運動会に熱くなる
チリの鉱山作業員、地上に出られて本当によかった!
地の底から戻られるという希望は、将来の人類にも希望を与えた!
すばらしい出来事である。
だが
中国では到底無理だったろう・・・残念だが人が多すぎてアリと同じ扱い。
中国に守れるものがあるとすれば、単なる金権政治と
もはや、架空の存在である四千年の歴史とやらだろう。
けれど、化学調味料だらけの中華料理など味わうに足りぬ。
もっとも身近で練られた料理ですら、そんな体たらく。
四千年の歴史とやらは、もはや無くなってしまったようだ。
同じアジア人として、哀しく思う。
日本の小さな島を奪い取る以前に、そちらをしっかりしたまえ!
やれやれ・・・しょーもないアジアの先輩である。
小学生からジジババまで楽しめる競技会が開かれた。
その前の週には、チョウロウジンウンドウカイなる
超絶老人の集まる運動会があったようだ・・・
聞きようによっては、町老人運動会ともとれる。
以前は11/3だったらしいが
東京オリンピック以来、10/10が町民の運動会ときく。
集落対抗となっており、
与名間、松原西区、松原上区、前野、岡前、浅間、
天城、平土野、兼久、三和(大津川、瀬滝、当部)、
西阿木名・三京に分かれている。
人口からすると、都会の平土野が圧倒的、ついで
サブ都会?である天城(旧・阿布木名、あぶきな)と
いえそうだが、連覇したのは西阿木名・三京チームだった。
その優勝チームを応援していたのが、彼、獣医屋ケンちゃんである。
昨年、女装姿は異様を誇ったらしいが、今年はすっかり定着。
しかも今年はキャサリンを追加して、ナンシー&キャサリン体制という。
どうして外人女装なのかは、もはや確認しても無駄だろう。
ちなみに、右端の白トレーナーに麦わらすがたが奥さま。
間にいるのは娘さんであった・・・ ノリノリである。
他の集落は
応援というか・・・微妙におゆうぎというか・・・踊りというか・・・
むしろ脱力する振る舞いであるのが島っぽいのだろうか???
ただただ、踊っているようにしか見えない・・・
ちょっと、子供も踊る・・・
我が兼久は、応援でトップだったらしいが、きけば政治力だったとか・・・
それ以前に、平均年齢が60代である。
逆にパワーを吸い取られそうな踊りに見えなくもないような・・・
ポンポンは、なぜか厳格にチームカラーとなっている。
島にしてはすごい統一感!?
松原西区は、人口も多めで、老若男女とても元気がいい集落。
前野と似たチームカラーの三和だが、こちらは我が兼久を抜いて
今年のサトウキビ生産が天城町ナンバーワンになっただけのことはあり
若いパワーが炸裂している。
兼久は、酒飲みが多すぎて、少々パワーダウンらしい。
飲酒こそ競技でないのが惜しまれる・・・?
浅間は若さと微妙な女装?のコンボで応援。
個人技においては素晴らしい選手が多いが、まとまりは微妙だった。
これらは本来、ゆるすぎて応援してもらっても嬉しくない。
こ・・・これは応援の原点なのかもしれぬ。
実力が及ばなくても、何かしたい! という思いが噴出して止まぬとき
踊ったり声を出したりして加担しようとする心が生み出す動作だ。
だが、様々な心の躍りも、彼らには通じなかったようだ・・・
おそるべし、ケンちゃん家族。
実は、見ての通り、複雑なポップ舞踊となっていて
施される側への配慮とは無関係に、家族一体の芸能になりつつある。
これが優勝への原動力とは信じたくないが
事実とは、ヘリクツより奇なり・・・
応援ばかりでは、なんなので
10-60歳代リレー、不思議と50歳代以降の速さに迫力がある!
いやほんと、速いのだ。
技の競技もある。
ゆるい競技と思われるなかれ。
この一点一点が集落の勝敗を決す。
ご夫婦の二人三脚や、ムカデ競争・・・ひごろの集落の結束を試すような
意味深な?競技も多く、実にチカラが入ってしまう。
こうして見てもらうと分かるが
やはり内地人とは肌の色が違う。
でも・・・2年いたら肌は馴染んでしまう。(男性の場合?)
夕方から夜は、反省会という名の飲み会である。
宴はたいがい、女性が主体になってセットアップする。
もはや男尊女卑というより、女性の誇りの仕事といった風だ。
女性のかいがいしい働きを見ている、男性としては
年齢を超えて惚れっぽくなってしまうくらい、女性はよく働いている。
そこへ出てくるのが島料理の代表、油そうめん。
そうめんがほぐれやすく、しかも油っぽくない仕上がりは流石である。
参加し、しっかり結果を残している子供たちも宴席に登場。
美味しい料理とともに、催しに参加する感覚をつかんでいく子供たち。
でもどうやら、この子達のお父さんたちは、別のところで集まって
盛り上がっているようで、そろって見当たらぬ・・・
運動会もそうだが、大学がないから18歳から24歳くらいが抜けている。
その年齢の父母の方々も、どうもオッサン・オバサンの小言や
酒の肴になるのはゴメンなようである。
これには理由がある。
島は男尊女卑もそうだが、年功序列がハッキリしている。
だから、年かさの人と飲むのは、かなりはばかるのだろう。
っていうか、そういうヤツラも後輩と飲みたいのだろうが・・・
互いに同じ目にあいたくなくて分裂しているのではなかろうか。
だからしょっちゅう、飲み会には個人的な仲間を集めたがる。
そして集めるのは同級生か、年下ばかり。
人見知りで人付き合いは苦手だが
むしろ私はそういう区別がないので、付き合いは年かさの人が多い。
だから結婚できぬのか・・・?????
ともあれ
宴会には、町長候補のKさんと、議員候補のAさんがきていて
つぎのひ、ワザワザ内地人の私の家にも挨拶にきてくれた。
Kさんは、ただいま町議会の議長であり、現サヒーオ町長が
任期を終えられれば、間違いなくこの人が町長だろう。
今、立候補するのには、何か理由があるのだろうか・・・
役場で私を使っていただいている大恩人、サヒーオ町長。
そして、地元の勇Kさん・・・選べない・・・どうしよう・・・
元気な議員候補、Aさん。
文化面や自然において、とても造詣の深い人である。
実は、気づいていなかったが、同じクロウサギの里(NPO)のメンバー。
メンバーと気づかなくて、失礼いたしました・・・
こういう強力で、理解ある人たちがいる兼久。
おもしろい、ありがたい、長く住んでみたいと、思うようになった。
地場に根ざすには、もっともっと馴染まなくてはなるまいが
それでも、少しずつ少しずつ、人との接点が増えているこのごろ。
根ざせるかどうかは分からぬが、きっと、思えば通じるだろう。
ネコにも通じるくらいなので・・・
なんと!? 隣のキョセイしたオスネコ氏のもとに
我が家でうるさかった、迷いコネコが居候していた。
餌と仲間が見つかると、静かになるらしかった。
せっかくなので、気持ちで語りかけて
あの迷いコネコも人間になついた方が生きやすいのではと
オスネコ氏を説得してみた。
コトバは、日本語とニャーのみ。
すると、キチンと連れて来てくれた・・・
なんとなく、ニンゲンを分かっているのかもしれない。
迷いコネコはこれまでの姿を見るとダッシュ!でなく、
ずっとずっと近寄ってくれるものの、50センチからは近寄らぬ。
オスネコ氏の仲介は絶大だ。
けれど、その距離がコネコのトラウマか・・・
だけど、初日で50センチは劇的だと思う。
また後日ね・・・ってことで、微妙な表情を撮影しておく。
コネコの目はきつくコチラを見ている。
いつか人間を見る目が変わるか、それとも別の道を歩むか?
私もオマエが嫌いだ。
あるいは弱って死ねばいいと思うが、人間と仲良くする意思があるなら
生きることを認めようと思うぞ。
もしくは、人間にこびず野生に生きるなら、私は対等に貴様と戦おう。
手加減なしの、生死をかけて。
いつか来る日まで、いろんなことは、お預けだね♪
また明日。
てなわけで、兼久にはいろんなシガラミがあるものだ。
運動会がなければ、私はイベントに参加しなかったろうし
となりの管理人さんの家に、オスネコ氏がいなければ、
ネコストーリーは生まれていない。
シガラミとは、いまさらながら
なかなかに面倒で面白いものだ。