GADGET HAZARD ?

Not GADGETEER !


ハイビジョンも楽じゃないな。

 

台風の土曜、なんだか急に速度を上げて夕刻帰宅時間に

沖合いまでやってきた。

 

うーむ、ならちょっと時間稼ぎにヨドバシカメラへでも

行くとするか・・・

台風男の勘がそうさせたのかもしれない。

 

か・・・

ヨドバシが読んでいたのかも知れぬ。

長男が台風を理由にやってくることを・・・。

 

そして見た、台数限定10万ちょっとで売っている

ハイビジョンムービーを!

 

実は、大秘密?にしてきたが

徳之島など、夜の動物撮影のとき、動物の不自然に光る目が

どうもなんとかしたかった。

しかし、どうにもなりそうにないし、どうも装備が重くなるので

悪いことしかないのではないかと、なかば割り切っていた。

 

だが、ココに来て、数キロのカバンを毎日持ち歩くうち

ビデオとカメラとサーチライトくらい軽いもんだ体質?

になっていた。

 

すると、ふと思いつくことが・・・

ストロボをカメラから遠くにつけるくらいなら、

ビデオもついでに反対側へ遠くにつけちゃえば・・・

バランスとれるんじゃないの?

 

ハイビジョンカメラの予算は、すでに断念していた

一眼レフの刷新予算が速やかにまわされた。

キヤノン40Dの機能は、すでに持っている20Dと変わらぬばかりか

劣る部分まである。

ならば来年春に、このイマイチな中級機より安くて

改善された普及機のKISSが出る予感がする。

 

これには、ふと先日録りそこねた、なぞの鳥の声が

きっかけになていた。

超望遠レンズを構えて、ひたすら石になっていた長男は

背後から投げかけられる、なぞのジージーという

セミのような金属音の、多分鳥の声だと思うのだが

なす術がなかった。

 

単に録音機材をまわしっぱなしにするのも馬鹿らしい。

超望遠で得られない周囲の雰囲気を捉えられる

ハイビジョン動画があれば、一粒で二度美味しいではなかろうか。

 

それでなくても体力的に余裕のない、重たいレンズだが

前玉(レンズの一番前の大型レンズ)が重過ぎて

バランスが悪くなお重く感じる。

なら、単にバッテリーパックを増設するよりも

何か面白い事はできないかと思っていたところであった。

 

明くる朝

台風一過の爽やかな食卓が朝日を浴びていた。

(いささかサディスティックな食卓にも見える)

 

うーむ、夜間撮影用にいっしょに求めた

ビデオの上に付ける赤外線ライトが

アクセサリーシュー(フラッシュをつけるところ)にはまらない。

本体を小さくしたから、安直に規格を変更したのだそうだ。

やることが安直というか、趣味的道具の周辺機器を

ぼこすかと買い換えられるほど余裕があるユーザーなんて

そんなに居るはずもないのだが、やっぱしソニーは

衰退著しくなって然りな意味不明なメーカーだ。

 

そういえば

モズ博士Tの弟子のダイトウコノハズク研究者、

A谷さん愛用のソニー製8ミリビデオに

装着されていたのと同型機である。

 

20mと、かなりな遠くまで赤外線を照射でき

単三4本程度の大きさしかないコンパクトさ。

電池でも、リチウムイオン電池でも動く激烈スーパースグレモノは

もはや唯一の絶対の存在である。

 

不幸中の幸い

アクセサリーシューは小型化されているので

旧機種のものは大きすぎて入らない。

てことは・・・・である。

削ればいいじゃん!である。

削れば?って

素材も分からぬのにどうやって???である。

 

買った次の日に改造。

使えないものには意味がないから、これでイイのだ。

 

だが、新しいものは、実に面倒な形をしている。

赤外線ライトの取り付け部は、きっと金属だと思って

金属やすりで削り始めてみたら・・・なんとプラスチック。

 

や、やわだ・・・

 

そうだ、これはソニー製だった。

ヤワでもろくて、他にない高性能、これがソニーだ。

 

削るのは楽だが、そのうち折れそうだ。

そういえば、A谷さんとこのも折れてたような気が・・・

あれ?あれはどこぞのP社の試作品だったっけか???

 

ビニールテープで削りカスからシールドして

なんくるないさモードを起動するためにオリオンを補給、

準備万端、ゆるゆると作業開始。

こういうことは慌ててはいけない。

 

結構微妙で複雑な形である。

プラモ用の超小型ノコギリとヤスリがあって良かった。

 

本体を保護しながら

更に厚紙でカバーしながら慎重に作業・・・

オリオンが平常心を保ってくれる?

 

なんとか本体に入るようになった。

が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

すこぶる持ちにくかった・・・

(一体、シューは何のために?と考えるようではソニーは使えぬ)

ま、一眼レフカメラにの横にセットするので

素手では使わないからヨシとするか。

 

ついでに、夜行性の動物に気づかれにくい

MAGLITE用の赤いフィルターも作ってみた。

ダイソーで発見した容器のふたがぴったりだった。

結構きれいに作れたはいいが

一方・・・

穴の開いた容器をどう使うかは、そのうちまた考えよう。

 

そのまたついでに、MAGLITE純正のハイパワーLEDを

売っていたので、チューンアップしておいた。

多少白っぽい光になるが、LEDにしてはスゴイ光量だ。

電球でもいいんだが、切れないのは有難い。

 

でも

5000円以上するところは

予算的にもハイパワーすぎだったようにも思う。

 

さてと

順番が逆になってしまったが

今度は、普段使いの500ミリキヤノン砲の

サブカメラとしてハイビジョンカメラをマウントする道具を

考えなくっちゃな・・・


もういっこ、100円ショップアイテムで作った。

LED球のランプシェード。

まろーんとした、黄色い光を放つ。

天面(本来の底面)にある要らぬ品質表示があるが

さして目立たぬので放ってある。

 

最近、何か作ろうと思ったとき

100円ショップに行って考える。

 

適度な貧乏も、発想にはいいもんだ。

 

ちなみに

早くも先の赤いフィルター製作後、その穴あき容器は

普段つい外しっぱなしで危険なルアーの針を

ひょいと入れておく容器に進化することになった。

 

ふたをあける必要がないから、入れやすく

倒れても針が中からもれ出てきにくい。

我が家限定だが、かなり使えるアイデアだ。

 

百円で何かが見えてくることも多い。

ガジェットも百円でもっともっと利用領域を開拓できるのだ。

 

あれこれ買い物し過ぎたついでに

チープでダイエタリーな料理を考えていたら

Q極な美味い出汁のとり方を開拓した。

それはまた来週。

 

チープで余裕のない生活も、またエッセンスが

もっと凝縮させるようでいいもんだ。


ではまた