台風18号

 ちょっと、だめかもしれない

 


大干ばつに、恵みの雨。

今夜の豪雨は、飲み水になる雨である。

 

沖縄では、記録的豪雨の警報になっていた。

 

ずいぶん沖合いにある台風18号だが

ちょっと半端ではない威力である。

 

最大瞬間風速75m「猛烈な」と表現される

激烈極まりないというか、極まった台風である。

温暖化の申し子とはこのことだろう。

 

風速55m(時速198km)、これに直撃されたら

我が家のガラスは、ほぼ全て割れると思われる。

 

瞬間的に時速200キロの風圧がかかると

雨戸のない安物のサッシはもたないだろう。

車の中に避難するしかないと思っていて

今から準備に入っている。

 

冷蔵庫も、離れにある洗濯機もダメかもしれない。

離れなど、屋根ごと吹っ飛ばされてしまうそうだ。

あ〜、せっかくの抗菌オゾン乾燥のドラム洗濯機が・・・

 

ま、我ら人類が巻き起こした気象変動であるから

まず我らが喰らうのがスジである。

地球の自然とはバランスしてくれているわけじゃなくて

たまたま穏やかで、我らが勘違いしているだけのようだ。

 

誰だ?

自然の優しさ、あたたかさ、なんて言った

オ〜バカ者は!!!

そういう少女趣味の連中は

死んだらアレコレ分かるだろうね。

 

穏やかに暮らせる場所を、ご先祖が選んだだけで

自然が人間に融通する理由がないことを

身をもって知らねばなるまい。

 

愛玩目的の動物愛護とか自然保護なんぞ

ハブに噛まれたら分かるよ。

その偏執的な愛情の異常さが・・・

死んで分かることもあるんだよな、世の中は。

 

ともあれ

時速200キロの風が吹きぬけるとき

どこに居ればよいのか分からぬ。

あなたは考えたことがあるか?

 

最大瞬間風速は75m、時速270キロ以上に及ぶ。

スーパーカー、ランボルギーニの速度である。

なすすべがない。

 

大切なのは、

大切さを忘れないで生きようとすること

かな?

命あってのモノダネだ。


10月5日朝、台風の最大瞬間風速は80mになった。

 

同時に、外にあるトイレから戻ってきたら、玄関にとぐろがあった。

おっ可愛いヘビ♪

眠い目をこらして観ると・・・やややっ! まじゅん!

 

ハブは小さくとも、猛毒は同じ。

 

なぜ玄関先で戦闘体制に入っていたのかは不明だが

役場で聞いたところ、今朝5時は絶好のハブ日和だったよう。

雨が降ったり止んだり、生暖かい風、大潮の満潮。

 

近くにあった、底のやわらかい海で履くシューズを使って

パン!パンッ!と猫パンチ風にミネウチ。

気絶しているうちに、はさむ物と入れ物を探す。

 

やはり死んではおらず、ピンセットでつまむと

ようよう動き出すので、少々緊張。

 

島の人は、首根っこをぐいとつかむというが

そうすると脳しんとうから目覚めてしまうので

そ〜っと、そ〜っとペットボトルへ入れようとすると

やっぱり出てくる・・・

 

どうも下り坂が嫌いなようで、

ペットボトルの先を暗くし、上り坂にしてやると

すんなり入ってくれた。

 

ピンバイス(小さいドリル)でほんの少し穴を開け

家の中には置けないので、役場が開くまで洗濯場で保管。

 

男らしく、ぐいと手でつかまなかった理由はもう一つある。

ハブ毒は、皮膚についてもダメなのだ。

神経毒でなく消化液だから、皮膚についたら消化を始める。

ボコボコに腫れて熱が出るらしい。

万一、毒が手について、それで他を触ったら厄介だ。

火バサミ、買いに行ってこよっと。

ハブ買取料、3,500円も入ったことだし・・・

 

しかし、こんなのを庭の草の間で踏んづけても気づくまい。

頭なら良いが、尻尾なら終わりだな。


ではまた