このごろの島の風景
世間話を少々。
チャンとポンのそれぞれの心象を調査したという報道があった。 誰が仕組んだか・・・世論誘導報道だ。
おおむねインフラが整った均一国民のポンと比べれば、チャンなどは答える人民は政府に選ばれている。
情報操作以外の何者でもない。
いつもならRDDとか、調査方法を公表するが・・・チャンに関しての調査はさっぱりだ。
意味が無いというより・・・意図的で受け入れ難い。 NHKらしい政権本位の報道である。
聴いていて、いささか恐ろしさを感じたり。
報道をマニウケタ旅行者やサラリーマンが、勝手に安心して訪中してしまうとエライコトになる。
北キムチをあのように保っているのはチャンだ。 敵国あっての治安維持だから、下町や田舎に赴けば
ほとんポン敵視派・・・と考えるのが妥当だろう。 常識的に最悪を考える・・・のが妥当だ。
ところで南キムチからの登山客・・・同胞を無視して下山するとは、なかなかのクールぶり。
そういうの平気なんだ・・・命を捨ててポン人を救ってくれた学生とは大違いだ。
アジアで孤立・・・などという報道もある。 しかし、キムチ両国とチャン以外の国で、ポンを敵視する国はない。
どこをどう見て孤立・・・というのか意味が判らない。 確かに人口比率だけみれば・・・そうかもしれぬが、
国策で敵視するのをとやかくしても仕方ない。 ダダをこね泣きわめく子は放っておくのが一番だ。
例えポン国でなくとも、ダダを向ける相手が必要なのだ。
それはそうと、メリ軍のユルスギが目に余ってきた。
極東に配置されている人員は、やはりカスで、本国に置いておくと危険な連中ということは間違いなかろう。
それはパイロットかもしれないし、整備士かもしれない。
お酢プレイ反対のさなか、墜落してみせるとは・・・空軍が海兵の足を引いて、米軍間の関係もビミョ〜だろう。
あるいは、世界中で科学への慢心が広がっている・・・ということか。 客船、高速鉄道やら旅客機まで。
次はさしづめ・・・新幹線火災? あるいは地下街火災、架橋崩落?
科学ってのは、信じていても助からない、使えるヤツだけ助ける道具だ。
やはり食べたくなる・・・
亀津に行けばそばやうどんが食えるのだが・・・片道30キロではガス代が高い。
しかも、美味いという保証もないから、やっぱり乾麺で辛抱だ。
コロッケは、半額セールで求めた、黒豚コロッケ50円。
そばは100グラムでは量が多いから、少し束から抜いて調整してゆでる。
栄養価というよりは、懐かしい味わいで心を満たす食である。 ちなみに汁は面倒だから麺つゆベース。
その日の気分で、塩梅を文字通り梅塩で整えることもある。
相変わらず、Aコープの鮮魚部はオトボケで愉快だ。 結構イケルらしいのに、自信のない手書きだから売れない。
ヨスジフエダイは、なかなか旨味のある魚らしい。 が・・・乱切りはネーダロ。 為すことの雑さは、島共通仕様だ。
ヒトの喜ぶ顔が見たい・・・とか志などというものはなく、ただただ金がほしいから働くだけである。
職場に一冊くらい図鑑をおいて、調べればよかろうものを・・・だが、アカチビキと高級なハマダイの見分けられぬ
見分けていても知らぬフリをして売りつけるような漁業者もいるので、ま、こんなもんだ。
たまに、アジサシなどの様子見を兼ねて、炎天のイノーを歩く。 ついでにコイツも観察する。
ルリマダラシオマネキは、不思議とイノーの真ん中で、干満の激しい岩の穴を好んで住んでいる。
もとは美しいサンゴ礁のイノーだったところが、今は泥と砂で埋もれ、破壊が尽くされた。
だが、それはそれで住みやすいと感じて住む生物は多いから、憂える必要はない。
憂うべきは、浄化作用があると勘違いしてヒルギを植えるなど・・・学習能力不足である。
ろくに調べない、検証もしない。 もちろん、対策も雑だ。 マングース移植のテゲテゲ精神はキッチリ生きている。
期待はしていないが、島全体がそういうロジックで動いているというか立ち止まっていて、哀しくなることがある。
せめて美しい生物達が生息していることが救いになる。
ときどき、巣穴から遠出して、逃げ場を失ってしまう個体がいるのだが・・・このメスは別だ。
巣穴の砂をかき出しながら、寝てしまったよう。
背後から回り込んで前に出たのに反応せず、つついたら慌てて動き出した。
ひょっとしたら、熱中症になりかけたか???
海水は40℃前後の湯と化しているところがソコココにあり、さっぱり涼しくない。
一見太平洋の無人島の砂浜っぽいけれど、奥に見えるのは空港だ。
空港の北にシロハーマと呼ばれている砂州がある。 一昨年は、数頭のウミガメが産卵していた。
見て判るように、砂州の上の方まで潮が満ちるから、卵は孵化しないだろう。
おそらく、この砂州では今年もシロチドリが営巣していたと思うが、7月初旬には巣立ったはずだ。
すでにイノーには、子育てが終わったメダイチドリやキアシシギが戻ってきている。
戻りのシギ・チドリが今年は多いように感じられるが・・・観察眼も変わっているので、定かではない。
ひたひたと潮が満ちてくるときに、ゆっくり観察していると、向こうからやってくる。
おっと、オオメダイチドリ。 メダイチドリそっくりだが、クチバシが長くわずかに大柄。
こうして足をもってカニをぶん回し、体だけひとのみにする。 一見カワイイが、やることはエグイ。
小柄なシギやチドリたちは、こうした食べ方が常識である。
生物は無駄はしない・・・ということはない。 自分が最も有利になるように動くだけである。
サケを食い散らすヒグマよりはマシだろう。
炎天で油断していると、真っ赤に焼けた部位に気付く。
水道をひねると、わりとお湯が出てくるこのごろ、水シャワーでヒリヒリし気付かされるわけだ。
ずいぶん雨が降っていないから、浄水場の水位が下がってヌルくなってるのかもしれない。
一方で
ウギ(さとうきび)がピンチになっている。 農政課や農協は水をまけ・・・という。
昨日は役場の玄関先で、なにやら集会が行なわれていた。
来訪者が入れない情況で平然とイベントをやってしまう職員らの感覚も面白い。 炎天を嫌っただけのこと。
最前列には町長の姿も。 炎天で待たされる町民のことは気にならなかったのだろうか・・・
島の至る所でツッコミドコロが順調に生産されていく。
水の供給源は二種類あり、湧き水を無料で皆に分け与える施設を使うことと、
メーターをバイパスし、盗水をまく方法である。
海沿いの見晴らしのいい畑で、スプリンクラーを使っているのは、明らかに盗水である。
畑ならまだしも、牧草地に・・・なんのも見かける。
そうした場合、集落の生活水が減るが、あっけらかんとしたものだ。
背に腹はかえられないというのでなく、自分だけは背も腹もかえる気がない志向だ。
他方では、水源が厳しくなってきているから、節水を心がけるようにと、区長から朝の放送がある。
本来我が家は節水する必要はない。 すでに節水しすぎなくらいだからだ。
せいぜい月間6トンほどしか使わないから、基本料金まであと3トン以上使える。
盗水でまきたおされ水などを見かけると、この島のユイの心もダメかもな・・・とシミジミしてしまう。
タガが外れたというより、もともと無いのだが、いささか人道を外れつつあることも増えている。
超高齢社会であるから、車が危なすぎる。 なぜかこの車は岐阜ナンバーだ。
ジジイが運転していて、助手席に人影は確認できなかったが、左後席にババが乗っており、
対向車が来ると、中央線上に右タイヤが乗るくらいよける。 対向車の恐怖が偲ばれる。
電動カートにすれば済むのか・・・
といえば、カートに乗るジジババは、ほとんど足腰の立たない痴呆老人であって、家族に保険金や
慰謝料を提供する人間魚雷のようなものだ。
カート運転などという恥っぽい行為を、正常な精神で許容できる多様性は乏しい。
言葉や信号など意に介さなくなった老人が、思うままに運転しているのが現状だ。
電動カートをみかけたら、この際信号は無視して、人間魚雷の動静を見守ることが自己防衛になる。
ジジババは自由を得、ご家族は面倒なジジババが換金できるチャンスを得られる両得トラップだ。
南国だからといって、ストレスや心配事がない社会・・・というわけでもない。
むしろ、内地より進んでしまった事象もある、ということが身に浸み入る日々。
なにしろ、日常的に無常識を許容している社会である。 寛大な反面、判断基準や根拠のズレが絶大だ。
島民全体がズレていれば、迎合するか、黙殺するしかない。
自然が多いから、夕暮れに散歩するだけで癒される。 悩みも日々リセットしやすいような気がしないでもない。
暗闇を歩くのに、赤いオシベのようなヒゲを前に出して、手探りのように進んでいる姿が健気に見える。
大きな方向性は、長く伸びた触角で感じ、近くは赤い触角で感じるのだろう。
オシベが第一、長いのが第二触角だそうだ。
オカヤドカリはとても広範囲に分布するが、このオカヤドカリは島らしい。 背負っているカラが違うのだ。
オオシマヤマタニシは徳之島と奄美大島、喜界島のみにる固有種で、マイマイではなくサザエのようにフタがある。
残念ながら、オカヤドカリがフタをドアとして利用することはないけれど・・・
ちなみに大きさは10円玉くらいの子供だった。
50mほど西へ向かうと、ゆるい坂の向こうに海が見える。
こうして眺めると、いかにも漁村的な集落の先に、漁港やビーチがありそうに感じられるか知れぬが・・・
途中にキビ畑があり、その先が滑走路、その向こうにトゲトゲのサンゴ礁の磯がある。
なぜか北側に空港へ向かう県道があるのに、そこと同じくらい広い道路がついている。
これだけ充実した町道は珍しいものだが、散歩には嬉しい。
車が少ないので、車道をぶ〜らぶら歩くのも悪くない。
街路っぽく見えるが、さほどでもなく、左右はサトウキビ畑が広がっていて、遠い山が見えるほど
見晴らしも、風通しもいいところだ。 時折んも゛〜!と肉牛の声が響いてきたり、集落の放送が聞こえたり。
島の生活は、どうしても買い物には不便だが、売っていないものはイロイロ揃っている。
欲しくないものも揃っていたりするけれど・・・とりあえず、このごろの悩みは暑さで寝ゴザに触れている部位が
汗をかいてカユミが出るために、なかなか眠れぬことだ。 それ以外はおおむねOK。
やたら天気もいいし。
林道の危険性がなくならないから、ナイトツアーは休み。 久しぶりに、世間風な夏の帰省をしてみることに。