海と空港と夕日のある生活
3年ほどたった島生活。
南大東に通っていたころ、抱いていた南国のイメージとはズイブン違う島だ。
山は深いし、海はさっぱり魚が釣れない。
以外に内地と同じような文化があったり、沖縄っぽいところもあったり
冬は存外寒いし、野菜が豊富で、内地と沖縄といいとこどり。
何しろ違うのは、沖縄っぽい妙にアッケラカンな明るい雰囲気がない・・・こと。
民謡の渋さにおいて、とても分かりやすいと思う。
私にとって一番違う感覚・・・それはニオイ。 同じサトウキビの島なのに
ただようウギ畑のニオイが違うのである。
南大東は石灰岩の島、徳之島の北半分は、古い地層だから
おそらく伊仙町に行けば沖縄っぽいニオイがするのかもしれない。
今は空港からほど近いところに住んでいるが、プロペラになったためか
それとも風向きのためか、ほとんど気にならない。
一日5、6便程度だからかな?
空港のまわりは海と畑。
空港には管制官はおらず、鹿児島からのリモートだという。
空便なんて、とても遠い存在だったが、今は日常の風景になったし
空港にも友人がいるし。
東は天城岳に連なる山々が横たわっているから、朝日は拝めないが
夕日はじっくり拝める地形。
濃い雲がモヤッとあるあたりが我が家かいわい。
空港の右側には、運動公園のトラックが見える。
ここが鳥観察のポイントで、空港の草原の鳥と、干潟の鳥とが
やってくるところ。 ときどき山の鳥が渡りの途中に休みにくることも。
画面の下の方に行くと、じき役場やスーパーなどがある密集地、
平土野(へとの)へ出る。 車で3分くらい。
フシギなもので、生活の距離感がこのスケールに縮小されて
最外部が空港周辺と役場あたりになってしまう。
ほぼ、半径1キロといったところ。 車生活なのに・・・である。
なんかもう、島の反対側の亀津なんて、地の果てといった感覚になった。
亀津にはホームセンターとデパート?とがあって
あれこれ生活用品とか、チーズやビールとかを買いに行くのだが
別に行かなくても、生活できなくもない・・・から、どうしてもオックウになる。
このオックウ感が、諸々に影響しているようで
ヒラアジが泳いでいるはずの海にも、なんかテンションが上がらない。
味噌汁用のチッコイのしか釣れないから、手入れが面倒というのもある。
空港の沖側の磯が近所になったので、天気が回復したら偵察だ。
南風が吹けば、より近くなった北部の磯にも行きやすい。
ホントはタマンが釣りたいので、こればかりは町内は無理だから
東側の花徳ということろへ、車で15分ほど夜釣りへ走ることになりそう。
ところで、ちょっとダスダス詐欺が確定したのを報告。
昨秋に、来春の新製品発表をしたので、誰しも怪しさ100%だったのだが、
本当のところは140%だった。 来春が来夏になった。
らいか(ライカ?)って、ビミョーな響きだなぁ。(笑)
キヤノンの最高機種の一眼レフデジカメ。
どうやら、映画業界へ別のカメラを開発したので・・・
利益率の高いのを優先した結果・・・足元がオロソカになったらしい。
キヤノンの株は、今が売り時かもしれぬ、もうとっくに手遅れだろうが。
映像はそもそも、リアリティの高さはあるが、
撮影者の人生の、もっとも大切なひと時を削り、カメラをのぞき続けるという
行為を強いる行為である間は、進化が無いと知るべきなのに。
撮影も編集も、人生対効果でバカバカシすぎて、やってられん。
ってことで、どーでもいいが、忙しいのでこのへんで。