もう二鷹

ややっ かなりオーバーした・・・

 


普通に正月を暮らす。 なんだか有難く感じる。

すると、二鷹で十分なのに三鷹撮影できてしまった。

 

伊勢に帰ってきて、今年は寒い事に気づく。

関東でも半端でなく寒いが寒暖の差が大きくて良く分からぬ。

伊勢より、沖合いの暖かな黒潮の影響が大きいからだろう。

 

学者らによれば、本来なら地球は寒冷期に入っているという。

温暖化の方が強いので感じにくいが、冷えるときは冷える。

環境によっては、本来的に冷えるようだ。

 

大陸はしっかり冷えているのか

お陰で?伊勢は冬鳥の種類が増えたようだ。

これまで僕の眼力がなかったこともあるが、この冬休みは

冬鳥の種類が多いように思う。

 

ん?見慣れぬ鳥・・・

ウソっぽい・・・うーん、アタマが黒くないから・・・シメっぽい?

妙な感じだが・・・漢字では嘘でも湿っぽくもない。

(尾羽の短さは天然)

同じアトリ科だがウソではなく、シメだった。

例年、ウソが来ていたがウソはおらず、シメだらけになった。

いつぞや、シメシメ・・・と洒落てみたかったヤツが

今頃になって大量にやってきたようだ。 やれやれ。

 

上空を見れば、チョウゲンボウではない、ハイタカだ。

チョウゲンボウと思って撮影したのだが・・・

ハイタカなんて、名の知れた格好良い鷹がやってくるとは

今年の冬の伊勢は過ごしがいがある。

家の近くの林をハシゴしながら木立で休んでいる。

 

地元のオジサンから、何が撮れるのか?と問われたので

ハイタカ・・・と答えたら驚いていたところを見ると

地元でも聞いたことないのだろう。 

でも、図鑑によれば全国に渡ってくる冬鳥とのこと。

ちょっかい出されても困るので、近くの川に一年中住む

カワセミの事は秘密にしておいた。

 

うーむ、

留鳥の温かな寝床、陽当たり良好な田んぼのあぜの草陰に、

なぜかイタチが入り込んでいる。 セッカやホオアカはピンチだ。

今年は姿がない。

冬のムクムクのイタチって、結構タヌキ顔だな・・・

この後、僕に驚いて脇にある川で寒中水泳していた。

だって、そっちから僕に近づいたんじゃん。

でないと、こんな写真撮れないし・・・僕のせい?

寒中水泳もいいもんだよ、毛皮がきれいになるし。

セッカを追い出したんだから、寒中水泳くらいしてくれよ。

気分的には、セッカに代わり「天誅でござる」ってところだ。

 

散歩中に毎年恒例の冬限定ハヤブサ、チョウゲンボウを確認。

田畑を見渡せる木を切られてしまい、お停まり台を失って

居場所が安定しない。

改めて撮影に出かけたら、居やしない。

 

でも、見慣れぬ小鳥たちが・・・どどんと群れで来ている。

けど図鑑で見た気がする、確かに見たことある。 でも何だ?

枯れた色のようでもあるが、かなり派手。

(上がオス、下がメス)

興奮気味に撮影して、調べてみると・・・

アトリ科の代表、アトリだ。 北方系の鳥。

アトリって本土で、わりと普通に、大量に見られるんだ・・・

それに群れなんだ、知らなかった。

北海道限定の鳥と思っていた。

北海道のはベニマシコなど、赤くてもっと派手なのがいる。

 

北に行くほど、魚も鳥も地味だと思ったら大間違い。

思ってませんか? そこのアナタ

 

果てしなく北風吹き抜けの田畑では風も強いので、川へ行く。

ハイタカ?ちがうや胸にシマがない、ならミサゴだ・・・

と思って撮影。

改めて写真を見ると、なんだか白い部分が多いなぁ

しかも太ってるし・・・

と、調べたらノスリ。 早くも二鷹達成!

 

この後、ハイタカのオスらしきがカラスに追われる・・・

けど一瞬の出来事で、双方ともすぐに視界から去っていった。

カラスはどういうわけか、どこにでも居る厄介な連中だ。

一応トビも居るけども、気分的にタカに入れてない・・・なぜだ?

 

湘南では、人のハンバーガーをさらっていく人気者?だが

ワシタカらしいハンティングをしないから、気に入らない。

ノスリと間違えたミサゴは魚食専門で、水に飛び込んで魚を獲る。

実はノスリが川に突進するから、ミサゴと間違えて当然?だったわけ。

 

今年は北から多くの鳥が南下しているようなので

それに合わせて、ワシタカ類も南下しているようだ。

 

風がおさまり暖かな日、車からキジを確認した場所に行くってみる。

すると・・・電柱の途中の登る足場に停まる影が。

さっと飛び立つと、居た!チョウゲンボウ!

ハヤブサはやっぱりサッソウとしているなぁ。 

もう、三鷹撮れてしまったよ。

 

木がなくなったので、電柱から田畑を見渡していたようだ。

普通は電柱の頂点に停まるのだが、カラスに見つからぬよう

見晴らせながらも、カラスから影を隠せる場所を選んだらしい。

 

本来のねらい目、日本の国鳥でもあるキジは

なかなかのクセモノで、勇ましい派手な姿だが

案外警戒心が強く、草むらにさっと隠れる術を持っている。

覚られないよう、歩いて探すには厄介なヤツなのであった。

すなわち、空振り・・・

 

一日帰りを延長して

竿のテストと、海を見に宮川河口へでかけた。

(獲ったのは30センチ超、スズキの子供セイゴ!)

するとまた・・・魚鷹と書いてミサゴと読むタカだ。

でっかい魚をぶら下げて飛行中。

これがミサゴの本物。

しかし、今年はタカ類多いな・・・四鷹めか・・・

来年のも撮っちゃった感じ。

 

さて

もう一富士はクリアしてあるので、後は三ナスビだけ。

ナスビはいつでもクリアできるので慌てる必要はないのだ。

にしても、今年はハナから縁起が良いわい。

 

まてよ

去年の運勢のキャリーオーバーは、宝くじのハズレで

まだ続いている、けど、四鷹撮れたからって使ってないよね!?

僕は自分の運を、一体誰に確かめてるんだ?

縁起で運を使い終わりましたって・・・ないよね???

今年はこれから大変なんだからね、頼みますってば。

誰に確認したら良いかわからんけど。


あ、そうそう

しばらく年末に帰れるかどうか分からないので

年末恒例、両手餅揉み技の証拠写真。

気を抜くと、左右どちらかの餅が楕円になってしまったり

のべたーっと張りのない、ペナペナの平たい餅になる。

 

キチンと円を描くように腰を入れて揉んだ(こねた)餅は、

そのテンションで手を離すと、回転のヨリを戻すように

ぐいんと反転しながら盛り上がってくる。

餅揉みの基本が、この盛り上がり。

丸めているのではなくて体重をかけて、揉み込むのが要領。

 

知ってた? 餅を揉む(こねる)って?

 

このテンションが餅の粘りを増すおかげで、

コシがあり少々煮ても、デレーと溶けにくい餅になるわけだ。

 

我が家では、四角くて、煮ても焼いてもデレーとする餅、

つきっ放しの切り餅は、手抜きでワンランク下の代用品扱いだ。

あくまでも歯ごたえが大切な一家には欠かせない、丸餅。

 

一度に二個、両手で揉む技は、我が家系でもう僕しか持たぬ・・・

失うには、ちょっと寂しい我が家の母方の伝統だ。

確か昔、ジイチャンから受け継いだ技だったと思う。

年に一度の行事だが、なぜか両親は会得しないまま、

いつしか僕がマスターしていた。

餅つきは、一個ずつに切り分ける人と、揉む人が必要だ。

独りじゃできないのが辛いところだ。

 

島での嫁さん探しは難しそうだなぁ 奇骨も気骨も折れてるし、

僕と一緒に餅をついてください、って口説き文句もなんだしな・・・


ではまた