タンカンは記憶にあるか?

 


ところで先日、ソフトバンクがメリケンのケータイ・キャリアを買収しようとしたら

国防上の理由から拒絶すべし・・・などという報道があった。

言っちゃったよ・・・メリケンの役人も口が軽いねぇ。

つまり簡単なこと。 スマホはCIAとFBIが裏側からスーパーユーザーとなり

自由に操作できるようにしたLINUX端末であって、アンドロイドはウワベの姿。

テロ対策をイイワケにし、国策でスマートフォンを対テロ端末というか、

ピーピング端末化したから、他国の企業に特権を知られるワケにイカンと言ってしまった。

ま゛〜こういったことはイタチゴッコだよ、メリケンさんよ。

顔の情報を盗まれないように、無駄についてくるインカメラはシールなどで、ふさいでおこう。

 

かつて、私も所属していたこともある、ピ〜のケータイは、今やタダの蒲鉾板状のパソコンだ。

どこにも特長となるポイントがない・・・みごとにメリケンの戦術にやられ、骨抜きである。

イタチゴッコというより、国家政策でない限り、つまり税制の優遇や世論操作がなければ

かつてジリヒン必至と恐れられたアプライアンス事業なのだから、営む利は薄すぎる。

こんなのは、キムチの国に任せておけばいい。 どうせメリケン政府のノゾキ端末だ。

 

ガラケーなら形をムリヤリ変えられたが・・・これからは私が高校生時代に予測していた通り、

形が失われて機能がムキダシになり、人間が使いやすいボリューム感を逆に増やすことを

イカニ価値観ありげに示せるか・・・といった時代へ突入しつつある。

たとえば、全てのメモリーがマイクロSDカードよりはるか小さい、ゴマ大にできる時代が目の前。

しかしそれでは人間が扱えないから、人間として必要な擬似アナログ感覚を付与するのだ。

 

重さとか大きさとか、必要も無いはずの素材感とか。

考え方によっては無駄の連鎖であり、人間は無駄の塊とも考えられ始める時分。

人間の限界、人間の感覚の帰る場所、人間のころあい感の進化・退化はどこへ行くのか・・・

これからがクリエイターというか、未来透視者とかSF作家や、未来志向デザイナーの出番だ。

 

残念ながら、そこまで予算が無いので、攻殻機動隊はデザイン重視ではない。

物語としてのアイコンが過激にデザインされてしまっていて、生活感がないものの、

笑い男アイコンはなかなかだ。 世の中は必要とされてきた拘束する形を失い、

拘束されたい気持ちにさせるカタチが必要になってくる時代に入っている。

 

このごろユルキャラなどが、やたら好まれる。

さもありなん・・・時間や仕事に縛られすぎて、本来生活の「必要」だった事柄とは離れた

無理こそ美徳・・・みたいなのを生活にしてしまったから、昔のユルさ、必要の大切さを

取り戻したい根源的な志向が再生してきているのだ。

シンクロニシティーや流行には、ときおり深刻な意味が閉じ込められている。

 

おっと、メリケンの国家的ノゾキ趣味対応でない、ネット端末がないと、

これからもっと手放せなくなるデジタルデバイスは、不安で仕方ない・・・誰か国産してほしい。

もちろん、OS(基本ソフト)をだ。

これは経済なんて軽はずみな勝ち負けの問題ではない、国家と民族の問題である。

 

ちなみに、タフなノートパソコンをメリケンのケーサツが導入していたところ

事故を起こしたときに警官がパソコンが体に食い込んだかなんかで、死んだという。

もちろんデッチアゲで・・・アポロの月面着陸や911に比べたら屁未満である。

その後、アメ車にパソコンなど、一応なハイテク機器を内蔵した新型車が配備されるようだ。

やれやれ・・・そうでもしないと、メリケンの車屋もピーピング端末屋も

他を排除できない時代になったらしい。 ヤバイなぁ〜捏造事件乱発時代がやってきた。

軍備を使わないと、どんだけヘナチョコなんだろうか・・・メリケン。

おつぎは日本人の貯金の根底をゆるがす、銀行預金のシステムの壊滅か

日本銀行あるいは銀行券(貨幣)の失墜だろう。 もちろん、為替とは関係ないところで。

預貯金や箪笥預金よりは保険とか投資が安全・・・みたいなバカバカしい仕組みへのシフトね。(笑)

世の中は、意外にわかりやすく出来ていて、大きなチカラには簡単に屈するものだ。

あるいは、バカバカしいほど奇想天外な透視目的をこさえてくるかもしれない。

宇宙預金みたいな。(爆)

 

さてさて

数少ない島の有力な農産物のひとつタンカン。

サトウキビ、マンゴー、トケイソウ、ドラゴンフルーツ、バレイショ、ニンジンに匹敵する産物。

 

みなさまは、このごろ食べた記憶がおありだろうか?

デコポンでもポンカンでもイヨカンでネーブルもない、タンカンをご存知か?

お食べになったか? 私は内地にいるころ、食べた記憶が無い。

ポンカンは好きであった。

 

このごろの水菓子の安直なところは、世間が高齢化して低カロリー化しつつあるのに

糖度計でチャチャッと評価できるから・・・と甘いだけの産品をこさえはじめて味が崩れたことだ。

飴玉じゃないのだから、水菓子が甘いだけでいいはずは無い。

農家はやっぱり頭の悪い人が最終的に営みやすい職業なのだろうか・・・と哀しくなる。

便所下駄の舌の感覚でも、糖度計が助けてくれる・・・人気の栽培品種に頼るのだろう。

やれやれ・・・冒頭からガッカリ感満載である。

 

島のタンカン農家は長生きできない・・・と云われることもあるほど、農薬散布が必要な作物で

近年は内地からゴマダラカミキリが侵入し、樹幹に穴を開けまくってしまい、大被害である。

そこへ、猛烈台風3つの襲来で、タンカンをはじめ、パパヤも品切れ状態である。

 

けど、ときどきいただくことがある。

 

単純に申し上げれば、タンカンは内地でポピュラーな温州みかんに比べ、

糖度も酸味(ビタミンC)も倍くらいである。

甘ったるくて酸っぱいので、メリー&ハリーあふれる私好みの味付けと云ってもいい。

が・・・最低な食べ物でもある。 皮がむけず、やたら手が汚れるのだ。

私は仕事柄、ハイテク機器をよく触る。

確かにリールの手入れなどでグリスまみれ・・・も嫌いではないが、たかがミカンを食らうのに

ギトベタになるのは、気色が悪いことこの上ない。 食べることが、作業になってしまうのだ。

食うことと消耗することが、あるいは等価交換になっているから、食べても意味が無い。

鼻から食べたいと思わない水菓子であり、すなわち世界三大ガッカリフルーツよりも、

意識の外になってしまった果実である。 つまり気にもとめぬ意味ナシの水菓子。

 

なので、もらったらすぐにスルーして友人に回すことにしている。

マンゴーも同様にスルー率は高い。 味はともかく、マンゴーは香りがスッキリしないから。

だったら好きな人にあげて、恩でも売っとこうかな・・・ということになる。(笑)

 

さて、今回はしかし、自らもらってきた、台風で実りの悪いタンカンたちだった。

それらを応用したのが、スキナベである。

白菜が無い・・・と思った方、私はもう寄る歳並みにボケたから、単に入れ忘れただけだ。

画面外、右手の方にあるザルには、テンコ盛りである。

 

あ・・・忘れてた、そうでない。

 

今回は長く肉を煮るために、白菜やシメジは後回しなのであった。

タンカンの効果をみるため、肉が硬くなるか軟くなるか化学実験料理だからだ。

ネギは香り付けに加えてあり、豆腐とコンニャクは味を染ませるためである。

コンニャクはとくに、味が染み尽くした最後にジックリいただくのが好みだったり。

 

小さな一人前なら、中くらいのタンカンを一個絞るくらい。

(温州みかんの大きさなら中の大くらい)

手にはシコタマかんきつの油と香りがベタベタとつくが、味には影響しない。

香りも酸味も消えて、淡い甘さだけが残る。

むしろタンカンの甘さだけでは足りないくらいかもしれない。

 

ヒントは鴨のオレンジ煮である。

が・・・そっちはあまり柔らかさに凝った料理ではないようだけれど・・・

 

結論は、記事にしたことからお分かりいただけるように、成功していた。

うみゃ〜でぃかんて♪

 

失敗したのは前日まであった、皮の無い二枚肉(ホントは一枚肉?)のかたまりが品切れ、

せっかく現金収入があったのに、切れっ端肉しかなかったことだ。

グツグツと煮ると、筋っぽさのない、いい具合な歯ごたえになっていく。

 

都会ではタンカンをわざわざ求めないと、こさえられない料理だろう。

しかし、不意に食べられないほどのオレンジなどを手にしたら、チャレンジいただきたい。

皮の香りがキツソウと感じたら、オレンジの部分を削ぎとってから絞るといい。

手も滑らなくなるし、柔らかくもなるので絞りやすい。

 

ときにタンカンは、バレイショやニンジン同様に島中あふれる食材。

そのまま食べるのでないが、絞り切って利用するならゼータクとは云わないだろう。

ビタミンCは期待できそうにないけれど・・・

この時期、様々なスポーツ選手が合宿にもやってくる。

そこに出すのが、ただのスキナベやスキヤキでは島らしくない。

タンカンはおススメだ。

 

一応、スポーツ合宿の選手らが泊まるホテルの経営者が立ち寄る、直売所でさりげなく宣伝。

ホテルのM田さんなら、自然な甘さと、肉の柔らかさが繊細に判るはず。

合宿は長丁場であり、更に栄養バランスも大切だから、タダのホテルにはできぬ献立。

毎年合宿を受け入れるほどのホテルなので、彼らならもう一ひねりしてくれるだろう。

バレイショの採れるこの時節なら、肉じゃがにもアリなのかもしれない。

 

ちなみに

先のスキナベは豚だから、島産の辛めでフルーティな香りのショウガを加えてある。

新鮮なショウガは、ジンジャーエールをこさえたい気持ちになるほどフルーティな香りだ。

ショウガをフルーティと思ったのは島に住んでからのこと。

 

ともあれ

島の自家用タンカンは多い。 出荷用は農薬散布も激しかろうものの、

シークニン(シークワーサー)同様に、庭に植えてある果樹になりつつある。

 

なら、レモンは植えないのか?というと植えぬ。

残念ながらオコチャマ味覚だから、酸いだけのカンキツの愉しみ方を理解できぬのだ。

ともかく島人は酸味を嫌がる。 もちろんニガウリなどの苦味もだ。

島人のこさえるピクルスは、ちっとも日持ちしない。 ただの甘党のこさえる甘酢漬けだからだ。

 

せっかく南国なのだから

もう少し、トロピカルフルーツの風味を活かした調理や料理を・・・と思う向きはない。

おそらく昔から水菓子として食らい尽くして、新し味もない食材と信じているのだろう。

島には、ゼータクで、もったいない現象が多々ある。

 

今回はタンカンに注目してみた。

 

一応、主婦で500人に1人くらいは、タンカンゼリーを自分でこさえるだろう。

それ以外は、タンカンを出荷している果樹園の方くらいしか、加工食品はこさえない。

食べるほうが楽だからね。

ってことで、また一つビンボー生活に光明が差してきた♪

 

タンカンについては、オレンジ類で著名なバレンシアオレンジと同系統のネーブルと、

みかん類のポンカンとの交配種らしく、つまり今回のスキナベはオレンジ煮と遠い親戚関係か?


ではまた