せやから、リキミすぎやて・・・
島は、そんなに好きなわけではないと思う。
タラップを降り、マッタリまとわりつく湿気と暑さを感じ、ほっとした。
旅装を積んだ車で走りながら、いつもの風景を見て安心した。
変だね、変だよ。
右を見ても左を見ても島は島・・・小さな世界なのに。
生きもんだらけの空気が嬉しいのはなぜだろう。
独りぼっちの自由からか、独りぼっちが寂しくないからか。
帰ってこなかったとでも思ったのか、例の空芯菜オバサンが
家にもどった僕を見て、ほっとしたように声をかけてくれた。
気に入ったのか?良い場所か?と確かめていった。
次の日、夕食中にまたまた多くの空芯菜を玄関にどさっと置き
これしかないから、と言った。
オバサンの家は知らない。
車にも乗らず、アチコチ歩いているオバサンだ。
伊勢にいる間に、また御近所が燃え、空き地になった。
またある日、洞窟に古代の墓があるのだが、そこの投棄ゴミの
回収ボランティアから帰ってきたら、玄関にスイカがあった。
僕はただ、この家で生きているだけなのに、野菜がくる。
集落で一番あやしい人間に、ほどこしてくれる優しさ。
スイカ星人が、卒然捨て子していったワケではないと考えられる。
何かできることはないか!とリキンデみるが、思いつかぬ。
すぐリキンデしまおうとするクセに気づいたのはつい先日のこと。
多分、徳之島へやってきたのも、ソウウツ?や不眠を治すっ!
釣りで南国へ出かけだしたものも、美味い魚が釣りたいっ!
給料3ヶ月分以上でレンズを買ったのは、もっと鳥を見たいっ!
こうしてホームページを始めたのも、文をたしなみたいっ!
料理も、パソコンも、仕事も・・・だが・・・カミサンは?
独りでチマチマ生活するのに慣れる過程で身についたのだろうか。
このまま、独りで居ちゃいかんっ!とリキミはしないようだ。
全部独学で済む範囲内のことばかりで閉じている自己である。
習いものもできない、会社にも行かなくなった。
生来のはぐれ者なのかねぇ・・・
だつりょくするのには、てれ〜っとネコと同居して
僕も力んで脱力しようと思ったところが、クロウサギの天敵だった。
ぎゃおとやふーどーががドッキングしても、くるねこはやっていて
オープニングの曲がずいぶん気に入っていた。
おひる〜ねし〜ましょ〜う のフレーズが大好き♪ ネコは脱力王だ。
やっぱりCDないんかなぁ〜短すぎるし。
ほか、
宇宙人がUFOごと地球に墜落し幽霊になる、ウチュレイもナカナカ。
ありあまる時間を満喫するダラダラ感覚は身についてきたようだ。
素直に全力でダラダラしているから、飲みこみも早かろう。
このところ
不眠を生かして、銀河の撮影をするようになった。
夜半に中天にうかぶモヤッとした天の川のことである。
島の上空は水蒸気が多いから、星の撮影には不向きらしい。
とはいえ、
空気自体は澄んでいるし町の光も少なく、晴れ間に銀河が良く見え
毎夜、ハブの危険を冒して庭先草地トイレに通うたび
見上げては気持ちを募らせていたのであった。
気分良く撮影し終え、気づけば朝2時過ぎ・・・
こういうのが、小さなリキミの種のよう・・・
伊勢へ帰る直前、横浜から妙な宿題が出ていた。
うまいご飯について、である。
コンロやガス炊飯器の直火で炊いた白ご飯と
我が家のIHジャー炊で炊いた白ご飯では、味が違っていた。
炊きたてをいただくと、それぞれ味は違うが甲乙つけがたい。
が、小一時間が過ぎ、冷めると全く違ってくる。
硬めになり、べたっというか均質でボソッとするIHジャー炊、
硬めになり、バラッとして腰のあるガス炊飯。
均質なIHに対して、ガスだと噛みはじめに張りを感じる。
チンしたら、更に味は違って感じられる。
どちらも慣れてしまえば美味しいのかもしれないけれど。
バーチャンもコンロに鍋で炊いていたように、
火で炊いたメシが美味いと感じる習慣性があるのだろう。
何が違うのか良く分からないが、口に含んだら全然違う。
20回以上噛んでゆくと、よりより感じられる。
こういう細かいことを気にするタチなのである。
コピー考える前に味から・・・って遠回りすぎないか???
味は感じたが、アイデアはでぬまま伊勢から帰宅。
ま〜仕方ないわな〜頭を使わぬ訓練をしちゃってるし。
しかも、もっと面倒くさいクセが分かってきた。
Oちゃんから徳之島に初の台北チャーター便が来たとの情報があり
確かに感動する出来事だったが、写真は撮れなかった。
発着時刻まで詳細に調べてくれたのだが、どうにも行けなかった。
島の発展には興味があるが、写真にするなら記者がやれば?
別に誰でも撮れるんだから、誰かが普通に撮ればええじゃろが・・・
記念として残し、未来に眺めて感動する人が撮影するのが正しい。
参考までに
中華航空が徳之島に現れる劇的さを熱っぽく語ったOちゃんは
旅客機や鉄道、バス、定期船など交通機関マニアである。
それと、当日は珍しく雨だった。
これらの現象には、釣りと同じ症状があると気づいた。
釣れると分かっていると釣りに行く気にならないように
行けば撮れる写真など、わざわざ残す必要など全く感じない。
おそらく、植物や風景などの写真をなかなか撮りたいと思わぬのも
そういう事なんだろうと思う。
期待した以上の結果を望めない場合、誰がやっても同じじゃん・・・
と思ってしまい、自分が行かないのである。
カミサンも同様の理由でないことを祈りたいが
リキミを通り越して、ただのヘンクツである。
そりゃーそんなワガママ言っていたら、疲れるし、
ココロの病にもとりつかれようというものだ。
朝の散歩も、
夜明け前に起きだして暑くならぬうちに磯まで歩くが
往復計3キロを12キロのケトルベル同伴・・・極めてリキンデいる。
同じリキムなら、ゴミ拾いとかやったら良さそうなもの。
基本的に出不精、加えて最近はめっぽう面倒くさがり。
どうしようも、こうしようもなく、ただこういうオジサンに仕上がっている。
ここ一年、めっぽう調子が悪くなってからは
何かやろうと思って、道具や材料をそろえるまでは良いが
最終作業に取りかかることができず、物資が部屋に山積み。
夜間撮影用に新調した懐中電灯の赤フィルターも
せっかく帰省中におふくろ様が100円ショップで素晴らしい材料を
見つけてくれたのに、円形に切り抜くだけの作業すらできていない。
段取りが頭の中に浮かんだだけで、ご馳走様という感覚になる。
早い話が、
名づけて「結果が見えたものはゴメンだ症候群」である。
世の中、そんなにアレコレ新しい事物に
あふれているワケでないし、やってもみないで決めてしまう。
掃除や片付け、料理もしかり・・・どうりで最近ダメだと思った・・・
オックウに拍車がかかる原因はここにありそうである。
でも、どうにかできるとは思わぬが・・・
リキミの反動から起こる心の反応かもしれない。
ついに写真が沈滞気味。
一般的な動物の撮影はほぼ終了。
残るはカラスバトとイボイモリくらいなものか。
海とか昆虫はガラアキだけれども。
ま〜、やっぱり島の人に撮れない夜の撮影でもと考えた。
クロウサギの幼獣が育って、あまり寄れなくなったから
たまった楽天ポイントで少し安くLED・LENSERなる
明るいLEDの懐中電灯を買ってみた。
190ルーメン!とあったが、買ってみてビックリ!!
通常は80%しか出せず、スイッチ半押しでフルパワーって何!!!
おっと、リキンデ突っ込みそうになった・・・
スイッチを改造しようと思ったが、スイッチ自体が特殊構造・・・
バカイチュウ電灯だった・・・ぎりぎりマグライトより強い光程度。
小型軽量で単三電池用という無駄な良さはあったものの。
明るさは体感的に2割増しになったかな〜程度、
5000円以上もする価値あるのか?
動物を驚かさないための赤フィルターは、
前述のおふくろ様が見つけてくれたもので
100円ショップで売っている虫食い問題用の赤下敷き!
応用でなく、本当にフィルターを売っていた・・・どえらいピッタリ・・・
ちなみに、緑色もある。
厚みも薄く、色もベスト、ハサミであっという間に切り抜いて完成。
あれこれ型紙を作ったり、コンパスで円を描こうと荷物を探したりと
面倒に考えていたが、回り道を考えすぎたと気づいたので
万能バサミで切ることにしたら、直ぐに出来た。
リキンデえらい考えすぎだったらしい。
ボランティアで知人の先生に会ったところ
夏休みの自由研究で、生徒が小さなデジカメでクロウサギを
アッサリ撮影した、と見せてくれた・・・懐中電灯、リキンデ損した・・・
赤フィルターは人間の目の瞳孔を開かないようで、動物も同様。
明るさ慣れしにくいライトのようである。
消しても暗闇が見えにくくなることが少なく、島では便利なもの。
庭先の天の川撮影でも、手元を確認するのにも快適そのもの。
予備とて、まったく無駄ではないが、しかしなんともはや・・・
釣りで手元を照らす照明も赤いものを使うと、
テトラポッドの上で夜釣りをするときなどに、
魚にも見えにくくて良いかもしれない。 どうだろうS田さん?
赤い光は水中で吸収されやすい色だし・・・
ってことは何? 夜もぐって磯の魚を捕ろうと思ったら
赤ライトが良いって事??? あ、吸収されて届かないか・・・
いかんいかん、また自動的にリキンデしまいそうになった。
脳みそがリキミスギで、活動前にヘコタレルようでもある。
考えるな、考えるな・・・どうやったら考えないで居られるんだっ!
と、思う前に寝るのが一番良さそうだ。
日中の気温が30度に届かなくなれば、昼寝も快適になろう。
そろそろ南下する渡り鳥が増えてきたと、鳥友から連絡があったが
あまり、リキマナイようにしよう。
そうだなぁ、趣味やりに来たわけじゃなくて、
寝に来たようなものなのだから、もう少ししっかり寝たいところだ。
改めて、役場の友人からアルバイトの依頼があった。
町で自慢の事物をまとめる仕事らしい。
食べ物も多いようなので、食べられるかな〜。
食べ物の撮影、リキンデ研究しておいて良かった。
友人はオークション出品用のブツ撮りブースを用意しては?
と言ってくれたが、白いレフ板一枚くらいが手軽で良いだろう。
背景が真っ白な写真ばかり集めても仕方あるまい。
一応、まとめは別の人がやってくれるらしいのでホッとした。
無収入を気づかってくれてのことである。
やっぱり島は狭いところがイイねぇ。
といっても、オトナだから一応ギブアンドテイク。
今度ソトコトという雑誌に、希少動物の特集があって
クロウサギの記事が載るそうで、写真を無償提供せい、という。
未発表写真、載りますっ!(ここは、リキミどころでっす!!!)
といってもといっても、写真のプロモーションだったりする♪
アルツハイムでも見て、もっとリキンデ緩もうと思う。
眠れないからって、夜空の撮影しすぎもよくないんだろうな〜
銀河が明るすぎて、カシオペアが見えなくなっとるな〜
これでも雨雲のあいまに、ちゃちゃっと撮ったんだよな〜
トイレに行くたびに気になるんだから、しゃーないよな〜
トイレが家の中にある家って夜空が見えないけど、
それって幸せなのかもしれない・・・と思うことも、
あるようなないような。
この星空の下全てがトイレになっちゃう
我が家も捨てがたいような。
特にここ2日間、夜の雷雨だったし・・・
トイレこらえ通しだったし・・・いろんな意味で
我慢の限界ってやつだろうか?
晴れわたる夜空を気にするなという方が無理。
しかも毎夜、渡り鳥が上空を騒がしく通過しはじめた。
目を凝らすと、渡る群れが見えることもある・・・楽しすぎだ♪
写したいな〜、どうしようかな〜ストロボ、届かないしな〜
悩んでいるうちに寝てしまおう。
それにしても、スイカをもらって三日たつけれど
冷蔵庫に入れるスペースがないんだけど・・・
大雨になってから気づいたんだけど、
畳が干ばつで縮んで隙間あいてんだけど・・・
今週も話題の収拾つかないまま、終りだな。
島なんだから、そんなもんでええんやて・・・