それどころではない・・・がマダ続いている

 


その前に世間話。

あれだけ漏水させている東京電力に対し・・・政府の対応ってば、ほとんどない。

面倒くさいし、対策したところでクレームこそあれ、ほめられることは絶対にないから、誰も手を出さない。

フクシマ、政府にも捨てられたか・・・哀れな・・・無理もないが。

パイプの継ぎ手から放射性物質入りの水が漏れる・・・つまり、もやはロクな職人もいないってことだ。

 

詰まるところ、国債発行でどんだけ金をバラマイタところで、放射性物質は収まらぬわけだな。

フクシマの方々よ、いまのうちに移動したまえ、都合が悪いところには、サバンナの動物ですら居座らぬ。

土地に縛られたら、哺乳動物のバイタリティは発揮できない。 ナメクジやヤンバルクイナと同じだ。

フルサトにこだわることに、さしたる意味はなく、健康に生きることにこだわる方が動物として相応しくはないか?

 

さて

釣り意欲は戻りつつある。 が・・・少々面倒なことを最初に述べておく。

私のかかえる精神の問題は、すこぶるワガママな症状をかかえているようだ。

今もYカチョーの超絶テゲテゲな仕事姿勢のもとで、ヤル気を失ってしまっているわけだが、

納得のいかない仕事では・・・入力時のミスタッチや誤字脱字が多発し、打ちこんでいる私の目にも写らないようで、

とんでもない入力ミスを見過ごしてしまっていた。

 

私は窮極気分屋になってしまっている・・・ということだ。

これまでも、気乗りしない仕事で吐き気や咳をゲーゲホグゲゲとしてきたが・・・更に、不可解な不眠が重なりだした。

Yカチョーの並外れた完璧な場当たり主義によって、私の精神がゆがみつつあるのかもしれない・・・とも感じる。

予定は立てない(=忘れてしまい、サッパリ覚えていない)、見通さない(=想像力を仕事で行使したことがない)、

ややこしいことは後輩に(=島は強力な年功序列と先輩風に満たされた社会+男尊女卑)姿勢の権化であって

小学生時代に夢想した、オトナになれば楽チンで学習しないで済む生活っぽいのが現実にある。

島はそうした傾向が強すぎるわけだが、Yさんほど徹底して自己の言動を省みない人は珍しい。

 

一方で、私の症状を覚り、気を使ってくれる細やかさも人一倍である。

記憶や予想といった時間差が生じる事柄には能力を発しないが、眼前の事柄に対しては細心の感覚を発揮するのだ。

おそらく、普通・・・いや普通の5割減くらい真面目なら、スゲー人だったに違いない。

 

というわけで、予測不能、完全場当たり主義に対して、仕事として付き合うのは非常に厳しい現実があった。 

このような精神を背負っていて定時出勤な宮仕えできないから自由業になったのであって、

目の前に自然のチャンスがあるときに・・・私にとって無意味な仕事をすることは、限界を超えたストレスであった。

 

絆とは、こうした年功序列意識も含めて付き合いを受け入れることであって、ご都合主義の人情だけを絆・・・なんてのは

違和感がアリアリになる気持ちなわけだが、ダレに言っても始まらない。 なので、とりあえず書いとく。

 

で・・・ストレス解消というより、先の給料の前にタンパク源!ってことで、多少の遅刻覚悟で、釣りし始めたわけだった。

っていうか、私は職員でない。

仕事をキッチリ完了できればよく、大きな時限はあるが、日々の細かい働き方が問題ではない。

本来はそういった働き方は、島の役場にはないものの・・・不眠を回復できない勤務形態なら、働く意味はない。

そのあたりは、Y課長をはじめ、理解者の方々に甘え倒すことにしている。

 

イノーには、細かな赤土の泥が堆積していて濁りやすい。 潮が満ち、エビが水中に出てくるころは濁っている。

水深が20センチを越えた頃に、やや澄んできて、30センチを越えた頃にキロを越すチヌのメスが入ってくる。

水温が低かったり、水面にさざなみが多かったりすると、非常に神経質になるチヌ。

凪いで鏡のような浅いイノーでは、泳ぐ姿がよく見え、活性も上がるようで・・・不思議な生態である。

 

あんまり前置きを引っ張ってもナンなので、とりあえず釣れたことを報告しておく。

ポッパーをガバッと食うでもなく、なぜかコイのようにチュボッ!と吸い込もうとするヘッピリゴシ気味な行動やら、

トラディショナルなバス用ミノー、ダイワの黒いコネリー2を見たら逃げたり・・・ビミョ〜な反応が続いていた。

仕方なく、前回釣れたカニ型ルアーを使ったら、今度は泥を巻き上げて見失うチヌが続出!

 

どうやら今回のズルズル引きコーンは、ハサミっぽく出っ張ったフックもぎとろうと、噛んだり吐いたりを繰り返すとき、

体が前進しないようムナビレで逆進をかけるときに泥を巻き上げてしまうのだ。

 

なので・・・一発目のバイトの瞬間を見計らい、チヌの進行方向とは反対へ、前アワセ?を入れてみた釣果だった。

けれども、コイツは血のりからも判るように、一機にかなりのみこんでいて、アワセたことで喉から適度に口あたりへ

フックが移動したことで、ハリスを切られずに済んだような・・・ 前アワセどころかアワセ遅れていたようだ。

 

ま゛〜世の中、釣れるときはどうやっても釣れる・・・ってことかな。

それにしても、直前にルアーをくわえた50センチ近いヤツは悔しい限りだった。

逃げ去った・・・というスッキリ感はなく、そのあたりをユウユウ泳いでいるが、手を出せない位置なだけである。

 

左投げになってから、いささかの時を経てしまったものの、ほとんど狙っている感覚はなく、投げただけ・・・だ。

とりあえず方向だけは、やや整ってきた状況で、ほっとするやら嬉しいやら。

焦りすぎて、目の前の水面にルアーを叩きつける事は多いのだけれど。

 

今回の刺身は、かなりカニ臭かった。 泥を食らっているカニだけに、泥+カニ臭は堪え難いものがあって、

数切れは刺身で食したが、すぐさま漬けにしてしまった。 歯ごたえ抜群なだけに、残念至極。

ためしに、歯ごたえのある、筋線維と平行に最も歯ごたえが出るよう薄切りしてみた。

予想以上のスンゲ〜歯ごたえ。 漬けになると、想像以上の歯ごたえに、食べ辛さすら感じたり。

 

キッチリと死後硬直後に調理しているのに、ピンピンに固まっている切り身。

瓦のように反っていない様子から、死後硬直前のイカった姿とは違うと判っていただけるだろう。

 

三枚卸しして刺身に引いたのは、シメてから9時間以上あとのことである。

ヘリクツはさておき、陽が透けて美しい切り身だこと♪

もちろん、釣ってすぐ目の後ろの神経を切って絶命させ、心臓わきと尾の手前を切って地抜きしている。

それからほどなく浅い海へ行き、腹を割いてウロコを落としてから冷蔵庫へ・・・といった下処理。

 

ま゛〜いろんな意味でズレた人生が交錯している様子。

私なりに余裕がないので・・・この辺で。


 

ではまた