ペンの秘密
もともと、パソコン好きであったが、メモもアレコレとる。
パソコン立ち上げたりすると、消えてしまいそうな、急いで書き留めたい
そんな事柄が思いついたときや、じっくり物事に対峙するときにも使う。
やっぱり基本は4色ボールペンだ。
なにやら、上手な情報整理をする人が多色ボールを使うらしいが
おおよそ、重要なところが赤で、気づきが青で、ちょっと気になるところが
緑で・・・普通は黒を使う。
そんなところが関の山だろう。
でも長男は全く違う。
だいたいそんな使い方では赤は減らず、なおもてインクのやわらかい
緑などは使っても使っても減らない。
したがって、僕のメモは緑が普通である。
僕の4色メモは、ともかくも、考えようとしたり思いついたり
忘れてはいけないことを、文字だけじゃなくて図として頭にとどめておく
つまり、左脳だけかもしれない情報を右脳と組み合わせて記憶するようだ。
それが、この物好きともいえる、珍妙な文章や紀行文の記憶に
役立っているようである。
もちろん、いろんな事をメモするのだが、そのたびにグルグル丸したり
矢印をあちこちに飛ばして、関係や、内容の時系列の行き戻りを
エピソード的にメモっていく事が多い。
(我が家の秘密のネットワーク構想図)
このエピソード的というのがいいみたいである。
物事は、単なる概念や単語だったりするのだが
それを図解したり矢印を飛ばしたりすることで、脳みそにイメージとして
意味合いが定着していくようである。
むかし、アイデア豊富な人は、いつもノートやメモを持ってあるいたり
枕もとに置いておいたりするということを聞いたことがあった。
そんなこと、面倒くさくてするわけないし、そんなにメモするような事が
あるわけ無いだろう・・・・と当時はたかをくくっていたのだが
ここ最近は、つまらぬ川柳からオヤジギャグ、将来へのアイデア
仕事のアイデアなどなど、いろいろ書き留める。
それから、心をこめて、書き留めたい、心に染み込ませたい言葉を
思いついたり、聞いたりしたときは、筆ペンで記す。
(右下の図は釣具関係)
これらメモたちは、決して整理されていないし、整理もしない。
いったん頭に入ってしまえば、それでよいのだ。
あらためて思い出したいときだけ、ちょろっと眺めて、それで終わり。
キチンとメモをとることなど、どうでも良いのだ。
いかに感じて、頭に収めるべきを収め、書き留めるべきをとっておくか
それが最大最終の目的であるので、そこで手間隙かけて
ペンの色がどうとか、読みやすい字でとか、そんなメモは
とっている間に頭が枯れてくるから、断じてやらない。
多分、僕のメモは文系でも理系でもないメモなのだろう。
ついでに、デジカメの使い方もメモ的。
ピントなどそっちのけで、とりあえず撮ってしまう写真や
仕事で外部に依頼する書類を、デジカメでとっておいて
渡した、渡してないなどのトラブルは避けるし
展示会や、貸し出しのときにも、物品を全部並べて
いちいちチェックリストなどを作らずとも、それですませる。
だいいち、こういうノンミスのためのチェックリストなどというものは、
すんなり進めば、作る手間は無駄以外の何者でもない。
しかも、頭に入れておく必要なども全く無い。
それでなくても、記憶容量など限られた、最近物忘れがスムーズに
なってきたところへ、くだらない一時記憶を詰め込む余裕などないのだ。
メモはエッセンスだけ、転ばぬ先の杖はなるべく道具に記憶させる。
これが長男のメモであった。
でも、旅行前にこれをやることは、あんまりなくなった。
多分、旅先で忘れ物に気づいたとき、現地で何とかする方が
旅が奇想で楽しくなるからだろう。
もう少ししたら、3ヶ月も日曜がつづく。
沖縄、徳之島、トカラ、種子島、三宅島、御蔵島、八丈島、母島
結構忙しいことだろうし、装備もしっかり選ばなきゃいけない。
せっかくの人生のお休み、ここはひとつ
またグルグルと構想を練らねばなるまい。