ことしもお世話になりましたが

 


今年は例年以上に、いろんな人にお世話になった。

お世話をしてくれる人に出逢えて本当にうれしかった。

 

本来シジュウにもなったら、お世話する方になって当然。

しかし相変わらず長男はお世話になりっぱなしだった。

 

でも、情けないとは思わぬ事にしている。

お世話してくれた人たちに、情けない男を世話したと

思わせてしまったら、申し訳ないにも程があるではないか。

 

一方、三ヶ月もブラブラ、フラフラしていたのに

海にはあまりお世話にならなかった。

小笠原でもさして釣れなかったし泳ぎもしなかった。

南大東ではカッポレにこそ出逢えたものの満足に釣れず

徳之島など、魚はカスリもしなかった。

伊豆大島もご同様。

 

もう一方、以外にも山林にはお世話になった。

さまざまな生き物の写真を撮れ、横浜の林ですら

例年にない鳥たちがやってきて、結構賑やかだった。

 

理由はないが、長男の勘が語っている。

 

来年は、もっとややこしくて面倒な年になりそうな予感がする。

だが、そういう窮地の時こそ、生き物は進化する!

堪えられればね・・・・

 

ダーウィンが、変化に強い者が生き残る、と

言ったとか言わなかったとか

 

それは、半分正解で半分違う。

たぶん、彼も承知だろう

 

たまたま

 

変化の方向性と同じ強さを持った者、持とうとしている者が

結果的に残ってきた事を。

 

哺乳類が恐竜の世界で、夜を生きる場として生き延びた

とする論者がいる。

 

だが、人間は美しい七色をはっきり見られるが

夜の暗闇ではさっぱり何も見えぬ。

一方、夜行性動物はぼんやりだが、光を眼底で反射させ

光を二度感じることで夜も見えるらしい。

 

昆虫など、紫外線が見える。

ということは、ガラスが透明でなく見えるわけで

間抜けなガラス面衝突はしないのだが

何か知らんが、夜道に明るいとガラスにボコボコ、カンカン衝突し

気絶なんかしちゃっているように見える。

 

生きるということは

旅であると同時に、愛する場であると同時に

闘いの場であると同時に、癒しの場であると同時に

楽しみの場である。

 

苦しく厄介で面倒だ・・・と思うことも

ただ単に、人類が自ら生み出した事柄ばかりだ。

 

昔、高僧が言ったという

「悩みはこの世には無い、ココロが悩みを作っているだけだ」

 

悩ましい人間だからこそ、そんなに簡単には割りきれんが

そりゃ正しい。

 

人間の悩みなど、人類という種がかかえていた問題ではなく

邪念多き我々が生み出し、いろんなものを踏み台に得た

エスカレートを知らぬ、ゆき過ぎた幸せの裏返しなのだから。

 

2006年の終わりに

明るいやら暗いやら分からぬが

自殺しようとする人にかける言葉が見つからなかった答えが

見つかった気がする。

 

あんたが生き残るひとりかも知れん、と。

 

誰かが必ず、すぐか、ずっと未来かに訪れる

人類最大の危機を乗り越える血を受け継ぐんだと。

 

誰もが人類全ての未来を背負っているから

逃げようと逃げまいと、そんな小さなことはどうでもよくて

生きる意味は生きるだけで在るんだと。

 

良いような、良くもないような答えだが

必ず確かな答えだと、信じられる答えが得られた。

 

得られて良かったと、心底思う。

 

魚がおいしいこと、ある朝めずらしく鳥が多いこと

そんなんが感じられる事だけでも、まあ良いってことを

分からせてくれて、みんなありがとう。

 

生きてりゃ何かイイ事あるさ、と言いますが

その通り。

 

友人が送ってくれた写真を見たとき、涙が出た。

しかも、クリスマスの夜。

奄美大島で、僕の撮影した写真が展示され

奄美の人が徳之島の生き物の写真を見るシーン。

Oちゃんが居なければ撮れなかった貴重な写真が

徳之島のために活かされた瞬間が写ってた。

 

話を聞いたときは、ふ〜ん、くらいだったけれど

実際に奄美大島の人が見ている写真を見たとき

思わず、ジンときた。

友の限りない協力と、共に過ごした苦労が、走馬灯に似て浮かぶ。

 

今年のクリスマスは、人生40年の記念になる夜に

なってしまった。

 

ヘナチョコな写真でも撮り続けていれば

何か、イイ事が起こるもんです。

 

生きている限り、なにかしら可能性が閉じないことを

ジンワリと深く感じておりますよ。

  

今年も、ざんざんお世話になりました。

 

それ以上に

来年も、皆様に幸おおかれ。


 

年納めのひとこと

 

今年は一段といろいろお世話になりました。

引越しや転業も、旅も、写真も、釣りも、釣具も、HPも、心配も・・・

ありがとうの一言でしか、表せないですが

言葉では言い尽くせない、感謝の念があふれて止まりません。

けれど

来年はまた二段と?お世話になってしまおうと思っております。

またまた、よろしくお願いいたします。

夢をつくり、夢を追う生活、まだまだ続けてお世話になります。

それでは、よいお年と、よいお歳を。

 

2006年、12月30日

 


ではまた