ダル〜い夏の日々は続く

 


 

世間の話。

 

豪雨お見舞い申し上げます。

 

通称「温暖化」と呼ばれる、なんとなく・・・だった現象が、国内外で明確になったこのごろ。

自然には待った!が通じないことは痛感させられたが、にわかに停める手立てもないことも痛感するしかない。

いささか悪ふざけが過ぎるかもしれないが・・・被災した方々に、自然が優しいかアンケートしてみたい気がする。

おそらく被災する前後で、だいぶ差が出るだろう。

自然は甘くないし、現代人は自然に優しくなく、甘すぎるのだ。

 

ではどうすればいいのだ! と思う向きには、単純にお答えする。

限界まで電力消費量を抑え、無駄に発電している発電所を黙らせるしかなかろう。

ただ、限界がわからないだろうから、そう思った向きには甘いとしか答えようがない。

CO2を排出しないということは、無駄な経済活動をしない・・・ということだ。

災害防止に投資・・・とでも考えたらどうだろうか。

災害が収まるくらい、死ぬ直前まで貧乏になりながら、消費電力をも減らすか・・・災害で死ぬか・・・を選ぶのだ。

すでに激甚災害に襲われており、チャンやバテレンらがヤルヤラナイの問題ではなくなっている。

 

ただ・・・やったことで気象が収まりかけたら、コレ幸いとチャンやバテレンはさらに加速度的にCO2を平然と

排出するだろうな。 暴動を起こす連中には営利的良心=下心しかなく、人道的良心が欠乏しているから。

世界はそうして、人類の数を減らすように働くものなのだ・・・としか、私には述べようがない。

むしろ、そうした悪質な良心しか持たない方が、死ぬまで悩まずに、幸せに暮らせる世界なのかもしれない。

 

来年は、ともすれば絨毯爆撃のような前線の豪雨に、日本全土が震撼するのではないかと不安になる。

 

ところで、フクシマは当初から予測していた通り、泥沼と化している。

人類の持てる知識と技術では、解決の糸口をつかむことすら難しいメルトダウン原子炉。

しかも、まったくヤル気のなくなった社員らの、管理態度は、さらにメルトダウンしつづけているのだから

手のつけようがない。 国民が不安がるから仕方なく対応してみせる国も、やりようはない。

いよいよ、国民全員が底の知れぬ泥沼に首まで浸かっていた事実を知らされる刻限がきたのかもしれない。

この事態においては、すでにポン人も悪質な良心を持ちつつあるようだ。

易きに流れたくなるのは、生物として当然のこと。

 

私は思う。

日本人の持つ節約と節度、道徳心でしか、この宇宙のエントロピーを凌駕して永らえられないかも・・・と。

ただ、あまりにも日本人は受動的であるため、外圧がなければ進化できないのも確かだ。

世は永らえるためにあるのではない・・・栄えの瞬間を味わうためにあるのだ・・・といわんばかりの摂理である。

 

ともあれ、私達が日々食らっている肉類魚類の流した血は、いったい何リットルになるのだろう。

私達は、本来見るべき血を見ないために、血を流さず生きているような錯覚に陥っているような気がする。

そうしたことが進みすぎて、科学を全面的に信じすぎる嫌いがある。

 

口内にも、皮膚にも、腸内にも細菌だらけな人類なのに、やたら除菌滅菌と騒ぎ立てたり。


 

帰省中にかかってしまったエアコン風邪がようやく終盤になってきた。

しかし不眠は続いてだるく、慢性的な夏バテ状態・・・せっかく食事しても、すぐ腹を下してしまう。

朝飯には味噌汁をどっさりこさえるのだが、そうすると知らないうちに味噌汁ばかり吸って飯が減ってない。

汁物ばかりを食べたがっている。

水分を飲みすぎるから腹具合を狂わせるのか、出て行くから飲みたいのかわからない。

そんなこんなで汁気ばかりなのに、ちっとも痩せないので、ま〜気にしてもしかたあるまい。

ただ・・・便がゆるいと、咳き込んだ拍子に力んでブリ・・・ もらしてしまったこともあるから、ビミョ〜だ。

 

今年はウソのように?青空が青々としていて、いかにも南国っぽくて驚かされっぱなしの暑い夏。

私が帰省からもどる前々日、8/17に大雨が降ったらしいく、ぎりぎりサトウキビが枯れずに済んだらしい。

 

天気は好いのに体調悪し・・・うまくいかないものだ。

そんななか、この夏は仕事で使っているカメラの新機種が出るとのウワサがあり、待ちぼうけている。

 

パナが思わぬ好いカメラを出してきた。

ビミョ〜にパナソニーなNEXライクな製品ではあるが、意欲的なカメラだ。 シルバーモデルがオヤジ用で快哉!

もともと技術はあるのに、挑戦しないできたパナのカメラ開発陣がやっと奮起したか・・・といった造りである。

が・・・やはりソニーに似過ぎているのが残念だ。

NEX−6や7と差別化するためにファインダーをチルトにしたが、ま〜パナ的な発想だから差別化効果は薄い。

 

チルトファインダーは、極度に追い詰められて撮影するような場合、例えば

地面にはいつくばって草花のしべに正確な手動焦点合わせをするようなときには、威力を発揮し、愛用者を増やす。

不思議なことだが、ファインダーと、可動式液晶では撮影するときに集中力が異なる。

ファインダーでは集中力は増すが、危険地域?などでの周囲への意識が失われ、液晶ならわりと客観できる。

電子ファインダーは見たまま写るのが最大最終のヨイトコ尽くめなのである。

処理回路が遅く、反応が遅すぎるといわれてきたものの、今はそんなこともないし、

時差があったとしてもファインダー内で時差があるわけでもないので、あまり問題はなかったのだろう。

 

ここまでNEXを意識するなら、なぜファインダーをレンズ直上にもってこなかったか・・・がしのばれる。

このあたりがパナの限界なのだろう。

 

オールドレンズを使う連中を妙に意識しすぎて、オールドレンズ使用者は不便をたしなむのだ!と思い尽くした。

しかし・・・オールドレンズは楽しいが、不便を好むのかビミョ〜だ。 そこまでM仕様にする必要があるか?と

思えたりもする、Mなりに。

 

古いレンズは、レンジファインダーカメラ用であり、ファインダーが角にあるものだから・・・一律にそんな使い方で

満足しているユーザーばかりなのだろうか???

 

以前も書いたように、理想的にはファインダーはレンズと感覚的な同軸上、ストロボは影が不自然になるので

レンズから離すべき・・・であるが、みごとに逆の思想で太古のカメラをデジタルで再現している。

その点では、パナのチャレンジは安全策を念じていることを否めない。 だからNEXと酷似した。

 

太古のカメラにデジタル技術をつぎ込んだ逸品!と気取るなら、まさにそのとおり!

だから私も、ツッコミドコロ製造機種とは思わないのだ。 その点では一点突破を目指し潔い製品である。

 

何しろ、このカメラは業界の常識を覆している。

価格の高さからみて、オリンパスからの技術供与だろうが、カメラ本体の手ブレ補正を搭載している。

パナはレンズ側手ブレ補正陣営なのにもかかわらず・・・だ。

本来、高速鋭敏な撮影を旨とすべき、キヤノンやニコンがレンズと本体で強力な手ブレ補正効果を狙うなら

いざ知らず・・・その可能性すら臭わせるような布石を打ってきたように見えなくも無い。

 

いよいよ本気を出さざるを得なくなった・・・死にかけたパナのカメラ開発陣営がナニをするのか楽しみだ。

NEXをキヤノンレンズにくっつけるメタボーンズのアダプターがあるように、

マイクロフォーサーズをキヤノンレンズに変換するアダプターがあれば、即買いだった。

 

他方でガッカリな発表が続いて、元気が出ぬ。

この夏は、私が主力としているソニーNEX−7とキヤノンEOS7Dの次機種が発表になる運びである。

なのだが・・・意味不明な機種で世間をビミョ〜な風につつんでしまった。

 

時系列では、まずキヤノンが残念だった。

チャレンジ路線の60D後継機なのに、チャレンジしていない。 だからおそらくCMは無駄に派手だろう。

このあと遅れて9月ごろ発表されるかもしれない、7Dマーク2のつまらなさの前兆現象である。

新たなセンサーは素晴らしいが、カメラとしては何も進化していない。

しかも、新たなセンサーは動画撮影に特化しているにもかかわらず、電子ファインダーでなく液晶しか使えない。

 

言うまでもないかもしれないが・・・一眼レフで最大最悪の課題が、動画撮影時のファインダーである。

イカナル優れた光学ファインダーであっても・・・ミラーが上がって撮影に入ると、無用の長物だからだ。

一眼レフは本来、ミラーでフィルム(撮像センサー)とファインダーへの光をサクッと切り替えることが特長だったが、

動画においては、ファインダーを無視してセンサーへ光を流し続けるため、撮影はできるが見えないのだ。

それはもう、バカバカしいくらい、なんも見えず撮影しているかどうかすら判らぬのだ。

 

液晶があるではないか・・・いやいや違う。 液晶では正確なピント合わせができない。

 

実は、動画撮影において、これまでのビデオは被写界深度を深くする方向=どこもかしこもピントが合うような

映像づくりが当然であったが、このごろの一眼カメラの動画は主題のみにピントが合うカッコイイ映像だ。

ピントがあう奥行きが小さいだけに、オートでダメなときは、すぐに手動に切り替える必要があるが、

EOSシリーズでは、背面液晶にかぶせる、不便な箱メガネを使うしかないのだ。

 

オートで十分だろ?と思うだろうがハイビジョンテレビは、それを許してはくれなくしたのだ。

オートでは、いつもピントを前後(ぜんご)にズラし、ジャスピンを探し探し、ピントを合わせ続けるわけだが、

その前後動が映像に見られ、見苦しい作品になってしまうのである。

こればかりは素人もプロも関係ないく、テレビに映る、見た目が悪いのだ。

 

あるいは、動画用の箱メガネをかけたとき、ファインダーがのぞけず静止画撮影ができないのはバカバカしい。

ネイチャーフォトグラファーながら、動画と静止画の切り替えはフレキシブルでありたい。

静止画ではさえずりの声や振る舞いを伝えきれないから、撮影姿勢はそのままに、静止画から動画に移行したい。

 

キヤノンはカメラメーカーだからか、無駄に光学ファインダーにこだわるあまり、映画業界に切り込んだわりに、

未だに電子ファインダーについてはヘッポコで、ツッコミドコロ満載な機種を発表してしまったようだ。

 

ひとえに、このあと発表される7Dマーク2のスゴサを引き立たせるための機種なら、我慢してもいいのだけれど。

同時期に発表された、高級コンパクト機だが、どんどんカタログスペックだけを追いかける機種になってしまった。

ひとえに、オリンパスやペンタックスの高級コンパクトが、優れた明るいレンズを搭載しているので、

広角端だけF1.8と明るくして、望遠端はF5.7と暗くなっている。 正直F5.6より暗いレンズはピントが合い辛い。

一眼レフですらF5.6が限界で、F6.3なんてのもあるが、ピント合わせができないほど、かなり迷うことがある。

ちなみに愛用のサイバーショットTX20ですら望遠端はF4.6。

一見、スペック的には向上したようだが、急激に暗くなるレンズはほめられたものではないわりに高価なカメラだ。

むしろ、こうしたコダワリのないレンズは下のIXYシリーズに搭載すべきレンズである。

 

こうした、無残な開発傾向になっていることが、ユーザーとしてはとても心配を加速させる。

オリンパスよろしく、やばいんじゃないの?と。 このところ一眼レフ開発ではニコンに負けすぎている。

 

ソニーのNEX−5Tも、驚くほどガッカリだ。

単に、スマホへ無線で画像伝送できるマイナーチェンジ・・・マイナーにもほどがある。

NFCもWiFiも伝送速度が遅すぎて、USBのようには使えぬド遅な電波である。

写真のポーズをプルプルしながら何分続けさせるつもりだろうか・・・

 

むしろ独自規格で失敗した、トランスファージェットの高速化を図り、SDカードに搭載するほうが便利だ。

ま〜それにはWiFiの既得権があって、圧力がありすぎるのだろうけれど。

 

今のところ、デジカメ画像を無線伝送することに利便性を感じられるほどの高速な規格はない。

あっても規制がかかっていたり、超高消費電力だったり。

 

だったら、キヤノンがチマチマとやっているブログ専用のカメラ・・・みたいな方がコンパクトで潔い。

顔本用ボタンとかついている・・・が・・・転送速度が速いわけではない。

けれども、このスタイルでレンズ交換式なら、カメラ本体は最小限に、オールドレンズを目立たせられる。

なかなか小粋な雰囲気にならぬだろうか。

あらかたマニュアルでピントを合わせ・・・あとはセンサーを内部で前後させてピントばっちり!のようだと嬉しい。

 

なにしろ、NEX用は我ら静止画プロ用に足るようなレンズは無く・・・すべて動画用のようで、シャープでない。

無理していないわりに、外装に金をかけているので、思ったほど安くもないラインナップである。

だから私は、NEX純正レンズを一本も買えないでいる。

 

いやもういっそ、

オールドレンズの画角をソノママ使えるようなワイドコンバーター内臓ライカアダプターを標準装備し、

そっちを狙うくらいの意気込みが欲しいが・・・それではソニーのソニーたる技術力の進化が見え辛い。

 

他方で、そうしたオールドレンズを使いこなせる新技術・・・のような新機軸はまだない。

光の反射が少ないフィルム用のレンズは、キラキラの撮像センサーの反射光を内部反射させ、

像をボケボケにするから、専用機をこさえるにしても、そこそこハードルがあるのだ。

が・・・先のワイドコンバーターを内蔵することで、コンバーターレンズ内で撮像センサーからの反射光を減衰させ、

素直な画像が得られるはずだから、アリだろうな・・・と思うところである。

 

冒頭にあったパナは、オールドレンズを使うときに、手ブレが働くように本体内蔵のも必要だと訴求している。

ただ、センサーの内部反射を防ぐ手立ては、まだだと思う。

 

私もメタボーンズ愛好者?だが、パナのカメラはこのアダプターを目当てにしているのではなかろうか?

このアダプターは、ライカをパナやオリンパスのマイクフォローサーズ規格にひっつけるもの。

さらに、ワイドコンバーターレンズを内蔵していて、通常なら50mmレンズが100ミリになるのを

70mmくらいに抑えてくれるアダプター。 NEX用だと、おおむねレンズの長さそのままになる。

加えて、絞り1段分明るくなる・・・つまり明るさが倍になる。

これをキチンと、パナでX0.5になるヤツを出せばよいのだ。 ライカと協業しているし。

 

ちなみに、

NEX用のキヤノンレンズアダプターを使用するとき、手ブレ補正回路もオートフォーカスも使用できる!

 

 

期待とは裏腹に・・・パナの失敗Gシリーズのような展開をしてきた。

ミラーレスなんだけど、一眼レフ風デザイン・・・ソニーまでバカになった!?

パナのGシリーズは、センサーが小さいのに、思ったほど小さくなく、思った以上に操作性もよくない。

そこまで小さくないのだろうが・・・二の舞のよう。

 

これには二つの意味がある。

1)ソニーのオリジナルスタイルに自信がなくなった・・・正直NEXは外人には小さすぎた。

2)ミノルタの流れを汲むカメラを作ってきたが・・・トランスルーセントテクノロジーも人気が無いので

 旧来のαシリーズから撤退する機会をうかがっているに違いない。

 レンズの開発費や、Aマウントは動画に対応しきれない、手ブレ補正がない、大きすぎる問題がある。

 

NEXの問題は、ちょっとデザインでカンチガイしたことだ。

ギリギリまで部品を洗練し、無駄をなくしたつもりが、操作系やグリップまで無駄として削ぎ落としてしまった。

 

そういえば、こんなのが歩いて1分の近所にある自販機にやってくる。

カッコよく云うと、徳之島固有亜種、トクノシマノコギリクワガタだっ!

私はこの小さめなクワガタの牙の曲がり具合にハマッてしまった。

なぜハマルか理由はわからないが、おそらく私がメンクイなのと関係あるのだろう。

中柄なタイプながら、ともかく牙のフォルムが美しい。

 

PENTAX WG−3に100円の簡易ディフューザーをつけてストロボ撮影しているが、わりと自然では???

というのも、シャッターが重すぎる大失敗カメラのWG−3なのに、私が慣れつつある。

100円ショップで、少女の髪留めの、中指の爪くらいの大きさのキャラクターがくっついてるヤツを求めてはがし、

ソフトレリーズをこさえようか・・・とか妙に前向きになってみたり。

暑さで、もっとバカになってしまったのかもしれない。

  

とまれ

 

私の明日をつないでくれるかどうかの、ソニー、キヤノン新機種の性能は死活問題だ。

ジャングルの暗闇を・・・高速で飛来する鳥類を映せる機種が出るか。

ソニーにしろ、キヤノンにしろ、嬉しい誤算を期待している。

 

のだが。


 

ではまた