師走の風は、さまざまに熱し

 


天城町は町長選、町議選のただなかにある。

公示前から、支援者らが家々を回って名刺や、

対立候補の非難文などを配って歩いていた。

選挙カーでなく後援会の車両が、ほとんど選挙カー同様に

朝から晩まで騒々しく街宣してまわる日々。

公示後は、更に白熱し調子が悪くて寝ていようにも

騒音がひどくて頭痛もする・・・ やれやれ。

 

投票に行っても、あちこちに党派の目が光っており

隣の投票人がどちらかの派閥で、投票しながら票を監視する・・・

という念の入りよう。 狭い社会は、こういうトコロが怖いねぇ。

金のばら撒きまで始まり、警察が出張ってきていると聞いたが

我が家には恩恵がないねぇ・・・(笑)

 

玄関に置き去りの野菜の葉の間に、お札が入っているとのこと。

お札はどーでもいいから、白菜を置き去りにしてくれーっ!

 

我が家のパソコン、選挙風味がただよってきてから調子が悪い。

強制終了や、ブルースクリーンが多発する。

ハッキングで情報を探っているのだろうか?我が家まで???

笑えない事態だけに、少々神経質になってしまう。

 

アップ直前の、遅刻アップのころには大人しくなった・・・

明日が投票日になり、選挙活動が終わった夜のことだ。


 

政党助成金という、完璧に意味不明で使途不明というか、

政治屋はびこり費用を我々は負担して、首相その他を養っている。

 

その上、完璧に使途不明金にしたい政党は、担当者ごと

ヤバイ使途の領収書がなくなった・・・と、葬ってしまっている現実。

 

ともかく税金がないとやっていけない政党・・・

しかも献金という体のいい喜捨や寄付で、働かずに稼いで

納税の義務がない・・・ これは暗黙の政教癒着、脱税主義。

宗教団体も営利団体にもかかわらず、納税義務がない・・・

政治も宗教も特別扱いである。

どちらも、慈善事業満載であって当然であるが

おどろくほど、慈善的行為を見たことはない。

困りきっている人だけを助けるのが慈善ではないのだが・・・

腐っているなぁ・・・


さて

ソニーが電子書籍端末を出した・・・また不人気端末登場だ。

絶対売れない、売れる理由がない・・・ チマタも荒れている。

いかなる理由があっても、白黒の画面なんて時代錯誤も甚だしい。

しかも書籍は白黒だけのものではない。

写真集もあれば、図鑑もある。

むしろ重い図鑑などを、電子化するのがスジである。

 

本来、都会よりも田舎の方が本屋がないのだが

パソコンを母艦にするようなら、パソコンやスマートフォン自体で

実現しないのは面倒だ・・・というのが人情だ。

 

ソニーの機体で、技術的にチープな製品は売れない。

壊れてもいいから、楽しい製品を待っているのに・・・やはり

ガイジンCEOは頭が悪いらしい。

というか、メリケン的にソニーをやんわりとつぶす気マンマンだ。

 

せめて、ノイズキャンセル機能は載せるべきだった。

いつでもどこでも、静かな環境で本を読める端末・・・iPadにない本質。

音楽を流す必要はない。

チープなデジタルアンプのサーという音なら、

竹林の風や浜辺の波の音をサラサラと流すだけで消え去り、

心地よい読書環境になるだろう。

 

静けさを作り出す電子書籍、ソニーっぽくていいではないか?

 

ソニーはアップルとは違う。

アップルは驚きはあっても、感動はない。

アップルの製品には新しいテクノロジーは入っていない。

ハードウェアは既存の技術を再構成して、

格好良く仕上げているだけであるから

購入後すぐに飽き始めることになってしまう。

新技術を搭載してナンボのソニーが、つまらぬ製品・・・

これは日本の電機業界として、とてもマズイことである。

 

エコポイントは内地のエゴそのものであって、島には恩恵がない。

エコポイントを使える店がないし、よけいな出費もできない。

もちろん、地デジがナンボのモン?といった根本的疑問もあり

高齢化している島では、薄型テレビの需要はほとんどない。

バラエティ番組を高画質で見る値打ちは、たぶん万に一つもない。

高速料金値下げ、エコポイント・・・差別的優遇策に他ならない。

ないない尽くしの島々には、離島振興策の予算投入があって

当然といえば当然といえる。

島は納税額が少ないわけだが、もともと内地ほど振興策がないから

どうしようもないわけで・・・ さびしいことだが現実だ。


それにしても

低気圧の発達とやらで、内地も被害が出ているらしい。

でも、そんなのは季節はずれなだけで、島では冬も季節風が強く

たいした事ではないわけで、ちょっと大騒ぎしすぎ?でもある。

ただ、相手がタツマキであることも多くなっているので笑えない。

タツマキだから怖いわけではなく、タツマキが起こるナリユキが

恐るべきであるからで・・・

 

それ以前に、島はほとんど冬場は雨模様であり、ぐずついた天気に

どれだけ悩まされていて、どれだけ不便で、苦労しているか。

でも、当たり前だと思っているから、内地方面に知れていない。

そもそも、干せないままに臭う布団に寝ることが、どれだけ陰湿か・・・

っていうか、不眠症の回復地域に選んだ私がバカだったっぽい。

 

そうは思っても、眠くてだるくて、ダラダラしたくなる生活は

何とかしたいと思うのが人情というものだ。

 

当然、晴れた日は出かけたいが、布団も干す。

すると、となりのオバハンが庭でゴミを燃す・・・灰まみれになる・・・

それでもホッタラかして、出かけちまう・・・根性が大切だ。

においや灰よりも日照優先である。

意外にも?12月とはいえ、日差しにあたるとジリジリと暑い。

 

なぜ出かけるのかというと、ハマゴウの実・集めである。

Tシャツ姿で海岸を歩いて、ひたすら地味に実を集めるのである。

実は黒いBB弾風のもの。

 

ハマゴウの実は杉とヨモギを足した様な香りがする。

万葉の時代、貴族がハマゴウを枕にして寝ると安眠できたという

逸話があって、去年の秋に収穫しておいた実を枕に入れ眠ったところ、

地よい香りが眠りを安定させたような、させなかったような・・・

 

麦茶のパックに入る量しか使わなかったため、イマイチだったようだから

今年は枕満タンを目指して収穫中である。

午後はのんびり晴れ間を見計らい、布団を干しなおしながら

ハマゴウの乾燥である。

実は、不眠症緩和枕、アロマクラ!を狙っている。

商品名がなぜか先にあったり・・・

でも、自然素材ゆえに収穫も難しいので、おそらく月産1個だろう。

 

ハマゴウの実は熟れる時期に幅があり、11月から1月にかけて採れる。

あるいはもっと長く採れるが、安定しない。

内地の太平洋岸には、わりとあるようだが、島の海岸には少なめ。

 

収穫は、なぜか思いつきの菅笠で行うのだが

飛び散る種も回収しつつ、それでも5%くらいはロスしているように思う・・・

 

先週に続いて、今週もポイントを回ったが、思うように熟していない。

それでもなんとか洗面器一杯分くらい集まった。

 

あと洗面器半分くら集まれば、なんとか低い枕くらいにはなりそうだ。

葉っぱのなど、不純物も入れちゃうかどうか迷うところ。

よくよく、くもの巣も張られているが、張った本人も実と同じ大きさで

ときどき収穫されていて、菅笠のわきの方へ退避してじっとしている。

葉をより分けるために、がさがさゆするとホイっと出てくるが

一度に皆さんが出てくるわけでなく、ぎりぎりまでがんばって

どうしようもなくなったら出てくる模様。

したがって潜伏しているクモもまだまだいるような。

 

枕の製法はそのうち考えるとして

次週はあまりバイトらしいバイトもなさそうなので

ハマゴウ集めでもするとしよう。

 

いよいよ、ヘラサギ一周年にも近づきつつあるので

観察も欠かせないな・・・自然は人間のペースでは歩いてくれない・・・

だからこそ、脱サラテゲテゲ人生は面白い。

金はなくても、暇と自由はてんこ盛りである。


ではまた