ご近所で繁殖

 


ちょっと世間の話

 

またまた東電も小出しに白状し始めた、放射性物質タレ流し情況。

ストロンチウムの次は、トリチウム(半減期12年あまり)か・・・

ポン人は科学信仰に宗旨替えして久しいが、放射能に関しては消去しようがなく、移動するしかない。。

おそらく世間の大半の方々は、科学が何とかしてくれる・・・という無駄な信心を持っているに違いないが

セシウムの半減期くらいでは解消できる問題ではあるまい。

しかし一方で、外宇宙へ人類が出ようとすれば、必ず解決しなければならない問題でもある。

宇宙空間での放射線量や、高速粒子(半ばビームのような)を防ぐ手立てなしには、出られない。

人類が順当に増えすぎて往き、大きなショック状態に陥る前に開発されるか疑問だが。

短絡すれば、地球脱出用技術・・・と考えるのが素直ではなかろうか。

 

そろそろバイオがヤバイことになっているようだ。

手もとの塗装がハガレる程度は問題ないのだが、ときどき画面が・・・昔のテレビのようにガバッと

同期がズレたようになる。 

 

ひところのオンボードグラフィックの回路はCPUから独立してたために、冷却ファンから外れていて

破損することが多いが、今はCPU内臓、あるいはGPUも冷却されているハズなのだけれども・・・

ちなみに先日、マザーボードの替えを注文した際、ノートクーラーも強化しておいた。

実はノートクーラーはたいがいノートパソコンの足を利用するため隙間が数ミリしか空かない。

空気は衝突すると跳ね返る性質がある。 ジェット旅客機が着陸してすぐやる逆噴射が、その応用。

だから100円ショップなどで販売されている、半球形のゴム足を購入して、

1センチ以上かさ上げしてやる必要がある。 透明か黒いヤツがあれば問題ない。

昔はよく置いてあったが、不況が長引いて、だんだん気が利いた便利なものは少なくなっている。

ノート側でなくクーラー側へ凸状態付けておけば、ノートパソコンのモビリティを失うこともあるまい。

日中でも湿度80%越えがザラにあるから、対策しておくに越したことはない。

炎天で家電の保証範囲を超える湿度・・・壊れないほうがオカシイくらいと言えなくもない・・・

といっても過言ではない・・・とはいえ壊れちゃ困る。

 

手もとの塗装のはがれ・・・黒の本体の方が、塗装が強かったかもしれない。

っていうか、脂症パワーは、歳を経るごとにアップしているような。

日に日に領土を拡大している。 何か貼りたいものの・・・放熱を妨げるのでご法度だ。

まだ購入して1年半、買い替えには早いようにも思うけれど、そろそろか?との予感もする。

 

つまらぬことだが・・・GyaoのCMがフルボリュームで鳴り、オフできなくなった。

非常に迷惑感があったが只視だから仕方ない・・・頭のロジックを切り替えて、すべてのソフト音源をフルにし

CMフルボリュームと同等に保つことにした。 

常にパソコンのハード音量は小さめ、消音もパソコン側のファンクションで。


 

私はサッカーをはじめ、スポーツにはサッパリ興味が無い。 感情移入できないから。

オリンピックも全く頓着しない。

 

ジュビロ磐田のキャラはご存知だろうか? ジュビロくん、ジュビィちゃん。 全く知らなかった。

由来は、静岡県の県鳥がサンコウチョウだからだそうだ。

ジュビロのキャラ・・・似てない。 凍りついたウッドペッカー風で、むしろ痛々しい。

サンコウにした程度・・・というオチかもしれない。

 

私はジャングルを探し回るのが苦手だし、日本野鳥の会で売られているブラインド(プチ・テントみたの)に

入って撮影できるような、狭いトコ好きでもない。 なのでこのごろは、近所の繁殖情報を待つことにした。

 

今年は近所でサンコウチョウが繁殖してくれた。

通常ジャングルの川沿いに営巣することが多く、非常に足場が急峻で、木々や草が繁茂し、

あるいは川の中から撮影することもあったのだから、どんだけ手軽なことか。

 

サンコウチョウはウソかホントか、南西諸島のは別亜種でリュウキュウサンコウチョウらしいが

非常に怪しい。 外見では全く識別できないので、知っていても、意味をなさないから忘れたい。

 

海洋により断絶された個体群として客観すれば

1)屋久島種子島より北 (内地)

2)奄美群島から沖縄本島周辺

3)先島諸島〜台湾

と分かれるのが妥当というか、必然だろう。

久米島〜宮古島の方が、屋久島〜奄美大島より少し離れている。

二亜種というのが、いかにも怪しい。 っていうか、調査不足では?と思えてならない。

 

近所の観光地で、そこだけジャングル・・・みたいなところで営巣し始めたのだ。

ニンゲンさえ気にしなければ、ハブも来ないし、周囲の草地や畑にはエサも豊富。

 

このところ人気が出て人が多くなったので、営巣をやめたようだ・・・とF本さんから残念な話を聞いた。

 

たまたま先月19日の夜、酔い覚ましに散歩がてら赴くと抱卵しており・・・観光客は絶えないはずなのに

順調に子育てしているのを発見!!!

まだV字っぽい姿勢なので抱卵中である。 巣は大きめにこさえるけれど、卵を押さえ込むように温めるのだ。

たまたま酔い覚ましって意味わからん! といったツッコミは無意味。 だって、気が向いたら行くもんね。

 

大きめの巣といっても、内部はミタラシダンゴが7つ、8つ入るかなぁ〜くらいの、容積。

テニスの硬球が納まりきらない程度の、小さな巣である。

都会的に表現するなら・・・ハーゲンダッツのカップアイス大・・・な感じ。

直球で云うなら、ソバチョクの底をすぼめた感じである。

 

F本さんとは、ヒナがかえるまでソッとしておこうと示し合わせておいた手前、素直に観察を避けている。

私は繁殖に圧力をかけるのが、とても嫌いなのだ。 だから・・・動物写真家になりきれないのかも・・・

 

6月末のころで、ヒナがかえって3日くらいのころ。 母さんもV字にならずフワッと巣にたたずむ。

ヒナになってしまえば、そうそう簡単には子育て放棄しないのが鳥の気質である。

妊娠期間の長いニンゲンにとっては、産みなおしなどトンデモナイ!と感じるかもしれないが、

卵の間なら、安全なところへサクッと移動するのが鳥である。

 

「昨日、庭で見つけたメジロの巣に卵があったのに、今日はもう巣立っていった!

 メジロは巣立ちがスゴク早いよ!」 と自慢げに語るオッサンが、チョクチョクいたりするが・・・

そりゃアンタが騒いで家族に見せたりしたから、危険を感じ卵を食って逃げたんだよ・・・と苦笑したくなる。

一応オトナの対応「へ〜なるほどね〜」などと、流しておくことにしている。

 

少し考えればわかることだが、そもそも卵は妊娠期間を短くする知恵。

なのに卵の中で育つ時間が必要ないようなら・・・フツーそのまま産むだろうに。 

それに、体力をすっかり養って卵の中に留まることは難しいから、母親のなかで卵を割ってしまい、

さらにクチバシで腹を割いて出ようとするヒナなどがいて、阿鼻叫喚である。

繁殖期には、そうした母鳥と早産のヒナの悲劇が、街角や里山にゴロゴロしていることになる。

そうならないための卵・・・だが、オッサン生物はそうした都合の時だけ、コペルニクス的発想になる。

 

エサを運ぶのは、メスが多い。 小粒のエサを見つけては、マメに運んでくるようだ。

観察は毎日はせず、飛び飛びである。 F本さんは、日曜は半日見ていたそうだ・・・お店いいのか?

休みか・・・日曜だから。 休日ともなる、とニンゲンのいない時間の方が短く感じるほどだったそうだ。

 

オスはたまに大きなエサをもってくる。 オスの意地か? 大きなルアーで大物を釣る!みたいな。

このころになると、羽毛がずいぶんしっかりしてくる。 沖縄のOZOKさんから教わったところ

あと3日くらいで巣立つとのことだった。 しかし、にわかには信じられないくらいのスピードだ。

 

2日後の7/4朝、頭の毛がだいぶ増え、クチバシもビミョ〜に伸びている。

もう、巣におさまっていられない。

 

母親が、フンをくわえて捨てようとホバリング・・・

ケツの出どころは、もうすでに巣が壊れている。 っていうかトイレのドア?

ヒナの生命力のためか・・・ケツ圧高め。

水辺に巣を営むのは、フンを流したいから・・・でもあるようだ。 太古より水洗トイレとは恐れ入る。

 

これまで子育てに参加していない、枯れたオス?がやってきた。

尾が長く目の周りのブルーの肉皿?みたいなやつが、とても大きく鮮やかに見える。

時にサンコウチョウはヘルパーを含めて3羽で子育てすることもあるといい・・・こいつが本当のオヤジかは不明だ。

子育て中の若いオスに威嚇しているようだった。

長い尾で数千キロをわたるのだから、たいしたものだ。 尾が長く立派なオスほど、生命力が強くないと生きていけぬ。

 

足もとが安全だから、こうして安定して撮影できているものの・・・

F4.0、ISO3200に設定して、シャッタースピードはせいぜい1/200といったところ。

たいていの写真は被写体ブレしてしまう。

 

その日の午後・・・なんとなく赴いてみれば・・・

もう巣立っていた! 3日を待たずに、である。 こんな貧弱なのが飛ぶのだ。

 

ダチョウとかツルとかアジサシなどは、卵からかえると早く立ち上がり、そのまま歩いて巣立つものの。

樹上に巣がある鳥は飛ぶ必要がある。 翼にツメでもあれば、枝を這って巣立つことは可能だろう。

ツメバケイはそうだったかな? ちなみに調べたところでは、ツメバケイは早いうちから枝を這い回り、

サルなど天敵に襲われると最悪の場合、水中に逃げてしまうという。 成鳥になれば泳げなくなるらしい。

 

閑話休題

その日のうちに2羽が巣立ってしまい、7/3には全てが巣立ち、7/5までは留まっていたが、

その後の消息は不明だ。

 

心残りといえば、

左の育ての親が父なのか、あるいは右の成熟したオスが父なのか・・・である。

 

周囲にはカラスやムクドリが多いから、成熟している父は、プチジャングルの外周でずっと見張っていて、

巣立ちを察知して直接護衛しに来た・・・とも考えられる。

もしそうなら、左のオスはヘルパーオス。 子育てと警備を分業してしまったことになる。

 

あるいは・・・ヘルパーオスに任せて、別のメスのところでチャッカリ子種を仕込んできた・・・とか。

 

留まっていた2日間、尾の長いオスは、子育てに参加するどころか、姿が見えなかった。

なんとも歯切れの悪い巣立ちとなってしまったわけだが、観光地で無事に巣立ったのだし、

近所でラクラク撮影できたことでもあるし・・・次にもし営巣したらチェックすることにしよう。

 

災い転じて・・・もあった。

6/30 メタボーンズ製のマウントアダプターが、壊れてしまったのだ。(右)

 

これまで装着したことの無いレンズを装着しようとしたところ、ゴリゴリとした手ごたえが伝わり、金色の接点が3本

へし折れてしまった。 修理を試みたが無駄で、なんの変哲も無い、ただの形状合わせのアダプターになった。

左の新型が届いたのは、巣立ち最終日の7/5午後。

 

光学ファインダーのEOSは、薄暗いところでピントの微調整は無理で、NEXの電子ファインダーの独壇場だった。

しかし、エサ運びが活発になるころ、AFで使うしかないEOSに切り替えざるを得なかったことで、

先の成熟した押すが突如飛来したときに、易々と撮影することができた。

NEXは動画撮影もできるので、どうしてもイロイロやりたくなって、撮影が散漫になりやすい。

 

さすがに蚊が多く、手持ちの筋力の限界を気にしながらでは集中し辛いし、体を小さく見せる必要もあって、

強力なマンフロット製一脚を使用しており、滑らかなオイルフリュードの雲台に救われたことも大きい。

ビデオ用の大きな雲台が搭載され、ヌルリとゆったり傾斜するようにできいて、

重たいレンズをつけても、カクン!と曲がることがないオイル入り。 多少、スペックより加重過多ではあるが・・・

これまでカクンで、レンズを路面に激突させた痛手がウソのようである。 とても頑丈だが、三脚並みに重い。

地上10m近くに花をつけるサクララン。 7/5 すぐそばで、巣立ち後の子育ては進む。

 

非常に長身なニンゲンまでサポートしたか・・・一脚は2mくらいまで伸びるので、高いところの撮影も楽である。

高いところでは、手持ち用Aカップオッパイ+二の腕の人造一脚?が使えない。 体を反らせて対応するにも限界がある。

 

新型マウントアダプターは、第一世代に比べて飛躍している。 第一世代を修理しなかったのは二つの理由から。

台湾へ送って修理するのは遅すぎること、どうせまた同じ現象で壊れること、から新型を求めた。

 

ラッキーだったのは2000年以降に製造されたキヤノンレンズでしか動作しないとされているが、恐怖の大王時代を

生き抜いてきた我が家のビーム砲レンズでも、オートフォーカスが動作するということだ。

ソニー製カメラで、キヤノンレンズをフツーに使える時代がやってきたのだ。

純正ビーム砲レンズとソニーNEXの間に、シグマ製のテレコンバーターを挿入しても動作する。

ただ、マウントが同じなら動くかといえば・・・タムロン、シグマ製レンズでは、オートフォーカスがピクリとも動かず。

手ブレ補正だけは働いてくれるものの。

 

先日、

EOS 70Dが発表になった。 技術進歩はとてもイイ感じだが、トータルではスカスカな機体だ。

良い点は、ライブビューや動画撮影のピントが新開発の革新的センサーで素早くなったこと。

革新的であって、革新までは行ってないけれど。

悪い点は、ライブビューするのに、無駄に動く大型液晶しかファインダーがないこと。

上下だけで十分なのに、左右まで動く。 光軸と大きく離れたら、ミドルユーザー程度では対応し辛い。

電子ファインダーが有利に決まっているのに・・・だ。 電子ファインダーは、露出も、ピントも間違えない。

無駄に稼動する液晶に、箱メガネみたいのをかぶせて使う気か??? 素直に使い方が想像できぬのだ。 

しかも大型液晶は電気バカ食いである。 せっかくの革新的センサーをどう使うのか、ナゾ過ぎる。

 

なんかね〜、昔あった、強風に乗って折れないアノ傘・・・みたいな感じ。

風が傘の下に回りこんだ段階で、傘は守られるけれど、ぬれるじゃん・・・心の支えだけの傘じゃん・・・

 

ツッコミどころ製造企業になりつつある、キヤノン。

ニコンに負け続けて数年、発想が狂って、スタンピードになっているのを気付かないのは、そろそろマズイ。

最高機種のEOS1-DXも、名前のデラックスっぽさ以前に、ピントが早いだけで、さほど進化は無かった。

絶対売れないEOS−M(マゾ?)を発売した段階で、反省すべきだったろう。

ニコンは、Nikon1シリーズの発売後に気付いて、電子ファインダーを視やすく修正展開している。

 

さて、自ら三途の川を渡り始めることになるかも知れない、この夏の新製品EOS−7D MkIIの発表まで秒読み。

期待するだけ辛そうな気がしてならないこのごろ。

 

サンコウチョウの顛末とは裏腹に、次のNEXシリーズに期待してしまう、AGE47であった。

ナゼかといえば・・・一眼レフとしてのトータルバランスの深化を目指しつつ、バランス感覚がなくなったキヤノンより、

尖がった技術を、ユーザーがギリギリ使える程度にまとめてくるソニー。 ぶっちゃけ、どっちもドキドキもんだ。

なら、無駄にバランスを考えるより、新技術の投入に重点がある方が、M的使い手にはオモシロソウに感じてならぬ。

 

ともあれ

今回巣立っていった子供達が運よく育てば・・・きっともどってくるに違いないが、それほど自然は甘くないかな。

近所だから、とても都合がいいのだけれど。

カラスを追っ払う実力を持つ、非常に気が荒いサンコウチョウだが、ニンゲンからは逃げの一手。

もどってくる方が奇跡・・・に感じる方が自然というものだろうか。


 

追伸

さくらインターネットを借用し始めて何年か経った。

始めは容量1GBだったが、ついにこの秋、10GBになるのだそうだ。

南大東島のインフラ事情に合わせて、画像の大きさを合理化してきたが・・・

そろそろ存分な大きさを使用しても、容量に配慮する必要はなくなってきたのかもしれない。

けどやっぱり、節約しとこ。

 


 

ではまた