寝太郎長男
限られたエネルギーの使い方
(Text Only)
最悪の不眠症、寝ても起きても頭はボーとしている。
と、思いきや
眠れないのはそうでないからだ。
眠りたくない気持ちが大きいのである。
生き急いでいるのか、眠るのがもったいない気がする。
なので、なかなか精神安定剤も効きが悪い。
思いついたら行動してしまうと、体ごと覚醒してしまい
眠れなくなってしまうので、小さな明かりをともして
スケッチブックにメモを残して、寝る。
また思いつく、また描く、また寝る・・・を繰り返す。
以前は、こんなモチベーションもなく、だらだら目覚めたが
最近はめっぽうアイデアが出まくって困る。
で、そこで思いついたのが、Mac分解のネジ間違い防止策と
ドロップオフ活用、無理やり大型魚を停めます釣法が代表だ。
ほかにもアレコレあるのだが、無駄で恥ずかしいのでやめとく。
さて
それでもやっぱりやりたかったのが、台所の爆熱キューブを
省エネ化することであった。
これだけ海況が変化し、気候も変わり、肌寒さが続く関東では
ツバメの繁殖もあきらめられ勝ちであり、更には、不思議なことに
繁殖に加わっている鳥が幼鳥なのである。
大東でモズ博士Tに確かめた。
ツバメって、冬場の東南アジアで繁殖するんかねぇ?
「しませんよ」ときっぱり答えが返ってきた。
つまり、親離れして間もない固体が、横浜へやってきて
年上のカミサンをゲットし、子作りしてしまうのは在りえないが
目の前の八百屋で起こっている。
仮説だが
寒さで北上を中断している間に、奄美や鹿児島で繁殖したか
かの地で越冬し、東南アジアへ帰らないツバメが増えているが
その一部が早春に繁殖し、その子供らか・・・ということである。
確かに関東は気温が低く、非常に虫も少なく花も少ないが
八百屋のオジサン曰く、5羽の子供を生んで一羽しか育たぬのは
例年にないことだという。
しかも一羽は餌を運ばないとも語った。
やはり、オスと思われる固体は、若すぎるのではないか。
人間でたとえるならば・・・14歳の若者と28歳で初婚でない
子育て経験済みの姉さん夫婦・・・といったところか。
だが、この過酷な、虫の居ない日吉本町で
よくぞ一羽を育て上げていると思う。
地代が高く狭い農地では、昆虫の繁殖を許す余裕など
農家にはありえない。
下水も整備されているので、蚊もほとんど居ない。
ハエすらも珍しい。
そんな姿を見ていると
こうして記事を書いているパソコンが無駄に電力を
食いつぶして、更にはウルサい排熱ファンを回す音を
毎夜毎夜聞いていると、やはり良心が痛んでいたのだ。
イカ漁も厳しくなり、穀物も上がり、カップめんも、
コジマ電気の値引きが始まる額も1,000円から3,000円に。
人間が増えるにつれて、人間が生き辛くなる道筋ができ
反対にイカも植物も住みやすくなるのだろう。
だから、今やらなければなるまいと思った。
たまたま茶の間で時々しか使えていなかった
秘密のHP製、中古良品、tx1000はシングルコアながら
実験してみると、動画再生しながら余裕で他の処理ができる。
デュアルコア(二個CPU)モデルと比較して、
実はあまり差がないのでは?とも感じた。
インテルではなくAMD製CPUを搭載したモデルだ。
WindowsVistaをインストールされているため、処理速度は
相当無駄にされているが、それでもがんばっている。
使っている感じは爆熱キューブと、さほど変わらない。
電力消費は1/5未満だ。
したがって、放熱も少なく静か・・・ときている。
もちろん、Vistaの機能のうち
コントロールパネル→システム→システムの詳細設定
→パフォーマンス、の設定で、全く不要なMacOSモドキの
目先だけを変える機能は全てカットしてある。
こんな機能を付けねばならぬマイクロソフトの開発者は
自己嫌悪に陥っているかもしれない・・・。
機能を外せる機能を付ける事自体、技術屋には痛ましい。
第一MacOSはクリエイター向けで遊び心が大切だ。
だがWindowsは作業に最短でアクセスできねばならない、
はずなのに、見た目をMacに似せるだけで、最短アクセスなど
どこ吹く風・・・というか、おそらくトップの能力が
新たな機能開発を指示できず「見た目」に徹しているからだ。
無論、新たな機能よりも、これまでイイカゲンにしてきた
多くのセキュリティホールをつぶすのに精一杯なのだが。
まーそんなこんなで、変な話はこのくらいにして
我が家の食卓は、飛躍的に?省エネ化した。
更に
夏場は、胃液が冷えにくいので
火を通さずに食べ物をいただける有り難味もある。
冷蔵庫から出してちょっと手を加えるだけで食べられるのは
栄養価にも省エネルギーにも、とても良い。
おなかが冷えるというのは、内臓が冷えることで
一定の温度でしか効果を発揮できない消化酵素などの
温度が下がり、内臓の不調を引き起こしてしまうことだ。
夏場は体温が高く保たれやすいので、冷たいものを食べても
体調不良になりにくいのである。
でも、食べ過ぎると、さすがに内臓の温度が下がりすぎて
神経質な酵素の働きが、おっこちてしまう。
一方、
温暖化しているので、火を通しておいたほうが安心・・・
という状況だから、よほど自信がないモノは
生食しない方が良いかも。
エコ、というのは聞き飽きて今更枯れて聞こえるが
軽い言葉とは別に、なぜか沖縄の4月も、本土の5月も
温暖化とは逆に寒いくらいだった。
本土の梅雨は、いきなり大雨が降り、湘南の海は
いきなり2度上昇して、あっという間に20度を越えている。
大雨は温度差が生む現象。
大気や海水の温度上昇は平均的に起こるわけではない
ムラムラに起こる。
ということは、ムラの境目では、これまで体験したことのない
激しい現象が起こるのは当然だ。
残念ながら、自然科学の教育は、これまで一切重視されなかった。
知らぬ存ぜぬ・・・しかし現実は目の前に起こっているが
災害が起きてから、その結果しか知ることがない。
気象や海況の読み方など、義務教育ではロクに教えてくれない。
対処療法のエコ教育など噴飯モノだ。
エコを学ぶ前に、避難する知識が必要になっちまったのだ。
エコは無駄じゃないが、命あってのモノダネだ。
まあ、長男的には、ゆるい人間が避難をしそびれて
数を減らすことは、自然にとっては有意義だ・・・とも思うが。
それがたとえ、自分でも、肉親でもだ。
そもそも、地震地帯や、地盤のゆるい低地へ
多くの人間が殺到して定住していること自体、
大量死へのパスポートそのものだ。
痛ましいが必然だ。
復興する事自体が、再発を招くパスポート再発行だが
人間の限界、復興しか思いつかない。
さてと
残された長男のエネルギーは、何に使おうか。
パソコンの入れ替えくらいならできるが、長男も人間で、
わかっちゃいるけどヤメラレナイ・・・だらけだ。
皆と運命を共にするかな。
誰かが生き残ればいい、
生物は極限を乗り越えたとき、進化を迎える。
オジサンだって
未来を生かす捨て駒くらいにはなれるだろう。