小さなころの、小さな夢
音楽教室・・・幼稚園のころに通っていた。
オルガンからエレクトーンやピアノに行こうにも
小学校の時間と合わなかった、当時の音楽教室とは
そんなもんだった。
いつしか時は流れ
モノの形も、映像も、画像も文章もヘッポコながら
なんとか作れるようになってきた。
残された領域、それは、家族に音楽づくり。
ふと、CDショップの一角にある、楽器のコーナーへ
足が向いていた。
ふ〜ん、今や懐かしいソプラノリコーダーも
カラフルなスケルトンボディで、色も選べるんだ、いいなぁ。
ピヤニカも、リコーダーも上手く吹けないけど
今でも大好きなんだよな。
いつか、いつかきっと、押入れの中にある
ヤマハ初のウィンドMIDIコントローラーWX7で
島の人と演奏してみたいとも思ってるのだが
そこにあったのは、南大東の海の色と同じ
限りなく青く透明なオカリナ、630円であった。
都会では、楽器の練習も大変だが
本当は、楽器は孤独に練習するようなものではなくて
失敗しようが下手だろうが、子供達へ文化を伝え
言葉のように使い、皆で楽しむためにあったのだと思う。
ま、小難しい理屈などどうでもいい。
ちょっとスースーと抜ける、きゃしゃでゆるい音だが
まあ、プラスティックだからしようがなかろう。
ドレミの歌から練習するか。
ドレミファソラティドっ!
大東の夕日に向かって、カッコよく吹けるように
練習だぜい。
けど、カッコよいのだろうか・・・思い切り地味だけど・・・
ともあれ、大洋の潮風と透き通る海、澄みわたる夕空に
オカリナを吹くココロモチを想像するだけで気分最幸。
空間ゲージツを極めつつ、時間ゲージツにも触れてみる。
人生にはこのくらいの小さな余裕があっていいだろう。
さて
ドレミの歌のほかにも、チューリップくらいは吹けないとな。
でも、今一番吹いてみたい曲は
は〜るかな星がぁ〜、ふる〜さぁとだぁ〜である。
きっと必ず、デュワッと吹けるようになってやるぞ。
そう、初代が現れた年に生まれた長男だからこそ
大切なのだ。
ん?
むねぇ〜にっ、つけぇ〜てるっ、まぁ〜くはりゅ〜せぇ〜
ではないかって?いやいや、それはかすかな記憶。
でも生まれてそれほどたたないころのめろでぃーなのに
記憶があるのが不思議。
というわけで、そっちも練習だっ!
ついでに
なだそうそう、でも練習してオンナゴコロを
鷲づかみしちゃおっかな。