バイオがやってきた

 


今年の一字が、絆ねぇ・・・今更???

都合のいいときだけ絆か・・・のように思えてならぬ。

あるいは、その程度は絆でなく、同情と人情というのだが・・・

ま、来年は忘れるから、気にしないでおこう。

NHKで絆歌なんてのがあるが、アレが時代を象徴するような。

歌で絆が築けるはずもなく・・・世相の都合よさに哀しくなる。

絆に憧れる気持ちを強くするカンフル剤としては、よいのかも知れぬし。

でも、絆はどちらかというと・・・予防であって漢方的なのだけれども。

なんならいっそ、SNSでコンビニエンスに絆・・・なんてのが現代的か?

 

ともあれ

生物的には、死ぬほどの危機があったとき進化が見られるから

進化できていれば、メッケモンだな。

絆をはじめ、人類は社会性が武器なのだから。


我が家のナゾが、またひとつ明かされた。

なーにを大げさな・・・と思われるだろうが、そのナゾは意外に堂々とし

昼よる関係なくとても迷惑なものだった。

 

その音は、最初天井から聞こえていると思っていた。

だが、よくよく聞きすえてみると、風呂と玄関を隔てている壁の中から

ガコン!というか、ゴツンというこもった感じで聞こえてくる。

例えるなら、こぶし大の丸い川原の石くれを、壁の向こう側に

ぶつけている様な音だ。 玄関からは風呂から、風呂からは玄関から。

 

夏場はヒビだらけのコンクリが、熱収縮して音を出すのだと思っていた。

だが雨の真夜中にもするから、疑問もあった。

近所の子供が、硬球で壁あてをしているのかと思ったこともあった。

 

過日、洗濯機と炊事を同時にしているとき、蛇口の開け閉めと

小さなガコン音が連動するのを体感し、はは〜ん、やっぱり・・・と

ウォーターハンマー現象が確定したのであった。

 

問題は・・・いくら水圧変化が大きい島といっても、コンクリの中の鋼管が

ただ音を出すとは考えにくい・・・ 

おそらく壁の中で鋼管が腐って、壁の中に浸水しているのだろう。

 

ちなみに我が家は30分以上放置すると、錆び臭い茶色い水が出るから

水を利用する前に、洗いものなどをするようにしている。

壁の中がどうなっているのやら・・・

 

あくまで島の生活は、自己責任に満ちている。


さて

ゴロゴロ時間の有効活用をするため・・・のバイオが届いた。

ソニーから出荷のメールがあったのが先週金曜の昼前、夕刻には届いた・・・

ということで、ソニーは出荷から配送まで半日しかかからぬらしい。

ジェット機のチャーター便で届けてもらったようだ。(笑)

 

ただし、どうも国内とはいえ配送のタイムラグも調べて、

商品の到着日時を予告連絡してきているようだから、ちょっと見直した。

グローバルな配送を考えると当たり前のようだが、意外に便利な国内では

笑い事で住まわれてしまうことが多い。

生鮮品を送れない国内があることを、知っておいていただきたいものだ。

徳之島は、宅配が通常4日かかる。

予告メールは良かったが、直前の出荷メールが当日なのは理解不能だ。

 

我が家に着いたのは

バイオノートSシリーズ、15.5インチ液晶搭載のモデル

最安構成では7万円を切るが、ネット情報によるとIPS液晶搭載らしい。

iPhoneと同じくらいのiPod Touch第二世代と比べると大きさが分かるだろう。

テンキーを搭載しているだけあって、幅が大きめだ。

 

古くなったPowerBookG4と、タフブックの老朽化対策を適えるためで

マックブックシリーズは、格好いいが放熱ができないことで定評があり

タフブックは半透過液晶になり、もはや色を判別できない液晶になったから

全く別の選択肢が必要になったのだ。

 

いろいろオプションやら入れ物をつけたら、かなり高くなったが、

お陰で、わりと快適に稼動している。

特にスピードについては、どういうわけか我が家の最速になった。

CPUはi7の2.8GHz・・・だったかな?

 

オプションのクアッドSSDを選択したのは、大正解だったようだ!

SSDの中身が4つに分かれており、それらへ一機に読み書きするものだ。

起動も20秒くらいだろうか? 再起動が全く苦にならない。

一般的なハードディスクに比べると数倍高速のようで、ほとんど

比べようがないくらい高速になった。 理論上は9倍以上という。

RAMディスクなどより、日常的に高速なディスクを使う方が効果が高い。

 

液晶はフルハイビジョンと同じドット数で、とても美しくドット欠けもない。

IPS方式にしては、角度による色変化がやや気になるが、ほとんど問題ない。

バックライトがLEDになっているので、発色はややクセがあるように感じるが

冷陰極間と違って、通常輝度になるまで時間がかからず使いやすい。

 

なにしろ驚かされたのが、ソフトのインストールだ。

これまで我が家のメイン機で、どえらい苦労していたのが嘘のよう・・・

実は、あれから色々考察し、ある程度想定していたのが的中したようだ。

というのは、Windows7に内装される、XP世代の32ビット版ソフトを

動かす=XP互換機能は、Windows7の新世代64ビット版に最適化され、

32ビット版は保証外にされているのではないか・・・と。

考えれば単純だ。 64ビットを普及させようとするマイクロソフトが

開発するのだから、そちらに対応させるのがスジである。

無理に32ビット動作にコダワッタ私の完敗・・・ということだ。

 

古めの、ホームページビルダー11、フォトショップCS2も普通に動く。

それどころか、マイクロソフトオフィス2000シリーズが動くのである!

しかも瞬時に起動するのは、SSDならでは。 2秒かからぬ。

 

無駄に考えるクセが災いしてしまった結果であった・・・

 

このバイオの特長だが、薄うて軽いこと、液晶がキレイなこと、

超高速SSDが選べること、キーボードのバックライトがあること、

ボディのほとんどが金属である・・・などがある。

 

反面、弱点もある。

放熱ファンがウルサイこと、バイオロゴが大きくて恥ずかしいこと、

オプションで選んだ専用ケースにクッション性がなくペラペラなこと・・・

最大の欠点が、スペースキーの右側が切り詰められ短いこと、

それとの相乗効果で、右寄り気味で搭載されているトラックパッドに、

掌(たなごころ)が触れ、キーパンチしているうちにカーソルがズレることだ。

トラックパッド問題は切実で、かなり後悔するくらい操作性を損ねている。

ノートパソコンは、キー配列で苦労することが多いが、本機も例外ではない。

その上、デザイン性からか、内部の設計の事由からか、トラックパッドが

キーボードに対して右寄りに搭載されている。

によって、操作性がとても悪くなっているというか、操作に支障がある。

体が自然にトラックパッドを避けようとすると、ホームポジションがずれて

タイプミスをすることも多くなっている。

 

この件は、あまりに不具合の度が強いので、いづれ対応されるだろう。

当面は、普段使わないスペース右隣の変換キーを、スペースと同じ設定に変え、

対応しているが・・・かなり使い辛いなぁ・・・

 

ほか、USBポートが3つしかなく、少々不便だ。

SSDの書き込み回数を減らすのに、超小型USBメモリなどを常時使いたいが

ポートが足りなくなってしまう・・・

バックアップ用の外付けHDDと、マウスと一眼レフ用のCFカードリーダーを

接続すると、余分なポートがないのだ。

 

アレコレ小さな問題はあるものの、ま゛総じてOKである。 何しろ高速だし。

 

時代を感じるのが、モデムポートや、PCカードスロットがないことだ。

おかげで、数千円もするモデムを買うことになった。

当面、実家がインターネット対応するはずもないし。

 

今更、シリ・パラがない・・・なんていっても分かる人は少なかろうが・・・

eSATAの代わりに、USB3.0が1ポートだけ搭載されている。

アナログディスプレイのD-Sub15ピンはついているが、加えてHDMIも

搭載されている。 ハイビジョンテレビに簡単に投影できそうだ。

 

時代に置き去りにされた、無駄な口(ポート)はついていないんだ・・・

20世紀のパソコン好きには必要な旧式規格との互換性。

人と同じで、しがらみが増えると、進化は遅れるからなぁ。

 

と、思いきや!?メモスチ(メモリースティック・デュオ)スロットがある。

常識的に考えればSDカードスロットと共通のはずが、独立している。

ソニーの無駄な野心も、まだまだ失せていないのだろうか?

おかげで、余っていた?メモスチ・デュオ8GBを、USBメモリ代わりに

挿しておいて、ちょっとした記録はこちらに済ませるようにしている。

こうすれば、少しでもSSDへの書き込みが減らせる・・・ものの、

メモスチの読み書きは思った以上に遅く、動作がノロくなった・・・

SDスロットに、高速のSDXCカードを挿したほうが良さそうな?

でもモッタイナイような・・・

 

SSDの最大の弱点は、書き込み回数に限界があり、

寿命が限られる・・・ことだ。 先端技術にしても、あまりに儚いような?

半、使い捨てハードディスクディスク?っぽい宿命がある。

 

ついでに、使いもしないWebカメラがついている。

悪ふざけくらいしか、使いようがないなぁ・・・

 

そういえば

Windows7を起動しないで、ウェブ閲覧ができる優れた機能があるらしい。

だが、あまりに起動が早いので、これまた使わなそうな気がする。

 

バッテリーの寿命を延ばす、いたわりモード?みたいなのもついていた。

確かリチウムイオンの過充電は70%以上だと思ったが、

使用せず保存するには50%程度が望ましいらしい。

選択肢は50%か80%が用意されているので、当面50%で使用中だ。

 

最後の心配はやはり放熱。 思いのほか薄型設計で、少々心配がある。

冬場、暖房もないし問題ないだろうが・・・夏場はどうなることか。

ここ数日でも、小夏日和?になると、相当やかましい。

オモシロイのは、かなりアツアツになるためか、熱くなるところが

逆に樹脂製になっているということだ。 ボディのほとんどはアルミ製。

本体下面、写真の黄色いシールの下のところが、ファンの噴出し口で樹脂製、

さらに、熱風の後流があたるヒンジも、ギンピカのクロームめっきだが樹脂製。

 

来夏の温熱高湿地獄を無事通過できるかどうか・・・だ。

ヤカマシクてもいい、たくましく動いてほしい!(笑)

SSDの発熱の少なさが活かされるかどうか。

 

バイオが着いてから、明らかにメイン機だったデスクトップの利用は激減した。

寝床と台所を往復できる超速バイオは、壊れやすそうだが利便性は格段に向上。

これでゴロゴロ生活が加速してしまうのだろうか・・・


さてさて

いろんなところで、セシウムが見つかったり流通したりしている。

それって、どこに保管されているのか、気になるところ・・・

相変わらず、原発関連では福島に限らず九州でもトラブル対応が不手際など

とんでもないお荷物を背負っていたことに、いまさら憮然とするばかり。

あと30年たっても「半減」するだけのセシウム。 除染した土もどうするのやら。

他方、寒くなって精神的悲壮感が増すのか、物騒な事件が多発している。

冷温停止状態などと、確証なき総理の宣言があったが、東電との癒着は

相当根深いものらしい。 その資金源はすべて電気料金である。

 

今年は、私にとって、さしたる大きな出来事はなかった。

もっとも大きな出来事は、郷土料理のレシピをともに進めていた

S田さんが、つい先日亡くなったことだ。 まだ70代なのに。

ちょっと前に会った時、そういえば死期を思わせる言葉が

あったような気がしてならぬ・・・

 

いまさら心配しても、後悔しても済まぬ事ばかり。 気楽に行こう。

 

さて、年末年始はまた伊勢だ。

せいぜいおふくろ様やオヤジ殿の顔をしっかり拝んでおくとするかな。


ではまた