果たして

島生活で癒されるだろうか?

という不安があるこのごろ

 


ウルトラの種

ULTRAの種、あの円谷氏が見たのはこれだろう。

二個あるので、初代と新マン。 海岸に落ちていた。

 

一度に二個見たのではないと思う、

途中にセブンがあったので・・・

 

大人びすぎて、もういちど基本のウルトラマンが作りたくて

初めて作ったウルトラマンを完成させたかったのが新マンだろう。

 

南国には、奇想天外とまでは行かずとも、え゛

もの申したくなる事柄が転がっている。

 

奄美群島は100万年レベルで本土や大陸と隔絶された

いわば、ガラパゴス的な独自進化をとげた生物の島々。

生物多様性の現在進行中地域は、ほんと?と言うよりうそぉ〜な

自分の狭い常識をはるかに超えた事実が待ちぼうけていた。

島人の驚くべきキテレツカルチャーとか常識とてチッポケに感ずるほどに、

自然はもっと壮大に常識ハズレな常識を平然と営み続けているから。

 

天気など良い例だろう。

常識ハズレどころか・・・予報ハズレだらけである。

(サンプル4/10、9時は風雨ともに強し)

常識ハズレにハズレるのが常識ときているから、笑うに笑えぬ。

だってNHKの天気も同様に当たらぬから辛すぎて涙が出そうだ。

報道の九分九厘が島内には無関係なんだから

天気予報は、受信料の半分以上に相当する大切な事柄だよ!

防災に肝要なAM・FMもろとも中継局がなくて受信できないのに、

満額支払って天気予報までハズレ!?

道義的に半額未満しか払えないんだけども・・・

完璧に、泣き寝入り住民を見放し尽くしている不平等、不公正。

観測点がない、というフンゾリかえった予報官の負け惜しみが聞こえる。

エーカゲンな予報など、出さぬほうがマシなんだから

気圧配置によって、当たらぬなら当たらぬで仕方ないではないか、

予報確度をキチンと公表するのが筋、受信料に見合う道義というものだ。

 

いずれにしても初めて体感する気候なので、まだまだ体が慣れていない。

睡眠は一日2、3時間程度だから、思うように体が動かない日が続く。

 

鳥は相変わらず、初めて見る鳥が毎日のように現れるのだが

人と会うと、たいがい仕事は?とか、写真じゃ食べられないとか

島の人は案外と仕事や儲け話にうるさい感じである。

そーいう話から逃れるためにやってきたが、どこも同じだな・・・

 

ましかし、極端に浪費が減ったので、生活はだいぶ楽。

ストレスがたまっても、自然も釣り場もすぐ近くにあるから、気分も楽である。

基本はお節介なのだが適度に気にしてもらい、アレコレと連絡をもらうので

極端な隠遁生活にならずに済むのも良いところかもしれない。

 

最近気になる点が三つ。

何を食べても、熱い食べ物を食べたときのように下の脇がジンジンすること。

お腹がやたらに冷えて、夜不調が多いことと、胃に何かがくっついている感じ。

小さなことがストレスになって、不眠と胃腸不良を同時に起こすこと。

ときに胃腸不良に加えて、心臓締め付け感が伴うこともある。

 

そんなに長生きできるとは思ってないが長男という立場上、早死には問題だ。

眠くて目が開かなくて、顔つきが変わってきたようにも思うけど

まーそれはそれだ。

少々鍛え方が足りないので、晴れてきた最近だから、変に鍛えてみるとするか。

 

死んで花実が咲くものかというが、全くだ。

あの世も良い所かもしれないが、その前にコノ世の花実を咲かせにゃつまらぬ。

ちなみに、自殺しようと思ったら簡単だ、指南しないが、フグが早いだろう。

内湾ならクサフグ、外洋ならキタマクラ、テトロドトキシンで死ぬのは

呼吸困難になってカナリ苦しかろうが、どうせ死ぬなら同じだ、お手軽。

ハブに噛まれて半死半生のまま、毒の熱い感覚に苦しむよりも、だいぶ楽かもな。

生きながらにして消化される感覚、それがクサリヘビ、ハブ毒の恐さ。

 

そんなことを考えなくても済むのが島。

選挙では確執きわまるが、島人は頼れば必ず見捨てない熱血だから安心だ。

ダメだ!と思ったとき、断然頼れる人達が住む島だと思う。

いや、そう信じたから移住してしまいたくなったのだろう。

 

まだ一ヶ月半、癒され始めるかどうかは、これからと信じたい。

 

島でなくとも味わえるが、美味しい浜の空気の中、夕暮れだけでも癒される。

電線があろうと、中学生が勇ましい闘牛を散歩させようと

ともかく心地よい夕暮れの空気。

島のほとんどの人にとって普通の風景、一部の人には美しい風景。

 

今日もまた、眠れぬ夜が来る。

眠れぬことが神経をしめつけ、更に眠れない夜を長く長く引き伸ばすが

やがて虫の声から鳥の声にかわり、必ず朝がやってくる。

気持ちとは関係なく空気は澄み、雨でも晴れでも爽やかな朝が来るのである。

 

癒されるかどうかは、癒されたいと思うかどうか、心がけ次第なのだろう。

心がけだけで治れば、もう治っていると思うが、治りたいと思い続けることが

今は大切かなと。

今日の約束が、明日でも明後日でも果たせば問題ない、それが島の懐。

あまり深刻にならず、ノンビリまったりとしていれば何とかなるだろう。

当面は、些細なことでストレスを溜めないように、情動を少なくする生活・・・

にいそしむしかないように思っている。

 

くれぐれも面倒なのは、不眠症を話さざるを得ないときに島の人に話すと

すぐ場当たりで、思いつきの対応策を考えてくれること。

そんな安直に治れば何も精神科に通ったり、不眠状態を10年以上

苦しまなかったんだけれど・・・想像できないのも当然だから仕方ない。

それを何度も受け止めずに聞き流すのも、良心的には大変ストレスなことが

更に分からないのだろうと思う。

ダテや酔狂で会社も辞めて、わざわざ島へ移り住むことはないのだが

それも全然分からないのだと思う。

本当に仕方ないことなのだが、良心も時に害になる場合もある。

 

怪我をして包帯をしている人に、どうしたの?と聞くのは害、

何度もの受答えに疲れているし、他人が聞いたところでどうにもならぬ。

大丈夫?と聞くのが優しさ、多分正解なんだろうけれど、

どうしても前者になってしまうのが人間の本能のよう。

 

ましかし

日々、預貯金も体力も失う気がする反面、回復はまだ分からぬけれども

なにやら生き生きて、花実を楽しめそうだなぁと思う島生活がココにある。

花実とはこんな感じかなぁ。

誰も咲かないと思う場所があったとしても、いつか必ず誰かがそこで咲く。

変だと思われても疎ましいと思われても、結局人の心はいつも人情厚い。

 

多分この島に居れば、そのうち自分も熱い人情を発揮できるだろう。

それまでは甘えたり、お世話になったり、ぶら下がったりし続けようかなと。

頼りないオジサンで申し訳ないけれども、きっといつか役に立つ!

気でいるので。

何年かかるか分からんけど。

 

アくれぐれも、県道に路駐したり確認なしに乗り出したりしない用心だけは

今まで通り内地人感覚なのは、忘れないでおいて欲しいのだけれども。

(県道は、内地の国道に相当する、正真正銘の主要道であり生活道です)


とにかく野鳥、動物の個人的な新発見が毎日発覚するので

こちらに反映すると手に負えなくなり、やむを得ずブログを立ち上げました。

くれぐれもヒマな時に見てください。

ヒマな人間が作ると極めてヒマなネタなので退屈ですから。

http://bunxa.sblo.jp/

内容は、とびきり新鮮ですけどね。


ではまた