黄金週間は、おいしい休日へ

 


巷は病や雇用問題で厚生労働省の仕事が増える一方で困ったものだ。

しかも感染拡大中に、帰国し始めるのはいかがなものか・・・とも思う。

ご家族には悪いが、死者が出ている伝染病であることを覚悟してほしい。

ご家族も含めて感染する可能性を否定できない以上、家族が持ち帰り

感染して死んでしまった人らが出たときに、どうやって詫びるのだ???

子々孫々に至るまで伝染病家族、非国民扱いになってしまっても仕方ない。

たかが、インフルエンザと思っているのではないだろうか。

 

それはそうと

多少無理やり気味に、三ヶ所めの写真展をして回っているが

バズーカレンズで撮影しているときや、スーパーに買い物に行ったとき

ある時は港で昼寝しているオッサン?に、またある時は林道で美女に!と

声をかけてもらえるようになった。 なんだかタレント的で、カナリ嬉しい。

 

ところで反面、人と話すのが厄介になった。

特に電話。

 

顔の表情が読めないせいか、とても話しにくく、変な情動が起こるから

時折出られずに放置してしまうことがある、申し訳ない。

視線が読めない電話がこれほど辛い道具とは思わなかった。

 

「変な情動」にスイッチが入ると、意味も無い不安が止まらず

胃腸が精神にキリキリと侵されてすぐ胃腸不良や下痢になり

しばらく治らない。

必ずしも起こるわけではないが、怖くて電話に出難くなってしまう。

以前は夜、繰り返しの悪夢(日常のちょっとしたトラブルを繰り返す夢)と

同時にやってきたが、今は昼でも頭が狂うと・・・キリキリやってくる。

 

不眠が続いていて眼痛や頭痛もあり、神経も過敏になっているようだ。

自然相手の時間が長いので、神経が鋭敏になったかな?とも思うが

夜、部屋でヤモリがケッケッケッケッケッケッと鳴くと、何度も飛び起きる。

眠りが浅くなると悪夢が繰り返される。 (島のヤモリはカエル的に鳴く)

薬をやめて4ヶ月、次第にじわじわと胃腸をやられ始めているけれども

症状のあぶり出し期間だから、じっくり付き合うつもりだ。

 

不眠なのに昼間活動できるのは、

どうやら2〜3時間くらいフッと熟睡する日があるからのようで、

人間とは結構ギリギリのところで踏みとどまるものである。


さて

南国に引っ越したお陰で、リゾートモードに移行する必要がなくなった。

黄金週間にアレコレ遊びを考えないで済むのは、すこぶる楽チンだ。

でも、南大東の磯が恋しい。

やっと、いつどこへ行けば釣れるかが分かってきたから。

 

4月に入り晴れ間は多くなったが、いちいち風が強くスッキリ晴れない。

強風に突風が3、4日止まらないと、その間することがないし風速ぶん寒い。

海岸が近いせいか、常に、予報で示される風速の倍は吹き、5分に一度は

3倍の突風が吹いているように思うし、海上風警報は後から出るように思う。

リゾートとは、あわや暴風とのハザマにある、青いウタカタ・・・と悟る。

 

何しろ風でレンズがブレる、シケすぎて肝心のリーフの先端へでられぬ。

南大東の場合は、リーフがほとんどないのでシケ気味の方が良く釣れる。

できるのはせいぜい、雨がパラつくのを覚悟で自転車をこぐ程度である。

例のケトルベルを持って散歩したいが、住民の視線は都会より厳しく

あんなのを持って散歩していたら、誰かが軽トラで見に来るだろう。

バズーカレンズ付きカメラも武装と間違われたように・・・

 

ましかし黄金週間とて、今更焦ったり、とりたてて急ぐことはないが

そろそろ天然モズクの生育具合と、先日イケルかもと見立てた金見の磯を

確かめに行かなきゃな〜と思う程度。 急ぐというより潮しだい。

 

夜はそろそろ昆虫が動き出すので、捕食者のカエルやトカゲが動きだし

鳥も獣も動き出す。 ありゃ〜晩酌どうしようかなぁ。

前々から悩んでいたのだが、晩酌と夜の動物観察の両立は

絶対無理なのだろうか?

 

多分、成果が上がらなければ・・・飲まないと眠られないだろうし

成果が出れば気分が高揚するので、飲まずには眠られないだろう。

どっちにしても飲むんだな、コレが。

 

昼は小原海岸100mの断崖、夜は観察生活なら晩酌しても健康体かも。

入梅が早いから、とりあえず早めにアレコレ状況を把握する方が良いが

あとは睡眠しだいというところか。

 

問題は、今頃また寒くなって、昆虫が引っ込み思案中というところだろう。

南大東に赴いたOちゃんの連絡によると、向こうも夏日にならず寒いという。

過去10年、この時期は少なくとも日中は夏日になっていたものだが。

 

ところで黄金週間は島の百均野菜は休むのだろうか?

長期の休みに備えて、中玉キャベツを買ってみた。

シーズンを過ぎかけているのか、チョイ高めの200円。

最盛期は大玉で150円くらいの時もある。

中玉といっても、直径30センチ近く、ラップの箱と変わらぬ。

外側の葉っぱだと、軽くLPレコード越え・・・12インチピザ?を超える。

二枚でサラダをたっぷり食べられるというか、お腹が充実する。

味は農家によってだいぶ違うが、無農薬のところを選ぶ方が気持ちいい。

ただし、どこからともなく良形のナメック星人というかナメタロウというか

ナメクジさんがはい出してきたりするので、おー無農薬!と感動する。

普通はイモムシさん(蝶の幼虫)が一般的で、さすがに数は多くても

トノサマバッタがバサバサピョーンと飛び出てくることはない。

無農薬をうたっていても、近くのキビ畑で農薬散布するのは微妙だ・・・

一番外側の葉は、用心のために食べないでおこう。

 

ともあれ、ポテトチップを買うことを思えば、なんとスゴイ量のツマミか。

無農薬でヘルシーな朝採れ野菜がスーパーより手近で格安なのだから

このお得さのお得感は並大抵ではない。

 

近くの百均の卵は10コではなく5コで100円だった。 

地卵なので小柄で丸い。 スーパーでは量産品が10コで260円以上。

一度地卵を食べるとスーパーのは火を通して食べる用だな・・・と思った。

俗に「濃い」と言われる。 コチラは濃いというより物理的に硬い、粘っこい。

のっぺりと広がる気?が全く無いので、余計に全体がコロンと小さく見える。

確かに濃いのだろうが、それ以上にドロリとしていて、カレーに乗せても

納豆に混ぜても負けない味であって、水っぽくならないのも特徴。

黄身も白身も個体差が大きくて、濃すぎるものは硬くて簡単に混ざらない。

黄身をくずした後でもダマになり、黄身の断片を箸でヒョイとツマミあげられる。

最初はウワッいたんでるコレ?と思ったが、いたむと通常は柔らかくなるので

おそるおそる食べてみたら、美味いではないか!地鶏と養鶏卵との違いは

確かな粘っこい存在感と、舌で感じるトロまろ味にある。

濃さというか硬さのわりに、味は硬さほど極端に濃いとは思わないけれども

硬い卵は、卵ご飯にしてみると黄身だけ?のような黄色になって鮮やか。

ご飯がゆるくならずにねばる感じで、気分的にはきわめて風味豊か。

 

南国リゾートに住んで、黄金週間に出かける必要もなく

しかも100円〜200円でこんな美味しい自然食グルメ生活?なのだから

百均が休まなければ?島中巡って食材を探すのも悪くない。

8時から10時ごろ、物によっては昼から並ぶのでタイミングも大切である。

 

徳之島では単位面積あたりの収量が少ない農家が多いらしく

地力を酷使していないことが、島の農地を弱らせにくく、鶏もヤギも牛も

無理せずその辺で普通に育つような気がする。

農業は放置とお手入れのバランスが大切・・・なんてのは思いつきだが。

 

自然の恵み三昧な周年リゾート生活?にとって

黄金週間はむしろリゾート気分お休み期間。

実は、土日祝日は人出が多いので、外出は控えている。

アチコチで目的衝突する確率が格段に高くなるから、

黄金週間は派手に動き回らない方が効率がいい。

その後は入梅が迫るので、活発に動こうかなと。

というか・・・キチンと引越しして定住したいんだけれども。

 

ススメられて行ってみると、立派な島の天然木を使った旧家だが

肝心の柱が1、2本折れてるんだよなぁ。

これって贅沢を言っているのだろうか・・・?


南国の教訓「人と場所に根ざした記憶習慣」に注意

島の人と、何となく話をすると、気づくことがある。

●人の名前は一文字間違っても連想して修正してくれない。

●なぜか住所は10mずれても間違いと指摘される。

の二点である。

島の人の記憶は、シンプル構造に収納されているようだ。

人の名は厳密なわりに名前の文字を連想するのが面倒か、連想力不在か

一文字違いでも一切修正してはもらえず、誰か判明せねば話に入られぬ。

職業や住所が大まか分かれば十分連想できるはずが・・・全く無理のよう。

あーそれは○□さんでなく、○○さんですよ、ということはまず在り得ない!

話を続けようとしても人が特定できないと、話が打ち捨てられてしまう。

人が特定できないと情報が宙ぶらりんになり、理解が難しいようである。

住所にいたっては正反対の現象が現れ、不思議とイメージ検索が働くのか、

そこは○○さんの裏じゃなくて□□さんの裏、△△さんのおばさんの家の隣よ!

といった風になる。 家の違い、数十メートルのズレなど、心底どーでもいい。

それに、誰のオバサンの家かに至っては、全くムダな個人情報で、しかも隣。

別段、渡り鳥が厳密に誰の家に居ようが「その辺」でよいと思うが・・・

一事が万事、とっとと自分の引き出し(名前と住所)に片付けようとするから、

とても早合点で、勘違いも多発しっぱなし。

修正するのも虚しいくらい、速やかにさわやかに鮮やかに違う話にスリかわる。

「話半分」な記憶の根源は、独特の記憶習慣に由来するようだ。

けれど、しっかり伝えようと長話になると、途中で打ち捨てられてしまうから、

情報は正確無比に、笑いもとらず無駄なく短く、一方的に言い放つのが一番。

読解力は更に怪しくなり、ネットの記事ですら根も葉もない情報へスクスク育ち

全く違う解釈をされたこともある。

人と地域を故意にボカシている記事では、情報整理できないのだろう。

 

話の尾ひれってこういう記憶の暴走によって、拡大形成されるんだろうなぁ。

でも、自分に興味ない話題を瞬時に打ち捨てる習慣をマスターしたいものだ・・・

島での話題暴投会話術には、とっても便利! 内地に帰られなくなるかなぁ・・・


ではまた