秋も冬も生きている
を発見
ぢゃっ・ぢゃっ、と鳴く毎年恒例の声がする。
林に響くのは、ヒヨドリの声、時折、シジュウカラ、ヤマガラ、
コゲラ、遠くでは冬鳥のジョウビタキ。
先週作った、というか、この記事を書く直前に仕上げた
超望遠レンズの手持ち用グリップを装った機材を片手に
いつもの車で30分の林へ出かけた。
ハイビジョンカムまで着けてしまったので、結構重い。
おかしい・・・重くはないのだが、構えると腕がもたない・・・
カバンによって体が重さには慣れているのだが
上腕二頭筋は、サボっていたトレーニングで
弱っていたようだ。
持っていても感じぬ重さが、カメラを構えた瞬間から
ズシリと腕に襲いかかる・・・なまったぜ・・・
ってか、やっぱり無理があるんだろうか・・・?
例の百円ショップまな板グリップのために
実は百円ショップカモフラージュネットが
着けられなくなってしまい、裸の巨大レンズを
使う破目になった。
のだが・・・
次の手は、以外にも考え付いていた。
別に記事のために用意したのではなく
たまたま、プリンターで印刷できる、布のシールを
知ったのであった。
布がシールになっていて、はがしてまた貼れるらしい。
アイロンもなしで、顔料インクにも対応していて
水にも強いが洗濯は苦手という。
カモフラージュには十分である。
カモフラージュにはコツがあると思う。
限りなくワサワサとさせて、草木を装うか
ノッペリトしていても、ぼんやりさせたり、別物に似せて
人間の動きや、人間と思われないようにしてしまえ
の、2方向である。
今回のカモフラージュは後者にあたる。
未完成であった、百円ショップ造花葉カモフラージュを横目に
次の手を思いついてしまうとは、皮肉なモノだ。
春夏秋冬のパターンを貼るだけでオーケーのカモフラージュだ。
なんだか創作意欲もわいてきた。
リアリティを超えるカモフラージュ効果を創り出すのは
楽しさに満ちているではないか。
ところで
冬場になると、草陰で鳴くホオジロ科の鳥がチッ、チッの声が気になる。
その延長で、ヂャッ、ヂャッと鳴く声も考えていたのだが・・・
本日、考えとは違う正体を確認した。
(ピンボケ・・・?)
ウグイスさんのオスである。
留鳥の、目立たない季節の生態は、結構知られていない。
秋以外のモズとかもね。
チッの声ももヂャッも同じ主と思っていたが、全然違っていた。
ちなみに、その日のチッ、チッは、想定していたアオジだった。
ただ、ウグイスが
メスと鳴き交わしているのか、オスどうしでけん制しているのかは
分からぬままである。
レンズの変化は全く関係なく、気づく事はすべて撮る、
長男の姿勢は変わっていないので、一方では安心した。
実はビデオ(2.2MB)でも納めているので、音声もバッチリだ。
(チョロチョロしている姿が映っているが、ビデオの最大望遠)
と、思ったら撮影中は、シャッター音が一番大きいんだな・・・
微妙・・・
帰り道、いつものカワセミの池でカルガモと一緒に
見慣れぬカモがくつろいでいる。
よほどはぐれてさまよったのだろう、疲れているようで
さほど寒くもないのに居眠りモードだった。
オナガガモのエクリプスみたいである。
カモってのは面倒な鳥で、みな姿が似ていて、混血もいたりして
ムダに脳みそを使う気がする鳥類だ。
エクリプスは、繁殖期以外の保護色モードのこと。
特にオスは派手に変わる・・・というか夏場は地味に変わる。
全然違う姿なので、何ガモかわからぬのが悩ましいというか
悩むのもつまらぬくらい、面白くもなんともない姿になる。
ということで、カモの識別は覚える気がない長男であった。
ましかし
超望遠レンズというやつは、人間を試しているような
扱いにクセのある道具だ。
ハイビジョンの最大望遠もヘナチョコに見えるスゴサはあるが
腕が持たないスゴサもすごい。
まだまだ、飼いならすには時間がかかりそうだ。