デジバカ日誌11、デジアナの誘惑
最近、ちょっと記事が長めになりがちである。
というのも以前の記事、シリーズうるデ爺の初回に載せた
ハッキングキーボードというのがフォトショップなどアドビ社の
ショートカットに対応しておらず、またしても買い替えを余儀なくされたからだ。
今度はマジェスタッチというものである。
(たこ焼きメモリは気にしないように)
パソコンパーツというのは、比類なき変な名前の宝庫だが
今回のキーボードもナカナカである。
しかし、非常にまじぇすてぃっくなキータッチが功を奏して
記事までマジェスティック(雄大?じゃなくて長大)になってしまったのだ。
※気になった方のために書いておくと、たこ焼きメモリはフードディスクという・・・
とってもストロークの深いキーで、お値段もまじぇすてぃっくに
普通の倍くらいするが、タッチ感は素晴らしい。
しかも、全部押し込まなくても中間くらいまで押し込めばタイプできる
微妙なキースイッチを使っているので案外疲れないのは嬉しい。
通常3ミリ程度のキーストロークが4ミリに及ぶ雄大さ?のために
苦し紛れに付いた名前がマジェスタッチ・・・なのだ。
さて、本題は各局のアナウンサーのお姉さま方が登場する
デジアナのCMに釣られたか、我が家もついにデジタルテレビへ全面移行した
という話である。
我が家のデジタルテレビ移行元年となったわけである。
実は横浜は丘が付いた名が多い坂の町、丘陵地帯である。
最近、ついに空き地がなくなったために、じきにやってくる南関東地震では
見事に地すべりしそうな丘の斜面へマンションが乱立し始めたのだが
これに伴って、わが日吉本町は谷の町なので、VHFの受信が危うくなり
もちろん、波長の短いUHFのいわゆる地デジも鼻から受信不能であった。
以前からケーブルテレビにしたかったのだが、我が家は築30年。
それでも、無理に改装して延命した手前、大家さんは苦しいらしく
地デジ対応はどこ吹く風かと思われたところに難視聴対策が浮上した。
おおっすごいぞ!東急ケーブルテレビがタダで引かれてしまったではないか。
地デジの映像は、衛星ハイビジョン系同様、とっても美しい。
にじみもノイズもゴーストも全くない映像になる。
弱点は、これまで使っていたテレビ用お茶の間パソコンに接続していた
USBのテレビチューナー/MPEG−4エンコーダーが対応できない事だ。
地デジの弱点であり、今後の「争点」となる、厄介なコピー対策が
パソコンでの地デジ受信を難しくしている。
しかも、先日のIT系ニュースでは、コピープロテクトのかけ方が変わるらしい。
対応したレコーダーなら、何度でも移動できるようになるらしい。
これまではコピーワンス、一度だけ移動できた。
しかし、とんでもない落とし穴がある。
放送データが、これまでの地デジ機材では通常全く見えない暗号化に
なってしまう方式であるという。
こんな、穴を作っておいて、耐えられなくなったころにバージョンを上げて
一儲けするようなマイクロソフト商法はやめてほしい。
これまでのデジタル対応のテレビやハードディスクレコーダーに
新たなチューナーを外付けしないとテレビが見られない・・・
じゃあこれまでに買ったのは何だったの???
このイキドオリは他でもない、先週購入したばかりの高額商品、
正にキヨミズの舞台をバンジージャ〜ンプ!系のお買い物をした真実による。
ハードディスクレコーダーの新製品、東芝バルディアが我が家の戦列に
加わった矢先の出来事であった。
イキドオリは単にバルディアが数年後にまた使えなくなることだけではない。
●地デジはパソコンで録画ができなくなってしまっていること
●バルディアが無茶苦茶に動作が遅いこと、使いにくいこと
●バルディアのためにお隣さんに迷惑かけながらも棚を作り足したこと
にも起因している。
(板を切り始めたら、驚いて隣の奥さんが飛び出してきた・・・たかがノコギリの音だが・・・)
ウワサには聞いていたが、これほど遅い機械が現代にあったとは・・・
ハードディスク/DVDレコーダーがこんなに惨憺たる高額商品とは・・・
起動に数十秒、番組表はイチイチメニューから呼び出す上に
4時間ずつしか進めない。来週のスポット放送の番組予約など
気力と根性で一歩ずつ番組表を前進するしかないのだ。
これにはさすがの長男も絶叫した。
5万くらいで済まそう・・・と思ったら、10万もするバルディア。
ありえないほどノロマ、不行き届きすぎるソフトウェア。
デフレはここまできたのか・・・日本製品も地に落ちたと確信した。
おそらく、この製品は価格の下落がすぐに来ることを予測して
安く作られている。OSも起動の遅さから見て、無料のLinuxだろう。
パソコンならば、来週だろうと今週だろうと予約は30秒あれば
二つくらいできるが、バルディアではひとつの番組予約に数分かかる。
パソコンの馬鹿食い電気もいかがなものかと思うが、専用機で
この遅さ、無駄な時間と電気の浪費・・・
ガス屋修行1週間で何度聞いたか分からぬ「ガスは危ないから・・・」の
言葉だが、電気だって1/4以上原子力を使っている。
ガス爆発は大きくてもせいぜい数キロを焼き尽くす程度だが
原子力はその比ではない、文字通り桁違いの威力を温存している。
原子力がどれだけ怖いか、日本人が忘れているのはいかがなものか。
日本は国ごと負け組みになっていっているように思えてならぬ。
おっとガス屋に戻っちまった。
閑話休題
台所でも録画が見られるようにと、以前この記事を書くために使っていた
DELL製のノートの改造品および苦労と試行(玄人志向)製のサーバー
玄箱(くろばこ)を配備したばかりでもあった。
地デジが通常、パソコンで扱えないことは十分に理解している。
(富士通やNECのは例外だが、データ移動はできないはずだ)
じゃなぜ?クロバコと台所パソコンを???
面倒だが、ハイビジョン録画してある、非常に大きなデータを再生し
アナログ配線で、パソコン用チューナーの外部入力へ導いてやって
その途中に、量販店で売っている「さる機械」をはさむことで
SDグレード(アナログテレビレベル)にはなるがパソコンで
再録画できるカラクリを用意しておいたのだ。
これならば映画や、大好きな大自然系のNHK特集をパソコンで
いつでもどこでも楽しめるのであった。
実は秘密だがDVDソフトも同じようにパソコンデータとして取り込める。
茶の間で録画したデータを、24時間営業のサーバー、クロバコに
入れておけば、家の中のどこからでもパソコンで見られるわけだ。
多少不安定だが、台所でも動画が楽しめるようになった。
ちなみに動画が見られぬノートパソコンVAIOが2台転がっていて
どうしたものかと思案中だが、他2台のダイナブックと
同じく2台のデスクトップベアボーン(組み立てパソコン)で
視聴が可能だ・・・・って我が家は独り住まいだが・・・・
ちなみにちなみに苦労と試行のクロバコ、ギガビット対応なのだが
半分インチキで、ハーフデュープレックスなので、思ったほど
スピードが出ず、こちらもちょっと厄介者。
余ったハードディスクを活かそうと、ヨコシマな考えでNAS(サーバー)を
自作に走ったのが間違いだったようだ。
しかし、今やキヨミズの舞台に何度も立てない長男にとって
1/3程度の価格で販売されているキットは魅力的であった。
う〜む、このスピードでは、ハイビジョンデータの配信は無理だ。
ハイビジョンのテストには使えぬな・・・
新たな問題をはらみながら、地デジとギガビットが共存する
我が家のデジバカ生活は始まろうとしている。
と思った矢先・・・茶の間の24時間営業のギガビットHUBが
壊れてしまった。まだそんなに使った感じがしないのだが。
ちょっと保証書を探さねば・・・また引越しに持つとの戦いが始まる。
修理ができるまでは茶の間では一台のパソコン「しか」ギガビット
ネットワークを使えぬが、まあ当面生活には支障が無い。
面倒な地デジ生活だが、そのうちまたインターネットで放送される
番組の影響を受けて変わっていくだろう。
これからのテレビは、昔のように、数年しか使えなくなるかもしれない。
恐るべきパソコン化、ビルゲイツ商法に、日本が震撼する日は近い!?