ボーナス使いきり作戦
人生後半を考え、45インチ、フルハイビジョンテレビと
自分で組み立てるパソコン2台を購入した。
カメラにも少々手を加え、Nikonのマグニファイヤーを付けた。
実は釣り竿も、またしても新調してしまったのだが
これでほとんどボーナスは使い切った。
こんなの初めてであるが、そういう大切な時期だと
長男の心は「チュウチョするな!」とゴーサインをだした。
ちょっと困ったことに、ほぼ2ヶ月も前に購入した暴走キューブ
ソルダム製、パンドラスーパーVCが動いていない。
初期不良として送り返したが、戻ってこない・・・
パンドラというのがやばかったか・・・
開けちゃったしなぁ・・・何度も何度も・・・もう、最期の災いすら
どこかへ行ってしまったくらい何度も開け閉めした。
動かないんだから、アレコレ試してみるしかないので仕方ないが
20万円近くかけて、まだ動かぬのは、穏やかならぬ年末である。
普通なら30万くらいかかるのを自作でカバーしようとしたのだが
ちょっとむりがあったのだろうか。
一方のテレビ用パソコンもちょっと怪しい動きをしている。
いざ、我が家に45インチフルハイビジョン様が到着した、その夜
いろいろ試したが、文脈の通り、うまくいかぬ。
1920X1080i(インターレース)まではサポートしているはずなのだが
そこまでおよばぬ。
1700X960くらいしか出ていない。
これでは、パソコンモニタの1600X1200と、さして変わらぬ。
というか、確かにパソコンモニタより、幅はかろうじてちょいと上だが
インチ数が大きすぎ、45インチと20インチでは、45インチが荒くみえて
全然物足りない感が否めない。
しかし、45インチで見るデジカメ写真は壮大であった。
思った以上に迫ってくるし、解像力はないがリアルである。
う〜む、テレビがこれほどの表現力を持つとは・・・
大型化しただけのテレビ効果に、長男驚きの一瞬である。
写真にしてしまえば中央に小さく写った小鳥はさしたる絵にならない。
だが、大きな画面の中に、リアルサイズで存在する小鳥は
画面としては大胆さも奇抜さも無い、ごく普段の姿だが
通常ならカットされてトリミングされてしまう小鳥の居る環境を映し
更に余裕を持って小鳥の存在感を映し出している。
この効果を、実は長男は読んでいて、自然写真のあり方を
問い直せるのではないかと考えているのであった。
対象となる被写体ばかりをアップにし、環境をないがしろにして
写真のための自然撮影をしてしまう。
自然を切り取ったといえば、体よく聞こえるが
周囲に気を払わずに、対象物だけを追いかけているのでは
本質はつかめないし、まして伝えることもできまい・・・
というのが、長男の自然写真に対する目覚め始めた思いである。
フルハイビジョンの性能が出たらすごいことになる事は
裕に想像がつく。
願わくば、このパソコンのノーマル状態で出力できる方法を
キチンとAOpenが回答してくれることを祈るばかりである。
Pentium-Mプロセッサを贅沢にもデスクトップマシンに搭載して
ひたすら静かに、しかし必要に応じて高速動作する
ハイビジョン再生にも、必要にして十分な性能のはずであるし
無駄な音を出さないので、じっくりと画面に集中できるのである。
ずいぶん何度もキヨミズバンジージャンプを繰り返した
ボーナス昇華であったが、少しづつ未来が見えてくるような
なんとなく、自分で見つけたような、良い気分の買い物となった。
さてさて、
今年はいろんなことがあった。
だが、大切なことは、来年以降につながる事である。
来年は、もうボーナスという言葉はない。
来年は、もっと自由。
来年は、もっともっと長男本位の生き様であろう。
そんなこんなで、本歳、暮れていくところである。