれを望む島人は、海に向かうことはない。
よほどのコンプレックスがあるのか、いやむしろ、まともに泳げる島人が少ないことに原因があろう。
加えて、テレビとかゲーム機の娯楽がはびこってしまっているので、自然に目が向かないのもある。
47にもなって、シュノーケルで遊ぶ私もどうかと思うが・・・けれど結構愉しいものだ。
内地では見たこともない多様な生物が、毎回待ちぼうけている感じだからだ。
いつものヨナマビーチ。 貸切。
台風23号が来る前に様子をうかがっておきたかったのだ。
一見波静かで、透明度が高そうだが、そうでもない。 やはり近所の港川水系の赤土流出が多いのだろう。
準備体操してから入水すると、ややヒンヤリする。 水温は28度くらいだろうか。 これまでのヌルさはない。
リュウキュウヨモギの葉を海水に浸し、もんでゴーグルになすって曇り止めをする。
そろそろ風が出てきて、シュノーケルがフヨフヨホ〜と鳴るほど。
不思議と、秋にならないとやってこないオオウミウマが観たかったのだが・・・いなかった。
この時期の定番、ツバメウオの幼魚。 アカククリも観たいものだ。
たいがい、枯葉のないところにいて、ツッコミドコロ満載な擬態である。 今年もツッコミ放題だ。
擬態を貫くために、ほとんど逃げないので、撮影の練習には好い。
ちなみに
シルキーピックスのマリーンバージョンで補正したところ、ウソのようにクリアな画像が得られた!
当然、季節はずれでもあるし、プチ高価なソフトなので、30日間のお試し版である。
もうひとつ探していたのはジャノメナマコ。
フランスパンの倍くらいのボリュームがあるナマコには、ナマコマルガザミがついているかもしれないのだ。
ガザミの天賦、強力なはさむ力をナマコをつねることに傾注するストイックさがたまらない小柄なカニである。
この日、3頭ほど見かけたものの・・・さっぱりいなかった。 あるいは腹の中にいるのかもしれない。
高温だったイノーだが、サンゴは回復しているように見える。 水深はこのとき、1.5mほど。
デバスズメの群れが、その身の色を溶かして、水を彩っているかのように、群れでじっくりと泳いでいる。
デバスズメの群れは美しく、あまり逃げないので心のくつろぐ熱帯魚だ。
右にぶつぶつした魚がいるのは、南国の定番ハタ、イシネバリことカンモンハタ。
こいつもかなり愉快なやつで、いったんは必ずこちらの様子をジッと正面で見据えにやってくる。
だいぶ北へ泳いだ頃、白ピクミンのようなのが、チビテーブルサンゴの岩みたいなのにくっついていた。
イカの卵だろうが・・・この時期に何の卵だろうか。 このあたりにいるのはコブシメとアオリイカ。
ふしぎと、ガシガシ魚に食われるでもなくゆるやかな流れに揺れていた。
どうやらアオリイカの卵らしい。 ということは・・・半年近く遅い産卵である。
まさか、イカの世界にも晩婚化の波が・・・ということはなかろうが、よくまあ高水温の海を生き抜いて
秋に産卵できたものである。 念のために申し上げておかねばなるまい。
ま゛・・・い〜か。(昭和のお約束)
そして、この時期に現れる、もうひとつの擬態魚類。
オビテンスモドキの幼魚。 ちぎれたアサクサノリのようなフリをするが、わりにキビキビ泳ぐ。
きちんとコチラを認識していて、岩ノ下に隠れては、こちらを正面視してから、また泳ぎ出す。
どうやら隠れたいが腹も減っていて、隠れてばかりいられない都合らしい。
ビラビラして、いかにも遅そうな幼魚だが、夏場よりずっと日が傾いて濁った水中では
ピントの合焦が遅く、全てがピンボケ、ブレであった。 ストロボも効果がなかった。
シーズンオフに入る水中撮影のために、出費するのもバカらしいので、改良中のWG−3で続投だ。
WG−3は、100円の簡易ストロボ・ディフューザーとゴム足を接着してグリップをこさえてあり、
無改良のときよりは、相当使えるカメラになった。
使い込んだためか、硬すぎた押し心地のシャッターも、いささか軽くなったような。
ただやはりシャッターは問題が多いので、ソフトレリーズボタンみたいなのをくっつけようと思っている。
ちなみに、小昆虫にはとても具合がよくなった。
ストロボ光も柔らかくなり、記録画像には申し分ない。
被写体は、真夜中の自販機にやってきた、カノコサビカミキリの一種。
台風の影響を受けだしてから、また少々夜が暑くなってきたし、湿度が90%からあまり下がらなくなった。
来週木曜くらいまでは辛抱が続きそう。