内地生活はハイカロリー
豆腐と卵と、島野菜の生活から、肉とかたくさん食べる旅に出たような感じになった。
鹿児島空港のセキュリティゲートの前を横切ろうとしたとき
「お疲れさまです」と警官に呼び止められた。
いきなり職務質問か!?と思ったら、平土野駐在にいた人だった。
夏に転属で戻ったという。 やれやれ焦ったわい。
怪しいイデタチに気付いた、天城町役場の副町長やら課長にも見つかってしまった。
ま゛、ついでに年末のごあいさつができて、丁度よかったようなものだが、
黒頭巾姿は結構目立つらしいことを思い知らされた。
こういってはナンだが、奄美大島でヒッピーのような格好のガイドさんよりは地味だと思う。
いつもは美味しいと感じる、冷凍麺のそばが、かなり美味しくない。 品質が落ちたような。
これなら、例の高級?乾麺、滝沢更科十割そばのほうが美味しい。
節約のために、買ってあった濃い茶のペットボトルを持って来ていたので、
食後にいただくことに。
ん゛!? なんか無駄に深い味というか、渋苦い味が・・・
チョイワルだった。 清涼飲料の賞味期限は、矢の如しと知る。
久しぶりの横浜駅。
宝くじを求める人の列、列、列・・・
ボーズが富くじにウツツを抜かすとは・・・お布施がもったいないなぁ。
ひょっとすると新手のコスプレなのか?! 托鉢する感じでお恵みをかすめる手合いとか・・・
いきなりサンスイで待ち合わせ。
見知らぬルアーやらがたくさんある。 ちょっとしたフィッシング・ウラシマ効果的な。
荷物はカウンターで預かってくれるので、とても物色しやすい。
マグロ用の巨大なタックルが印象的だった。
釣り仲間が集まって、早速その夜から鍋の宴会・・・
コダワリの焼いた鶏肉でこさえた鍋、香ばしい鍋である。 ゆずこしょう合うかも。
超高価なバズーカレンズが、酒の肴に・・・ ちなみに、鍋の具にはならずに済んだ。
クワバラくわばら。
実は、ルアーをたしなむ友人らは、腕力は十分だから興じられるわけ。
釣りに対する努力を惜しまない連中ばかり。
あくる日は、冷たい雨。
二日酔いでフラフラと入ったヨシギュ〜
数年前の牛肉ショックのころ、全盛だった豚丼はなくなり、
豚は焼いたのを乗せるやつしかなくなっていた。
仕方なく並と玉子をたのみ、玉子をのせて少し混ぜ、二口三口いただいたころ・・・
牛肉の間に、黒く細長いのを認識した。
自分でも感心するほど、わかり辛いはずなのだけれど・・・ 玉子の皿に避けていただく。
私の頭からすると、疑いようのないお店の誰かの髪である。
別に毒ではないし、もったいないから避けていただいたが・・・
店員がいろんな意味で?申し訳なさそうだった。
久々の牛丼だが、気分的にも味覚的にも美味しくはなかった。
二日目の晩は、さらに別の友人宅へオヨバレに。
壁中が窓になっている超マンション?で、スカイツリーが茶の間から見えたりする。
料理好きでビーフシチューやら、色とりどりの料理、生ハム・・・タンパク質がふんだんに!!!
東北産ホップ使用の、禁断のビールもいただく。
セシウム入ってても文句いえないから、私の買わぬビール。 でも美味いビール。
感覚的に、アラ?何かが足りないと感じたのは、野菜の新鮮さ。
野菜全般に、全く元気が感じられないし、食べても元気が出てこないものばかり。
確かに貧乏で専業主婦やってたおふくろ様に比べたら腕はやや下だが、それ以前に
食材に生気がない。 味じゃないナニかが足りない。
実家で食べても同じなのだけれど、気が抜けている感じ? カラダが逆に気を吸われるような
水分はあるのにシナシナな感じで、食べ疲れるのだ。
元気が出て欲しい気持ちを込めて育まれなかった野菜なのだろう。
鮮度の問題なのかビミョ〜だが、確かに島の直売所で売っているのと、回復感が違う。
食べさせたい子や孫の顔を浮かべないで育成させられた野菜では、ダメなのかもしれない。
料理の腕がよく、美味いだけに・・・残念感は否めない。
私は霊感が無い。 けど、島に住んで、元気やアヤカシの感覚・・・といった
根源的な感覚が戻ってきつつあるのかもしれない。
ワイン好きの女性だけあって、チーズにも詳しい。 私もさっぱり知らぬチーズが出てくる。
極めつけがコレ。 昭和の誰もが憧れたチーズ。
向こう側には、キャンドルで温めていて、そしてベーグルの上には・・・
これぞ人呼んで「ハイジのヤツ」であった。
火で暖めてメルロリ〜ンと溶けたヤツを、パンに乗っけて食べるアレである。
正しく山羊の乳からこさえてあるせいか、無情に獣臭い。
こんなのを毎日食らってるとすると・・・ハイジやペーターは、意外に体臭が濃ゆそうである・・・
手料理も、なかなかの味わいだったが、それにしても・・・ハイジのヤツを食えるとは。
お土産に、ご自慢のベーグルをいただいた。 焼印は、ブンデザインであった。
ぐだぐだに迎えたあくる朝・・・いろいろあって、すぐ昼食である。
横浜の安くて美味い店だという。
きつねそばが400円台、長いアナゴ天150円。
絶妙だったのは、揚げきってない薄揚げ。
味も浸みて食べ応えもあり、スカスカでない食感がイケる。
私の和麺屋指標として注文するのがきつね。
安いだけでなく、本当にそば好きの店主なのだろう。
ちなみに、レンゲがついてくる違和感って私だけだろうか? なんで和麺にレンゲ?
そばも汁もOK。 盛りでなくても、そば湯もたっぷりいただける。
汁が濃い味なので、そば湯で割っていただくと美味いと、友が教えてくれたから
真似してみると・・・ん゛まいね。 あったまるし、ほっとする。
アナゴは美味いものの、大きすぎて途中で飽いた・・・
三日目は、友のアニキであり、私にとってもアニキな御仁とイッパイやることに。
で・・・同じ甘えるなら、牛レバーをいただきたいと言ったところ・・・
基本は焼かなくてはならないらしいが、私は必要を感じなかったので。
美味い上に、元気が出る食品である。
あれやこれやと、6時間以上お付き合いいただいた・・・アニキ。
人付き合いがサッパリな私のために、ありがとうございます!
四日目の朝も、だいぶ遅かった・・・
なんか食べたいものはないか?というのは、内地にいるとイツモの言葉。
友人もおふくろ様も問うてくる。 なんぼ島でも内地でしか食えない食品は、さほど無い。
で、朝食ナシのまま、やにわに中華!
わりとアッサリかと思った中華丼は、油ギッシュで驚き。
本場の中華の技なので、油が一回り多め。 本来なら皿に溜まって食らわないのだが、
中華丼は皿の飯がすべて受けてしまうから、とんでもないことになっていた。
これまたアッサリかと思ったワンタン(味の実力計測用)も濃い味。
炒め物にXOジャンを使うのが好きな料理人のよう。 少々エビ臭い。
見た目以上にボリュームがあって、私も、大食らいの?友もいささかお残し・・・
大きすぎて、レンゲですくえないようなキャベツの大きさって、口に納まらぬ。
料理として少々雑で、逆に日本らしくない中華っぽさを感じたり。(笑)
料理人や従業員は、異国の言葉を使っていたから、ガイジンは雑なんだね、多分。
ちなみに、ワンタンの皮は市販品だった。
本気を出させたら、いい仕事をするようだが、日常は雑な国民性が出ている料理店のよう。
それにしても、一週間にわずかしかいただかない肉食を、日々いただいているし、
非常の油ギッシュ生活を送っている。
24日は、カップルや家族にとって、宗教とは別に宗教儀式を借りた幸せ感のある日である。
当然ながら、友と別れてヨドバシカメラへ赴いた。
あらためて巨大な躯体に驚かされたキヤノンの最新機、EOS6D。
手にとって見て、あまりのパチっぽさに脱力。
来年、キヤノンはとんでもない収支決算と、株式総会をしそうで、不安をかきたてられた。
えらく雑な造りである。 質感も、デザインも安っぽいコンデジな感じ。 ハリボテ感を満載だ。
こんなのが新商品とは・・・大陸系のパチ商品のよう。
ミラーレスのEOS・Mなど、ただ半端に小さいだけで、何の利点も特色も無い。
ここ1年で、なぜ急に
ニコンに水をあけられだしたのか知らぬが、やはり経営ではSEDの失策が大きすぎたか?
コピー機で美味い汁吸えなくなったか?? パナの減退に匹敵する経営状況なのを具現化した姿。
この夏出せず、来夏に延期された期待の7Dが、一段と現実味を薄めてしまった感がある。
映画向けに商品展開を見せたのだから、7DにはEVFのオプションくらい用意していて欲しいものだ。
(EVF=電子ファインダー 動画などを撮影するときに、見た目と同じ明るさやボケ味を再現できる)
クリスマスイブの夜・・・イブの夜って、海底の底っぽい表現だな。
全力でこさえたのは、ホウレンソウのナムル。
冷蔵庫にあった、元気の残ったニンニクひとかけ卸したから、ニンニクの辛さが清々しい。
肝心のホウレンソウは、チョイワル化してしまっていたから、流しのタライを洗って水を張り、
根際をカットして水上げをよくしておいてから、水に浸(か)す。
少々元気が失せてしまいすぎなので、ショ糖を加えて元気を加速させてから調理。
やはりションボリしたナムルになたったけれど、元気力4%?くらいは包含している気がする。
たぶん、テンション下がった私の元気分だけ復活した感じ。
シナシナであっても元気がある野菜は、砂糖やらジュースなどの糖分と気力で復活する。
まさか、横浜でやることになろうとは・・・
いろんなものをいただいた。 めったに食べないもの、島には無いもの。
なんだかんだでたどり着くのは、やっぱりおみおつけだったり。
あるいは肉抜きのナンチャッテ中華、ナンチューカ?だったり。
肉を食って、野菜を食わないと、カラダから疲れが引かない気がする・・・
普段からビタミン大量摂取だったのだろうか? 近所が直売所だし、鮮度抜群だし。
友の家は、都会の一等地にある。 コンビにはあるが、スーパーがない。
都会は土地代が高いからか、売り場面積も駐車場も必要なスーパーがやり辛いのだろう。
都会にも無いものがあろうとは・・・
来る前に想像していた通り、いろんな人と会って、しまいには説教され、頭の中は情報過多。
処理できず、目を開けているのもしんどくなった。 外の雑踏に踏み込めないなぁ・・・
それにしても、この一週間で、えらい腹出たし、どうしよう。
伊勢に帰ればすぐ正月だ。 まだまだハイカロリー生活はつづく。