アレヤコレヤと造る秋

 


買ったは良いが使われない、とか、納得いかないものを

再使用するために、アレコレほっくり返して改造しはじめた。

 

不眠で外に出る余裕はないが、何もしないで寝ているばかりでは

かえって眠れないのではなかろうか、という考えもある。

しかし、睡眠薬も効かないし、これだけ不眠が続いてもなお

徹夜になってしまうこともしばしば・・・どうなってんだろう、この体。

目はこうしてパソコンに向かっていると鈍痛が襲ってくるし

腰から下がヘナッとしてしまう情けなさ。

ろくに会社へいけないので、給料も泣くに泣けないほどまでに

ヘナチョコになっちまった。

 

もうこりゃクビだろうと、役員に電話したところ

まぁイベント終わるまで、ユックリ休んだらいいよ、との回答。

ほとんど幽霊社員だが、クビにしないのが当社のよいところ。

とはいえ、パートタイマーは休むと一銭の入金もない。

 

のに・・・しっかしまー

なんやかんやと我が家にはモノがあふれている。

 

特に多いのが、スピーカーと照明器具と釣具。

わりあい安いのでポコポコと買ってしまった。

特に数ワットの蛍光灯と、LED照明は多い。

照明類は省エネ製品ばかりなので、問題ないが

スピーカーとか、釣具は困りものだ。

 

しかしなぜか、使用頻度の高い照明にメスを入れることに。

2.5ワットのLED電球は特にお気に入りなのだが

光球部からは発熱しないが、ソケット部は結構発熱する。

 

おそらくLEDは直流のため、ソケット部にACアダプタに相当する

DC変換回路が入っているためだろう。

  

せっかくなので、LEDの明るさを直に使おうと光球部を

取り去ってしまえ!とばかりにノコギリを入れたが、歯が立たぬ。

なんと、光球部は樹脂製と思っていたら、分厚いガラス製!

ノコギリでゴリゴリやっても歯が立たないのは当然だ。

ちなみに、ガラスは鉄よりも硬度が高い。

 

最近、東芝から樹脂でできた蛍光灯が発売されているというのに。

回路が高温を出すために樹脂がもたないのかもしれない。

この熱、こもるとちょっと厄介そうだ。

 

おさめる照明ケースの脳天に3ミリの風穴をあけておいた。

下部はもともとスイッチがあった穴が開いているので

空気が通るはずだが・・・一応3ミリを3個追加。

 

このボディはパチモンで、ベッセル・キャンデラの模造品だ。

でも電池で点き、しかも本来のキャンドル風にチラチラしたりして

実は風情のある優れものであった。

値段も数百円と超お手ごろ。

 

ただ光量が少なすぎるので実用は遠く、改造の素材となった。

 

さすがはAC100V、オリジナルのLEDキャンデラを

はるかに上回る光量だ。電池切れの心配もない。

この写真では分からないが、夜になるとオリジナルを超える美しさ。

光量が多いので、ボディ全体がボウッと光る。

 

お次は、お気に入りながら、ちっとも釣れないルアーだ。

シュリンプミノーということがわかった。

どちらかというと長男全盛時代?の僕が釣られた。

 

自重が軽く3.5グラムしかない。

冷静に考えれば、ナイロンハリスを水の1.7倍の比重をもつ

フロロカーボンにすれば良かったのかもしれぬ。

本体は軽いが、水中での浮き沈みは機敏になる。

 

ともあれ

本来逃げるとき、前よりも後ろに泳ぐエビを模しておいて

前方へピッ・・・ピッ・・・としゃくるのは違和感が否めない。

今回は、このエビを仕掛けの途中に付けるのが特徴で

魚の形をした重めのルアーを付け、その途中にエビが

居ることで、エビが魚に追われ、エビに夢中になる

魚を演出するという二段構え。

あわよくばオモリ代わりの後ろのルアーで大物を・・・という

実に効率的?な仕掛けのハズなのである。

 

小魚を追うテンジクダツにロウニンアジがさらに追い討ちを

かけるというシーンは南国定番であるのを思い出した。

 

しかし、ユックリと海中をふらつかせるというのは難しい。

しかも針が地球をかけ、危機にさらしてしまう。

うーむ、釣具屋でも行ってくるか・・・

 

ブラックバス用に、ウィードレスフックというのがある。

あれを参考に出来ぬものかと。

 

構造をまじまじと見ているうちに、ひらめいた!

とりあえず、管理釣り場用シングルフックを買って帰る。

 

早速うちへ帰って作り始めるが・・・なかなか上手くいかぬ。

針に対して垂直に糸を固定するというのはかなり難しい。

そのうち、思いより崩れたイメージでしか作れない姿を見て

変な苦労より、根掛かりせずに地球にやさしい針のみならず

エビらしくできるのでは?と考えがめぐった。

 

素材はありあわせの糸、地球防衛のメインは7号のフロロカーボン。

サブは3号で足やヒゲを追加してみた。

 

おー、針だけよりずっと良いぞ。

これならオッサンくらい釣れそうだ???

ちなみに、ナイロン糸で作ると水を吸って折曲げ加工が

元に戻ってしまうので要注意。

フロロカーボンは水を吸わない、長男ソウルはチビッと健在。

一時間ほど水に浸けて試したが、カールも折加工も変化なし。

 

よし!OK、あとは釣れるだけ・・・(一番の問題!!!)

 

残るは、スピーカーかぁ。

こればっかりは処分も処理も自作もできぬなぁ。

全く手出しできぬわけでもないが、売るにも売れず

処分しようにも、結構アチコチで使う。

パソコン用の安物、ウォークマン用、テレビサラウンド用・・・それに

もらいものだがボーズの過去の遺産、名機といわれる機種。

 

特にUSBスピーカはデジタルアンプ内臓だから効率もよく、

小型で張りのある音を出すので、いついアレコレ買っちまって

文字通り売るほどある。

 

音は常に映像、画像(イメージ)と共にある。

スピーカーは僕の撮影作品の相棒だから、いくつあってもいい。

音と音楽はそのうち、こさえるから。

 

写真が完結できないのは

不思議なほど単純に、音がないからだからだと思う。

臨場感ってものが何もない、ただのリアルでちっぽけな絵画。

 

小説は文字で読者の空想をかきたてる、

しかし現実である写真は、音を得て、リアリティを演じながら

更に明解な各々の想像力をかきたてる。

 

映画はワンシーンで語られるのかも知れぬように

最初からワンカットの写真はその典型である。

音を得て更にイメージを新たにする。

 

(電源不要なのにネオジウム磁石を使った一品)

問題のその音を、どう表現するか・・・日夜僕の周りで

省エネタイプ、USBタイプ、ワンボックスタイプ、

5.1チャンネルサラウンドタイプなどが鳴り続けている。

(今は安眠用で波の音とかが流れるだけだが・・・・)

 

でも、そろそろヤフオクとか覚えようかな。


今、テレビラジオで聞く言葉、しつこいようだが

経済ってのは一体誰のためにあるのだろうか?

ゴロゴロしながら考える。

投資家というのをよく聞くが、この連中はカネでカネをもうける。

そういう連中には連中なりの喜怒哀楽があるだろう。 

で本来、銀行の役割は産業の活性化のために投資することであり

産業へ貸し控えてマネーゲームに興じたり、預金者へ利息を払わず

こすい手数料をかすめとるようなビジネスモデルではないのだが。

産業に見切りをつけてしまっては、銀行は預金に値せぬ存在で

当然、たんす預金の方が、手数料がかからず経済的である。

そのほうが目減りする貯金が、文字通り目に見えるわけで・・・

物騒ではあるが、たんす預金も悪いことばかりでもないかも。

 

まーしかし、日本人がアテにしていたのが、日本そのものでなく

他国だったというのは、なんとも情けないし、頼りない未来だ。

ニッポンをニホンと読む人は、多分そういう人だ。

国を好まず、国を知らず、国をどこかシステムと考えている。

国は人の心なのだが、国を無視し意識しないで生活するには

相応の体力、武力、自活力が必要だと思うのだが。

 

地球上の生き物は、弱肉強食から逸脱?というより

それ以上の進化はしていないから、日々戦う必要があるんだな。

あーめんどくさい、なんであり得ないシステムを夢想しているのか。

平和も幸せも、資金力と武力次第。

思想も、宗教もありゃしない、強いものが制する原理は唯一だ。

 

歴史上、進化を終えた生物は、末路が待っているが

我々は我々以上の存在を許していないようでいて

実は小さな存在、ウィルス、微生物、昆虫、魚類、鳥類に

犯されつつある現実を、軽視しすぎていることが救い?なのかも。

温暖化も深刻だが、我々はそれ以上の脅威を我らのテクノロジーで

作ってしまっている現実を、心得ないところに、地球の活路があって

最強という存在は、地球史上最も危険な諸刃のヤイバであることは

今も昔も変わらないのだろう。

 

地球上から人間が居なくなり5年も経てば、豊かな自然が帰ってくる、

というのを聞いたことがあるが、そういうもんなんだろうなぁ。

実に美しい地球の姿に戻るんだろう。

我らが数を増やしながら取り戻そうとしている都合の良い自然は

どこまで実現できるか楽しみだ。多分砂漠だな。


ではまた