デジバカ&がんばれパナソニー
続編?
肝心のシリーズ用ロゴデータ、どっかいった・・・
デジタルヒトバシラー記事が少なくなったが、今回はソッチ系だ。
ともあれソニーのNEXシリーズ、パナのコンデジ、なかなかである。
なんかこのごろ、トライアスロンの下見でレンズをゴツンと路面に叩きつけてから
ブレた画像が多すぎるな〜と感じていた。
確かにレンズの調子も悪いみたいだが・・・気になる比較表で確認してみた。
機種名 | 1D MkIII | 5D MkII | 5D MkIII | 1D MkIV | 1DX | 60D/7D | NEX-7 | OM-D | D800 |
センサー幅 | 28.1 | 36 | 36 | 27.9 | 36 | 22.3 | 23.5 | 17.3 | 35.9 |
水平画素数 | 3888 | 5616 | 5760 | 4896 | 5184 | 5184 | 6000 | 4608 | 7360 |
画素ピッチ(μ) | 7.23 | 6.41 | 6.25 | 5.699 | 6.94 | 4.30 | 3.9 | 3.75 | 4.88 |
デジタル・テレコン効果 | - | 1.13 | 1.16 | 1.27 | 1.04 | 1.68 | 1.85 | 1.93 | 1.48 |
正確ではないが、無効画素数を無視して、センサーサイズと有効画素数のみを参考に
作表してある、極私的デジタルテレコン効果表である。
デジタルテレコン効果とは、レンズはそのままだけれども、画素数を増やして
部分拡大すれば、テレコンバーターレンズをつけたのと同じような気分になれる企て。
要は1,000万画素から2,000万画素に増加した分、内側を1,000万画素で切り取れば
同じような画像で1.4倍くらいズームしたことになる・・・ってヘリクツだ。
安直なようだが、私も長男の端くれだったので、そこはそれイロイロ無駄に考えた。
88万円もした500mmF4のバズーカ風レンズの性能と照らし
コーワやデジボーグといった望遠鏡系や、ニコンのブレ補正付きのフィールドスコープなど
明るさとレンズの長さをジロジロまじまじ見比べていた。
結局、3000mmなんて超々望遠にもなるデジスコのたぐいは、暗いことが弱点だ。
島はともかく暗いジャングルが基本、暗いことはそもそもダメである。
中古のEOD7Dに続いて、NEX-7を購入したが、作表したのはつい最近・・・
そこをチェックしないで買ったわけ?とツッコミがきそうだが、そこはま゛歳だから。
EOS7Dは、EOS1D MkIIIをしのぐような高性能で低価格と話題だったし
イメージモンスターなんて銘打ってあったから、だまされた・・・
モズ博士Tもピントの合わなさには、不便を感じていたというから、中古のせいではない。
やはり、信じる者はみなダマサレル・・・だな。
結局、あまり視やすくないファインダーでは、マニュアルフォーカスも難しいから
じゃサクッとNEX-7で・・・と、金もないのに買ってしまった。 ま゛も〜歳だから。
キヤノンレンズにソニーはオカシイだろ? ま゛〜歳だから気づかんかった・・・でもない。
メタボーンズ製の「マウントアダプター」を用いれば、キヤノンレンズをNEXシリーズで使える。
先の表なら、フォーサーズのOM-Dの効果の大きさにホレボレしていいのだが、
マウントアダプターのスグレモノのアルナシが明暗を分けた。
普通なら口の形を合わせて、物理的にくっつけるだけ・・・なので、オートフォーカスはおろか、
手ブレ補正も、絞りもなにも操作できず、せっかく買ったのに・・・やるせない気持ちを
引きずって使うMさ加減が身上。 昔のレンズなら絞りリングがついているが、今はない。
そうしたM常識をくつがえす、手ブレ補正と電磁絞りを制御できる高性能のものが実在する。
ついでにオートフォーカスまでしてほしいところだが・・・それはまだ先の時代になりそう。
ウワサでは、フォーサーズ用の試作品で、キヤノンレンズの機能をフルに使えるものが
もう完成しているらしいけれど。
ぶっちゃけ、まだ新しいモノズキの血が騒ぐ体質が抜けてない。
このごろ、キヤノンでもミラーレス一眼が発表された。
ミラーレスのいいところは、アダプターを使ってほとんどの一眼レフレンズを使えることだ。
ミラーがないぶん、レンズまでの距離があるから、間にアダプターを入れる余裕が生まれる。
一眼レフで、たの一眼レフレンズを使おうとおすると、物理的にマウントが大きいキヤノンなら
他社のレンズが使えるが、ニコンのように小さなマウントではそれも叶わぬ。
このごろ流行のライカやM42といったマウントのオールドレンズは、
もともとミラーのないカメラ用なので、レンズからフィルム面が近く、ミラーレスでないと使えない。
ミラーレスは軽くて小さいから、おんなこども向けっぽいが、実はエンスーなオッサンに
多大な支持を受けている。 なにしろ、オールドレンズ好きは金払いもいいし。
だからこそ、センサーサイズはフィルムと同サイズなものが望まれる。
ものの・・・そうすると小さくて軽くて高いカメラになるから、一眼レフとのヒエラルキーが
狂ってしまうように錯覚したメーカーが出せないでいるジャンルでもある。
フルサイズのレンズをつけたら、フルにセンサーを使い、
小さいセンサー用のコンパクトレンズならセンサーの真ん中だけ・・・って風に
使えばいいだけのように思えるが。
新しい機体が、安くて軽くて機能低め・・・というガッカリな展開が増えた昨今のカメラ業界。
やっぱりここは、ソニーが業界のシガラミを無視し、ドギモを抜いてくれないとダメな気がする。
正にキヤノンのEOS-Mはガッカリの典型すぎて、絵に描いたようである。
どこをどう見ても、新しい魅力がない・・・ コンデジでいいじゃね?っぽいカメラだ。
そういう意味で、このごろのコンデジががんばっている。
オリンパスのZX-1なんてのは、人気だ。
我が家でも、とても良さそうだが・・・時代遅れのCCDなので
画像の読み出し速度が遅く、ピント合わせの速度が遅いと想像がつく。
地元のダイバーが絶賛していて買いそうになったが、センサーに気付いた時点でピンときた。
高性能っぽいのに、安いのにはワケがあるのだ。 買ってたら水死してたかな。(笑)
そこへくると、パナのLX7はレンズが極めて明るく、広角でもあって、星空撮影もできそうだし
水中用にもとても良さそうなのだ。 けど、夏のボーナスを外したためか、水中パックはない。
南国の夏は、まだ11月初旬まで続くというのに・・・次機種への種まきが足りないな。
さて
こうなると、大きめなコンデジと、小柄すぎるミラーレス一眼の境目ってなんだ?と
思った方は、きちんと文章を理解しておられるな。
実はそりゃカンタンで・・・と、いつものようにブッタギリたいが・・・正直微妙になってきた。
大型センサーが比較的安価になったことによる。 コンデジにも大型センサーが増えた。
センサーが大きいということは、ピントが合う奥行きが狭いから、ピントがシビアになるのだが・・・
今のところは、ミラーレスも、高級コンデジも、あんまり気にしないまま・・・だからだ。
昔に比べたら、チョー高速じゃね?と思った方は、なかなか機械好きだ。
センサーを秒間何回読み出せるかで、制御回数が増える。
このごろはCCDよりはるかに高速のCMOSセンサーがフツーになったから
必然的に、コントラストの高い部分を素早く検出できるようなった。
そこへ来ると
キヤノンのミラーレスはガッカリながら、画素を削って位相差センサーを埋め込んであるらしい。
一応、コンデジ以上の性能を演出しようと努力している。
つまり、画像も微妙にガッカリ化させながらも、ピントを高速・正確にしようとしたところはエライ。
ちなみに、ニコンはだいぶ前にニコン1シリーズでやったけどね・・・
それに富士フィルムじゃ、コンデジにも搭載してあるような。
そのへんを補うような高速フォーカスの仕組みが載ってないから、コンデジ並みなNEX。
したがって、エンスーなマニュアル系のオッサン専用と云われても反論の余地がない。
オールドレンズにAFは効かず、マニュアルなので、高速とか位相差センサーとか関係ない。
むしろ、オッサン好みに開発されたと言ってもいいと思う。
レンズラインナップも、非常につまらぬもので、さらに間違っている。
実はNEXには二卵性双生児のビデオが居り、ならば電動ズームを搭載するなどした
レンズが展開されてもいいはずだが・・・まるっきりない。
なら、もう少しオッサン好みの、昭和デザインにしといたら、よかろうものを・・・
っていうかグリップが持ちにくいし、ダイヤル類も繊細すぎ、動きが軽すぎる。
それはそうと
オッサンとかエンスー向けかはいいとして、ファインダー搭載のミラーレスの意味は大きい。
今さらファインダーかよ・・・昭和の絶滅危惧種EXが・・・と思った平成青二才は、
とりあえずコンデジで満足したまえ。
ともかく手持ちで普通に使えるのは、1,200万画素あたりまで。
それ以上になると、微妙なピンズレやブレで劣悪なカット連発になってしまう。
画素数が多いと、細かいことまで見えてしまうのだ。
電子ファインダーと光学ファインダーの良し悪しは、とかく物議を醸すが、
NEX-7のファインダーは、一眼レフのを超える機能を有している。
残念ながら、半端なEOS7Dのファインダーはマニュアル用としてはパチモンだ。
かなりキレが悪いから、マニュアル用としては辛いし、暗い。
面白い効果があったのは、ファインダーの明るさ制御。
マウントアダプターはスグレモノで絞り制御もできる反面、通常の一眼レフのように、
ピント合わせは明るく絞り開放にしといて、撮影する瞬間だけ望みの値に絞り込んで撮影・・・
という本来の動きはできない。
絞りは可変できるが、絞り値がそのままリアルタイムに反映されてしまう。
光学ファインダーなら暗くなるのだが、ミラーレスの場合は補正されて普通に見える。
つまり、正しく補正されていれば、そのまま画像に記録される姿で映像化される。
あるいは、露出補正をプラマイしたら、そのように明るくなったり暗くなったり
記録される画像の状態そのままに、ナチュラルに表示される。 これはデラ便利。
その上、5倍とか11倍とかで部分拡大できるから、シビアにピントを追い込める。
その機能が思わぬ副産物を産んでくれる。
ファインダーも液晶モニターにも同様に拡大表示されるが、
それをバードウォッチングに応用できる。
正直なところ、700mmの11倍って、どんな倍率だよ!?というくらい拡大する。
多画素のお陰で、レンズの限界を超えたような拡大映像を、リアルタイムに拝める。
これはこれは、嬉しい誤算。
確かに、EOS7Dのライブビューでも同様な効果が得られる。
でも映像の細かさや、液晶モニターの角度を変えられるなど、やはり後だしには敵わない。
カメラのレンズでは、超拡大ライブ映像は得られないだろうと割り切っていたが、
広い画角で探索しておいて、部分拡大で鳥類観察・・・バードウォッチングに理想的♪
使い勝手は、融通利かないフィールドスコープなどと違い、調整も自在で、撮影もでき、
しかも複数人同時に観察できもする、なんかもう副産物の方もかなりゴーヂャス。
麻婆丼頼んだら、一緒に出てきたスープが、ミニふかひれスープだった・・・くらい
お得な機能に満ち満ちていることを思い知る。
EOSとNEXの違い(フィルムと比較して、倍率1.6倍と1.5倍)を調整し、
NEXの画像だが、いつものキヤノン7Dの光学ファインダーをのぞいた感じにしてみた。
中央ちょい下の流れの中にいる、小さな白い点・・・視力1.2以上あれば肉眼で見える白い点。
一眼レフの限界・・・お分かりいただけるだろう。
ファインダーでは、どこにピントが合っているか判断できない。
これまでは、勘で合わせているような感じだった。
NEXの11.7倍の拡大状態にすると・・・鳥の種類まで分かる映像を観察できる。
こいつはクロハラアジサシ。
このカットだけでは分かりにくいが、現地でこの映像を液晶で逐次観ながら考察すれば
ほとんど誰もが10秒以内で判断できるレベルの拡大率である。
この映像は、ファインダーだけでなく、背面の角度の変わる液晶でも観られる!
映像は、仕草や日差しのあたり具合に影響されない色合いなどを確認するのには
欠かせない視点である。
写真では、走っているフリか、走っているのか判断できないが、映像はそうでない。
一応、距離をグーグルアースで検証しておく。
300mあまり遠方のハトくらいのアジサシである。 左は徳之島「子宝」空港の滑走路。
これまで、この距離の鳥類を、一眼レフ用のレンズでリアルタイム観察することは
不可能と思っていたが、これなら下手なフィールドスコープをしのぐ。
一応、公式情報をもとに、単純計算してみる。
手持ちのレンズは500mm、それにテレコンバーターが1.4倍、
NEXのセンサーはフィルムの2/3(X1.5)、そしてファインダー倍率は最大は11.7。
都合、500X1.4X1.5X11.7=12,285mm!!!!????
高級な高倍率フィールドスコープ70倍程度で、3,500mmくらいだろうから、
NEXの凄まじい遠視力が、推して知られようというものだ。
馬鹿でかいレンズの使い勝手を飛躍的に伸ばしてくれた。
デジタルとは、ニンゲンを信じさせてダマス存在であることは違いなく
実はファインダーに現れているのは、センサーのごく一部の低解像度の513X342ドットの
映像を全画面表示しているだけのこと。
画像でなく映像をリアルタイムに流す。 この意味は大きい。
デジカメの過去の画像を見ている人のテンションはトテモ低いが、
現在の映像への食いつきは、全く違うことは、オリンピックの視聴でもお分かりだろう。
しかも、ニンゲンには脳の補完能力があるので、SDテレビ並みの映像を観られれば
種類くらい、じきに判断できる・・・・ものである。
神経の限界値からしても、視力5はないのだが、脳が補完する。
アフリカの民族では、実際に視力5程度の高視力と言われるが、あれは状況判断で、
遠方のものを見分けている。
タイミング、場所、大きさ、動き方、仕草などを見れば、誰かとか、なんという動物か分かる。
本来1キロ先の鳥の種類は分かりそうにないと思うが、沖合いを急降下して魚を捕る
茶色いカラスくらいの鳥といえば・・・カツオドリと見分けるのは、雑作もないことだ。
距離的には、東京タワーのてっぺんに止まった鳥はなにか・・・を判断するようなもの。
大雑把な動きや、色合いが分かれば、高確率で判断できる。
そういった意味で、超拡大できるファインダー機能は、バードウォッチングには
充分な能力を有している。
いろんなメリットが見つかったものの、EOS7Dのガッカリ感があったからこそ、買えた。
今や7Dのガッカリに感謝したいくらい、価値観が変わった。
で・・・もちろん弱点もある。
NEXシリーズは、なんもかんも小さい。
ボディーもバッテリーも、握り具合も小さすぎて困る。
ともかく7Dも軽すぎて、バズーカレンズが前のめりに不安定になるのに、
NEXは「え゛」なにこれ、子供用?な感じ。 バランスとかそういうレベルではない。
グリップなんぞ、小指がプラプラ遊んで握りにくい。
おまけに小柄なグリップ内に、小柄なバッテリーが入っているから、
全て電子式のNEXは、みるみる電池が減っていく。
と・・・思いついた。
NEXも7Dも軽すぎるんだから、足せばよかろうもん! たなごころポン!
干潟の鳥はNEX、飛ぶ鳥は7Dを使い分けるのに、別々に持ち歩くのも邪魔だった。
昔、なにかにくっついてきたストロボシューの上にチビ雲台がくっついたのを利用して
出費も無く、安直にくっつけることに成功した。
ちょっとした問題は、NEXは薄くヘナヘナの金属ボディなので7Dを支えきれない。
と思ったら、メタボーンズのマウントアダプターには頑丈な三脚座がついていた。
いろんな意味で、至れり尽くせりで、思った以上の構成しやすさに驚く。
真下より、斜め下にしておいたほうが、何かと都合がいい。
ま゛、カメラを二個ひっつけて使うなんてオッサンは、進化早々絶滅危惧EXだ。
EOS1D MkIIIの倍ちかい密度のNEXと7Dは、安定したとはいっても、どうにもブレる。
風の抜けがいい干潟では、ビョウびょうと風にバズーカ鏡胴をはたかれ、
風速5mを超えると、秒間10回くらいハリセンで連打されているようなもの。
なかなか上手いこといかぬものだ。
手ブレ補正が無かったころの常識、レンズの長さ分の一、これだと1/1050になるが
今また復活した感じだ。 1/1000でも、かなりブレる。
他方、うまくいけば・・・
ぶんちゃんプロデュースの野鳥観察台が着工予定なので、来春の渡りは楽になる。
地域振興予算と秋の補正予算が通れば、観察台とフィールドスコープ、防振双眼鏡が
一機に導入できる寸法だ。
ヒマに任せて、コツコツちまちま鳥類観察を続けてきたが、
少しずつ島人にも知られるところとなり、バズーカレンズ携帯でも通報されにくくなった。
継続はチカラなりというが、本当だなぁ・・・
おおむね、奄美大島の方が多彩なポイントに多くの種の鳥たちが渡ってくるのだが、
徳之島は、身近に観察できる利点がある。
天城総合運動公園なら、干潟も観られるうえ、セキレイなど陸の鳥たちも渡ってくる。
生活圏で、空港のついで・・・というかくっついているので、とても便利。
町内どこからでも20分以内。
おそらく、日常的に確認できる鳥種は徳之島のほうが格段に多いと思う。
移住する前は、ここまで便利とは知らなんだ。
閑話休題
結局、NEXで悔しい思いをするのは、とっさの鳥である。
オートフォーカスがあれば、シュッとすぐにピントが合うが、超望遠レンズは構造上
ピントリングの角度をドエライ回さなくては、ピントが前後しない。
非常にシビアなピント合わせができる反面、即応できない・・・
そういった意味では、キヤノンのミラーレス機に頑張って欲しいのだ。
ある程度オートフォーカスが効き、光学ファインダーよりも、はるかに正確な
ピント合わせのできる電子ファインダーを搭載した機体に期待・・・冗談でなく。
だいいち、一眼レフが動画撮影に入ったら、恥ずかしい拡大鏡を液晶モニターに付け
不自然な姿勢でノゾキ続けないと、ファインダーではナンモ見えないようなカメラだ。
高画質な一眼レフのレンズで撮影する動画は、なかなかに捨てがたい。
しかも撮影したいシーンが、リアルタイムに露出補正まで含めて再現され、
あるいは暗い場面でも、適正露出なら画面を明るく保つ電子ファインダーは
特定の場面では一眼レフの常識をハルカに超えたもの・・・へと進化していた。
私もNEXを無駄に購入しなければ、このような事実を知らぬままだったろう。
もともと、NEXにしても、ファインダーなど要らぬというコンセプトだったから
オアイコのようなものだが、マクロなど超絶シビアな写真にはもってこいだと解かる。
残念ながら、NEXのEマウントはレンズ側手ブレ補正、ミノルタを継いだαのAマウントは
ボディ側だから、せっかくのAマウントレンズをNEXで活かそうにも手ブレ補正がない。
かといって、NEXで馬鹿デカイ高性能レンズを出しても意味がない。
NEXの発展性は、今のところ閉ざされて見えるし、各社のミラーレス機も同様。
ボディは出したが、ショボショボのレンズしかなく、フォーサーズの二の舞を突き進む。
どういうことか意味がわからないが、新製品だけは出る。
にしては、NEX-7だけは無駄に性能が高く、オッサンのニーズ以上の性能を持つ。
大半のオールドレンズも、ソニーの純正Eマウントレンズも、性能を発揮できない光学性能。
ダレのために発売したのか・・・ プレスリリースには、ただただ高性能とあるだけだ。
ともあれ
意味不明な高性能に、5年先の一眼レフやミラーレス一眼がどのような対決をするか
ちょっと見えつつあるように思う。 いづれ、光学ファインダーは少数派になろう。
コンデジからファインダーがなくなったように。
あるいは放送用のカメラには、光学ファインダーが存在しないように。
光学ファインダーは、昭和の遺物っぽい存在になっていくのだろうか・・・
それもまた、寂しい気もする。
富士のプロ用一眼のように、ハイブリッドという手もあるだろう。
カメラの進化、まだまだ面白そうだ。
最後にぼやいとこ
ボディ上部の大型ダイヤル2コ、操作性は高いんだけども
絞り優先モードのとき、機能の配置が逆だよ・・・
親指がいつもある位置は左だから、そっちが露出補正だと思うぞ。
露出補正したつもりが、いつのまにか絞り値が変わっていて、いつも難儀する。
操作しやすいだけに、つい左右の使い分けを逆にしてしまう。
絞りをガンガン変更して撮影するなんて、想像できないんだけれども・・・
ファームウェアで対応してもらえぬものかと。
やれやれ。
蛇足。
東電社員というだけで、もう表を歩きづらくなった、このごろ。
社員のヤル気などマイナス値のところへ、発災当時の情報が公開され、
社員の悪評をさらに高めているようにも見受けられる。
社員に気をつかって、上層部へ視点が向くように情報をコントロールしているのは
一応の苦節を感じるが、つまるところ・・・対応が悪すぎる情況を国民が知れば、
値上げに対する反発が強くなるために、細工しなければならなかったことが知れた。
東電社員の子供へのいじめ・・・は常識的になっているんじゃなかろうか・・・とも思う。
おそらく、東電は世界最悪の企業・・・として名が通ってしまったし、
これから我が国は原発の被爆国となる可能性も高い。
作業員もそうだが、自家用の野菜など、セシウム産品を食べ続けているかもしれぬ。
除染しようと、すまいとガイジンからみたら、放射性物質野放し国家だ。
廃棄物処理できないからと、無駄に放射性物質を分散させているから。
私たちはそういった国に生活し、これから多々廃炉になる原発をどうするか、
CO2排出で荒れ狂う気候と、どう折り合うのか・・・判断の時期が迫っている。
判断しても、しなくても、廃炉の時節はやってくるのだ。
結論から申し上げると、いづれの道を選んでも、人類が減る方向の判断になることは
摂理としては避けられぬだろう・・・
眼前の矢を避けたら、後ろの人に当たるのは仕方のないことだ。
あのアトムやエイトマン、ジャイアントロボも、原子力で動いている。
私たちの、次の夢のエネルギーはなんだろうか・・・?