美味しいものも、見た目が変か・・・・?
どうやら、親が死んだことをだまっておいて
年金をくらって生かされている連中が結構いるらしい・・・
そうまでして生きていく理由は何か!?手段を選ばず生きられる強さを
今後の世代に活かすため・・・以外の目的があったら教えてくれたまえ。
人の道を外れて生きるには、死ぬのと同様の覚悟が必要である。
相変わらず、食欲が無い。 特に朝。
このごろ涼しく、26度くらいまで下がって、扇風機も不要なほど。
例年なら29度から下がらない・・・といった状況が嘘のようだが
それでも長く暑いせいか、食欲がおかしい。
そもそも、長きにわたる暑さを受け入れていられないようである。
あるいは、自分で作った料理は、想像通りの味なので
作る前から食欲がなえていくらしいことが、このごろ分かってきた。
でも、確かに上手に作ったときは美味しいことは美味しい。
ただやはり、想像通りの美味しさだから、感動がない・・・
作ったことのない料理は、一時的だが食欲が維持できる。
食欲では料理できず、またたび島の野菜で創作意欲を燃やすことに。
それが今、ビシソワーズ・レボリューションである。
言うほど派手ではないが、単なる冷たい生クリームメタボ食品とは
一線を画す料理に仕上げたいと願ったもの。
ビシソワーズは、メリケン人にしては、
たいした創作だったと尊敬できる。
もともと冷たいスープがなかったとは、そちらもオドロキだが。
日本には冷や汁があるが、それほどメジャーではない。
徳之島には粥に片栗粉を加えてトロミを変え、
荒熱がとれたら、氷水などで割ってサラサラ、ボロボロいただく。
学生時代から、暑い夏は梅干を入れた冷たい吸い物を
よく作って食べていたので、冷たい食品は好きである。
(やはり冷やし中華は、味の素の味しかしないので嫌いだが・・・)
粥を氷水で食べるボロボロは
去年の夏、毎朝チャレンジして、ついに腹痛になったので
今年は別のものにしたいと思っていた。
無論、冷汁というのがあるが、あれはゼンゼン補給にならぬ。
アジとキュウリ、豆腐程度では、南国のヒツコイ暑さには対向できぬ。
ベータカロテインが必要なのである。
まずは、普通のご飯のおかずになりそうな
「有り余る」いただきもののキュウリと鶏ムネ肉のマリネ。
キュウリをマリネにしてもパンチがなさ過ぎて、
ツマミにはなるが、オカズとしては非力で失敗、
しかも水っぽくて・・・油の入った酢の物でしかなかった。
一応タマネギも入っているが、やはりキュウリではダメなのか・・・
次は、あまり出来がよくない南京(かぼちゃ)が手に入った。
カボチャの出荷見切り時期は難しいときいたことがあるが
島の農家が完熟を意識しているかは、カナリ疑問がある。
そして、2ヶ月近く前に100円無人販売で買っておいたバレイショ。
これで作れるのはビシソワーズだと思うしかなかったのである。
何しろ、起きた瞬間からめちゃくちゃ暑くダルイので、冷たいものしか
のどを通らないという事情があった。
内地は暑さとの戦いが5月以降だが、こっちとら年明け早々から
寒さと暑さ双方と戦うのであるから、体が変調をきたして
食欲がなくなるのも仕方ない・・・だって内地人だもの・・・
人生全体が夏休みのような生活だが、それはそれなりに試練がある。
単なるビシソワーズでは朝食としては非力だ。
ご飯のオカズにするにしても、炭水化物以外の成分が乏しい。
そこで南京を加え、豆腐とオクラに加勢を頼んだ。
本来は、バレイショとタマネギと生クリームが主成分らしい。
お上品なポタージュではなく、野菜スープをオクラのとろみで
仕上げてみた・・・といった風情である。
オクラのトロミは不思議と牛乳ではなく、南京やバレイショといった
具材の沈殿物を、より強固に固めてしまう素質があるようで
冷やしたときはネバりが増すのだが、なぜか底の方だけネバっこい。
もう一つ工夫していることがある。
栄養価もそうだが、ふつうの牛乳より安い、
「鉄分とカルシウムの多いミルク」というパチモン牛乳を利用する。
このパチモン牛乳は正直なところ、そこらの牛乳より変に美味しい。
島では安売りされるから買ってみたが、驚かされた経験がある。
(島では、牛乳が内地からの輸入で230円以上が普通)
日本酒で言うところの、本醸造と同様、様々に工夫した味付けを施し
栄養価すらも調整済みで、牛乳より優れていて、安い。
ただ、この調整が未来永劫、健康によろしいかどうかは定かでない。
ともかく、生クリームの味がする、とてもまろやかな改造ミルクで
生クリームを混ぜるより、よほど経済的で、健康的に美味なのである。
一応、5行で終わるのに
長々と作り方を記述しておかねばなるまい。
通常のビシソワーズは、ジャガイモをゆがいてつぶし、
スープと生クリームを入れて調味するようだが、根本的に変更した。
カボチャ、ジャガイモ、タマネギはレンジでチンして柔らかくし
豆腐はそのままボールに移し、フォークとスプーンで細かく練りつぶす。
正しいかどうか知らぬが、ゆがいて捨てる湯ももったいなければ、
捨てるために無駄に水を温め、栄養が流し捨てるなど・・・
ゆでるを許してよいとは思えぬので、私はチン派である。
アクやエグミ、クサミがない食材を、無駄にゆでる意味があるのなら
その理由も、どなたか教えてくれたまえ。
それが文化だから・・・というのは、確かにごもっとも。
デブが多いのも、煮物が多いのも文化で済ませてくれたまえ。
素早く練った食材が、トロリ液状になるほど水を加え、
コンソメと少量のコショウ、ナツメグを香り付けに加え、火にかける。
味付けは、隠し味のしょうゆと、塩で整えるだけだ。
本来は、
この状態でナベではなくフードプロセッサーやミキサーにかけ
滑らかにしておくと完璧である。
ミキサーのあと、裏ごしするのが正しい料理法だ。
(ちなみに私は、完全トロトロは苦手なので、多少食感を残したい)
ドロドロ、でれでれの材料を
液状になる最小限の水で割って、ナベで煮る。
焦げ付かないように、中火でかき混ぜながら、
生クリーム風味のミルクを少しずつ入れてほぐしていく。
味はこの時点でしょうゆと塩で調えていく。
時間が無いときは、泡たて器でシャカシャカ混ぜて
加熱していけば、最も効率が高い。
加熱が完了すると、煮え立つ手前で、
細かくクリーミーな白い泡ができる。
この出来具合で殺菌の効き方、日持ちが決まるので慎重に。
沸騰すると、タンパク質が塩に含まれるニガリ成分で凝固して
味が変わってしまう。
泡が多くなってきたところで火を止め、スライスしたオクラを加え
しばらくかき混ぜると、トロミが全体にいきわたる。
そうしたら一機に
氷水や、アイスノンなどの冷媒を入れたたらいを利用し
荒熱をとっていくのである。
ビタミンを守るのには、ともかく短時間で加熱し、冷やす必要がある。
荒熱がとれたら、すぐに冷蔵である。
冷蔵庫を効率よく活用できる立方体に近い密閉容器が理想的。
ボールなど、丸いものは非効率。
冷凍もOKで、ジャガイモ料理を冷凍できる便利さもある。
で・・・翌朝
コンソメ味とナツメグ風味がほとんどだが、
冷たく、オクラでトロトロした・・・カボチャのビシソワーズが体を潤す。
ダルイ朝も、暑くて体が熱い昼もノドを清清しくしてくれる。
豆腐と牛乳が入っているので脂質や、動植物淡白もある。
バランスはそんなに悪くない。
だれだ!?スープとゲロが紙一重などと言うヤツは!?
リゾットとか、オジヤもそうだな・・・
ましかし、完璧に混ぜきったカレーライスとか、お茶漬けも同様で
人間の食べるものは、さして見かけの良いものではない方が
美味しいもんだ。
焼いた肉やハンバーグなど、香ばしいウンコ色そのものである。
安心してゲロ風料理、ウンコ色料理を味わうがよろしかろう。(笑)
そんな表現くらいで、食欲を害していては南国は暮らせぬ。
昨夜炊いて、冷凍のために常温に放置した炊き込みご飯が
今朝見たらアリダラケ・・・初めて作った豚二枚肉のヤツなのに。
アリを予測してコンロ上に移動してなお、起こった出来事であった。
無論、アリを取り除き、朝ごはんとして食べ、冷凍もしておいた。
アリが食べたのが、我が炊き込みご飯なら、また排泄物もしかり。
さして気にする必要もなかろう。
煮干やシラス、鮎の塩焼き同様、
内臓も排泄物も一緒に食べてOKと判断して良い生き物たちは、
わりと多いだろうと判断する。
だって、先日飲んだ牛乳、ちょっとだけヌカ漬けっぽかったが、
最後にドロっと口に入った瞬間、ゴクリと飲み干したまま
何も起こらなかった・・・
その後に食べておいた、Aコープのヨーグルトが
同化してくれたのか???
Aコープのヨーグルトが、いつもチョイ悪ということではない・・・
けれど、そんくらい大丈夫なのであるから、
アリやチョイ悪牛乳にも負けてはならない。
発酵食品は、体に良いというし・・・???(腐敗かもしれないが)
ともあれ、南国は内地社会と違う視点で
色々と鍛えてくれるフィールドである。
記事はほとんど書けていたのに
アップが遅くなってしまった。
というのも
ケンショーエンが出て、手首や親指の付け根が痛い。
左手マウスで、イラストを描いているとき、
左手用の無理なキー配列のショートカットを、右手を使うので、
またしても右手にダメージがおよんでいるよう。
こりゃー少々、キーボード探しをしないといかんな・・・