島生活のしめくくり

 


家族や親戚、仲間どうし助け合い、

昔の風習にうるさい、ばーちゃんがいて

酒好きで調子いいじーちゃんがいて、

気丈の奥さんが切り盛りする

島の社会は、男がイバッテ女がしたたかに支える懐かしい社会。

 

過疎地には、地元でしっかり仕事をできるか、

帰らなければならない理由がある者以外は戻ってこない場所。

産業が細るのも、さもありなん・・・

 

島はあっけらかんとしているものの、先細りなのはそんなわけ。

現代と昔が、濃厚に入り混じりながら、こんとんと日々流れている。

 

自然が豊かなのはエサや養分、繁殖できる場所があるからで

別にそうしたいと思って、なっていわけではない。

そんなことが、暮らしながら何となく体に入り込んだように思う。

 

年末年始は、ワケあって内地で過ごすけれど

また来年も、暮らしのアレコレがあるだろう。

ハブに咬まれさえしなければ、大したことはない。

 

ちょっと

最近忙しくて、記事にならない事柄がたくさん起きているが

ま、落ち着いて書けないことが幸せなのかも知れぬ。

 

伊勢に帰ってみると

騒音が多いこと、変な臭いがすること、鳥が逃げることが気になる。

夜、目覚めると無音だ・・・と思うことが多かったり

外に出ても、ゴーという音がどこからか聞こえるようなことは無い。

目の前にスズメやキジバトがやってくる。

似ているけれど、内地の歴史を感じる動物たち。

 

どちらが正しくないということではないが

島の方が、なんだかホッとする。

 

最初は、得体の知れない動物たちが家の中まで入り込んで

やっかいだったが、冬場はほとんどいなくなる。

替わって、雨の日が多くなり、北よりの風が吹き続ける。

果物も野菜も少なくなり、草刈りの回数も少なくてすむようになる。

ハブも出なくなる。

 

いわゆる温暖化のためか、

渡り鳥は変化に富み、観察も油断できぬ。

 

一方、伊勢については、温かいためか、

あまり渡り鳥が南下していないようでもある。

北の方が秋の実りがシッカリしているのだろう。

 

そんな、日本国土の息吹も感じつつ

年末年始を迎えられるのは、とても幸せなことであろう。

 

今年一年

友でいてくれた方々、ありがとう。

島の方々、ありがとう。

したたかな自然にも、ありがとう。

 

でも、今年はまだ、もう一度記事を書くわけだが

それはそれとして、今年一年、いろいろとお世話になりました。

来年もまた、お世話になりますので、よろしくお願いします。

 

一応、ビジュアルが無いので

島で撮った今年最後の写真がコレ。

アヒルなのか、カモなのか、複雑な雑種みたいで

ぜんぜん種類が分からない、カモっぽい生物が

空港南方を流れる、湾屋川沿いの公園にのんびりしていた。

島らしく? 全然逃げない。

試しに、

ダッシュして追いかけてみたら、だるそうに低空飛行していた。

体のあちこちが、ブルグリーンのメタリックに光る

茶色い羽毛におおわれた、カモ的生物。

よほど疲れていたか、あまり飛ばない主義なのか・・・

 

今年最後が謎の生物とは、徳之島・ワンダフル!


ではまた