寒月

 


寒月の美しさ、空気の乾燥と引き換えに

大げさなほどに明るく、なお美しさを増していく。

 

昼間の湿度が10%台になってしまう関東ならではの

特別な冬の月なのかもしれない。

 

そんなわけで、パンやカツオ節、とろろ昆布までが

口をあけておくとカラカラに乾燥してパン粉や

カツオ粉、ふりかけ昆布に変身してしまうことも良くある。

 

特に、この時期のフランスパンは危険で

パン屋の紙袋のまま置いておくと、中まで皮と同じ硬さになり

歯ぐきどころか、上あごをガッサリとカキムシリ

血まみれ食材として、恐るべき存在となる。

 

これだけ硬いと、食べれば傷みと共に

目覚めには絶好の朝食であった。

 

ところで

日吉東急では、今もしっかりあのご年配のお姉さんが

ノルウェーサバを八戸サバと信じ、サバのこぶじめを売り続けている。

だが、逆風が吹いている。

また中国だ。

だから、義はあっても正義はない、恥もない民族だから

常にチェックを怠ってはならぬ連中なのだが

日本人は油断しきりである。

 

全国のお土産屋とか、干物屋さんで売られている

アジサバの大半が輸入のお魚で占められているということを

案外知らない向きは多いと思う。

 

生の場合は肉の色や舌ざわりで冷凍輸入品とバレてしまうが

加工品、干物類は全然わからないのである。

 

ただし、サバだけは、斑紋が違うので

見分け方さえ分かってしまえば簡単に分かるのだ。

 

しかし寒い世の中だ。

なんといっても、頭が寒くって、最近は毛糸の帽子をかぶらないと

窓に頭を向けている手前、冷え切ってくると眠れないのである。

それは時代じゃなくて時節というべきか・・・

 

レーダーのカタマリであるイージス艦が

探知していたはずの漁船を叩き割ってしまうような時代。

巨大なイージス艦自体、本来必要だったのかどうかも疑問だが

イージス艦自体、巨大だったため簡単には止まらない。

海の上というのは急停車のような事は出来ず

大型の船ほど衝突すると分かっていてよけられないものなのだ。

(実は長男はヨットに乗っていたこともあった)

  

それだけ巨大なイージス艦があった事自体

かなり驚きでもあった。

建造費もすごいが、費やす燃料だけでもすさまじい。

 

イイワケはたくさん言えば言うほど、恥をさらす。

嘘がばれる。

目視以前にレーダーに映った船をどうイイワケするのだ。

そのためのイージスなのだから、逃げようがない。

 

笑えるのは、政党や議員が、

管理不行き届きを非難する姿勢である。

あんたら、全員政府の人間じゃろが!!!

何を、自分の責任じゃないてな顔をしとるんか!!!

辞任より、あんたら全員、責任取らんかい!!!

 

不条理な論述についやされる

税金の行方を憂えせざるを得ない。

 

正直、あんたらが誰かに辞任を求めるヒマがあったら

もう少しマシな政策を、いや政策なんて無理だろうから

少しマシな、税制なんぞを考えてもらうために

金払ってんだけど・・・・

 

ネタがないから、人を責めるくらいしかやることないの?

みえみえすぎて、子供でも笑えないよ、まったく。  

 

やーれやれ、産地詐称、農薬薬害、政府官庁の詭弁

何を信じてよいかは、もう分かっている。

 

だが、日本という国をどうするのか、どうしたいのか

大人である我々自身が、逃げずに考えるしかない。

頭のいいフリしてるヤツと、力があるフリしているヤツに

明るい未来と夢は描けない、描けたためしがない。

 

宗教は、過去、このような事態になったときに生み出された手段だ。

だが、今は戦争の根源と成下がっている。

 

考えるのは我々自身、私でありあなただ。

私もこれまで、ずいぶん逃げてきた、

が・・・・こりゃもう逃げてたらいかんです。

 

まあしかしなんだ・・・

 

明日を夢見る力が足りなくなった長男には

何かを充電しないといかんなぁ。

燃料を入れないと、燃えないなぁ。

 

今、それがなんなのか、分からないのが辛い。

あーこれも逃げなんじゃろか・・・

 

にしても、

今夜の月は、やけに明るい。

気づけば手はかさかさだ・・・


ではまた