我、ミーハー

アイポッダーに身をやつす

 


ついに、ついにiPodを買った。

言わずと知れたリンゴマークの商品である。

ノートパソコンは、ながらく悪質なウィルスなんかがないから

お世話になってきたが、音楽プレーヤーでリンゴマークは

まだまだとです・・・との長男の判断があり購入をひかえた経緯がある。

 

この度、買ってみたのには深いわけがあった。

ちょっとだけややこしい話をする。

 

これからのメディアのフォーマットとなるH.264手順のフォーマット映像を

再生できる機材となったこと。

それから、ハイビジョンも同様のフォーマットを採用することを考え

今後の長男の得意技である、写真、映像編集を鑑みて

購入してみたのであった。

(長男ともなると、ミーハーな買い物をするのにこれほどの大儀が必要なのだ)

 

実に物欲離れした購入動機だが、事実である。(物欲意外に何があるのだ?)

正直、大きくて、コトン!と置いただけで壊れそうなハードディスクの

ポータブルプレーヤーには興味が無い・・・こともないがハレモノ的である。

それなら、以前買った、ARCHOSのAVプレーヤーの方が余程に分があり

ディスク容量、音楽以外の周辺機能の充実など、今更音楽プレーヤーから

進出してきた成り上がりとは生まれも育ちも違う事は明らかであった。

 

だが、問題はそのしくみである。

音楽配信から、ビデオへという商売のうまさ、それに手ごろなプレーヤーを

メディア代わりにした発展戦略、それに加え、手軽な参入のできる

フォーマット選択と配信の自由さに、長男はピンと来た。

 

難しい話このくらいにしたいが、

要は、H.264はハイビジョンまで対応できる将来性があるが

それはiPodには荷が重いのだが、簡単にMPEG4を再生でき

更には、その派生型であるDivXやXviDなんかも再生可能で

ちょっと気に入って、じっくり見たいテレビ録画とか映画、

それに、このホームページを利用して、気に入った島々の

写真やビデオなどを、個々人で配信して、見てもらえることに注目したのだ。

 

なにせ島々の好きな長男。

紹介したいネタは山のようにあり、そういう手軽で分かりやすい

メディア配信はないものかと探していたのであった。

 

そのうち、これまでにめぐって来た島々の、長男視点、釣果オーライの

具満載ネタのビデオを配信できると思う。

 

残念ながら我が社のM下電器にはそういった戦略は無いから

当面、長男の箸にも棒にも掛からぬ商品ばかりで、選択肢にはのぼらぬ。

多分、音楽プレーヤーとしても、当社の音楽プレーヤーなど

どなたの眼中にもあるまい。

それは正解である。

音楽が再生できれば売れる・・・そんな単純事業体質でのりきれるほど

21世紀は甘過ぎはしないのだよ。

 

産業が疲弊し、時間の自由が増えたクリエイターたちが狙う場所

それこそが、この手軽で分かりやすいショートビデオだと思う。

写真だって使えるし、もちろん短編映画だってOKである。

それぞれの個性と、少ない投資で表現できるメディアたるiPod。

別にiPodでなくても再生できるし、環境のある人はテレビでも見られる

その手軽さ。

高画質なものから、朝のお出かけ前でも軽くてダウンロードの

できるニュースビデオなど、幅広い楽しみ方が出来る装置、しかけ

それが味噌なのである。

 

う〜む、図らずもリンゴ社の宣伝となってしまったようだが

長男が好きなのは、小豆でもツブあんでもなく、羊羹でもなくて

キンツバである。

小豆とあんと、それをまとめるにはちょっと多めの寒天が

プルッとした食感とともに長男を甘い世界へいざなうのである。

寒天の食感と透明感があってこそ小豆とあんが引き立つのである。

 

だから、再生機械が魅力なのではない、だれもが再生される

機会を得られ、伝えたい事に応じてデータの重さを換えられるしくみ

それが魅力なのだ。それがキンツバの例えで正解なのかは別として。

 

寒天味のそこはかとない下触りと透明感が、透明感が無いはずの

小豆とあんに、無限の奥ゆかしさを加えていく・・・この感覚が

なんとも長男をひきつけるように、H.264とMPEG4の幅広い再生能力が

無限の広さを、クリエイターに与えてくれる魅力の機材

そのひとつがたまたまリンゴ印だったのである。

 

次の長男のターゲットはフルハイビジョンで、いかに写真を

美しく表現できるか・・・である。

横長で生物としては魚向きではあるが、鳥には苦しいフォーマットだが

画質と音質の高品位を保ちつつ、更にネット配信にも耐えうるしくみ。

これからは写真も写真としてだけでない楽しみ方が増えてくる。

でも、編集やデータ変換の面倒はこれまでどおりである。

 

長男は、そこに目をつけて、逆に長男の特技である編集技や

撮影技を活かして、人生後半を楽しめたらなあ・・・とおぼろげに

思った次第であった。

 

そして、その編集に使う機材として、

爆熱高速処理キューブパソコンキットを購入した。

高速CPUなのにコンパクトキューブ。

無理が見え見え、世界30台限定なのに売れずに販売延長され

今でもまだ買える(2005年11月9日現在)逸品・・・・・・・・

CPUもメモリもハードディスクも別売りのベアボーンと呼ばれるものだが

くみ上げる自身は全く無い。

でも、これからの長男はベアボーンくらい組めなければ

ITを語ることはできまい!と思って、奮起したのであった。

ま、今は最新で6万以上するCPUを買ってしまったら

手作りの安上がり感がなくなるので、もう少し経ってから

部品を買い揃えていきたいと思っている。

その辺は、またデジバカ系特集でとりあげたい。

 

ということで、アイポッド、どうも重いのでポッケに入れて歩くには

ちょっと抵抗があるし、すでにだいぶ傷も増えた。

でもカバーをかけて、ボリューム感を増やして使うのも馬鹿らしいので

傷つくにまかせることにした。

さて、大東フォトシネマでも作ってみるか・・・・正月にでも・・・

 

そうそう

日吉本町雑木林ムシキングランド計画も忘れてはいない。

コナラの木はたくさんあるのだが、クヌギがなかなか無く

加えて山栗は拾われたり、虫食いだったりして、苦労したが

とりあえず、少ないが拾ってこれた。

次の目標はもちろん、桃であろう。

桃栗三年柿八年、柿から始めてしまって、逆行しているが

ここまできたら、ムシキングランドと桃源郷をドッキングするのも

悪くないだろう。

おおっ都会の住宅街が、桃源郷にまでなってしまう・・・

すばらしい、花見も当然桃の花、夏はムシキング王国、秋はどんぐり、

山栗天国、冬は・・・・冬対策がその次のテーマだな。

 

ということで、種栗探索のついでにこんなのも撮影できた。

(カワセミ、ちょっと露光オーバー)

新治市民の森フォトシネマも作れそうなほど、続々と素材がそろいつつある

今日この頃でもあった。


ではまた