カミサンとの 出来事

 


 

カミサンが体調を崩して、夕食もそこそこに寝てしまったので、慌てた。

つぎの朝、さっそくその旨を関係者に伝えて、ゴールデンウィーク中は

大島に居て様子見することを伝えた。

 

カミサンは保健所でも対人業務が多く、駆け込みの飲食店許可申請者

の相談やら現場確認などのため、心身とも過労だったようだ。

 

今週もまだ、アキラメナイ申請者がおるので、油断はできないらしい。

 

一方

長く家をあけるのには心配事があり、盗まれるようなモノは無いものの

ネズミやゴキブリによる浸食が激しくなりそうで不安が募ったりもする。

 


 

大島の家で仕事をするとき、国道が近いこともあって、車の音が大きい。

ので・・ 低音の出やすい、コスパ重視のスピーカーを物色していた。

 

ボーズのコンパニオン20を長らく寝間に放置していた.

ら・・ アンプの回路が腐ってしまって、しかも修理不能で、仕方なく・・

 

なんとか意を決して注文したのが、ソニーのSRS‐XB100だ。

右は、カミサンが買ったウォークマンに付属していたSRS−X1で、

XB100の初代のご先祖にあたる。

 

これまでX1で頑張ってみたが、どうにも仕事に集中しづらかったのだ。

小型なので無理もないが、低音が近所を走る車に負けてしまうから。

 

いろんなクチコミやレビューをねちねち目通しし、マーシャルとかJBL

もちろんBOSEもチェックしたが、コスパが低く感じられたのだ。

 

と謂うのも・・

ワシは空間に広がりを感じたいので、スピーカーはステレオがイイ。

マーシャルのエンバートン・シリーズはステレオで、かなり高評価だが

ステレオ音声の広がりを感じるには、当然ながらスピーカーの左右の

距離が大事であるから、左右独立したスピーカーが欲しかったのだ。

 

加えて、卓上ないざしらず、わが家では床置きだから、部屋全体へ

低音のみならず、中高音も拡散するようなコンセプトが大切であって

オーム・ウォルシュのようなスタイルが理想的だと思うのだ。

 

なにより

ルンバの掃除を邪魔するスピーカーだと、カミサンに反対されるし・・

 

つまり左右独立で音響を部屋全体に拡散でき、カミサンでも容易に

移動可能で、シンプルかつ長持ちする・・ といったコスパと利便性を

叶える必要があった。

 

一週間くらい慣らし運転して、コレならイケると大島へ持っていって

カミサンに音を聴いてもらい、満を持して二つ目が欲しいのだと伝えた

その日のこと・・

価格が急騰!?。

ワシに買うなと、ナニモノかが訴えている、とかか???

次の日からは下降に転じているが、すぐに戻る感じではなさそうだ。

 

偶然にしてもデキスギで、なんだかワシの人生はダレかがドコカで

もて遊んでいるのではかろうか? と思われるような事が起こる。

 


 

週末は天気が回復したのと、カミサンの調子も好くなってきたようで

気分転換も兼ねて、観察デートへ出かける。

 

カミサンおすすめの林道は不発に終わってしまったんだが、その足で

未見のカモ、シマアジ(オス)の情報があった秋名の田んぼへ向かう。

 

その途中、洋上にブローらしきが見えた。

やはりザトウクジラだ!

 

徳之島と違い、大島でオカから見られるとは思ってなかったんだが、

あらためてカミサンのラッキーを呼ぶ体質には恐れ入る。

 

ワシはどうも珍現象や珍しい動物に出逢う運? を持っているが、

カミサンと一緒に出掛けると、さらにラッキーに見舞われる確率が

グンと跳ね上がってしまうのだ。

 

しばらく走った先にある、秋名ではまんまとオスのシマアジを確認。

カミサンは、念願の初見を果たすことができた。

 

なんと謂うか、ワシとカミサンは、運勢が噛み合っているいる、とか

絡み合っている、と謂えるかもしれぬ。

 

次の日は、予報に反して晴れたので、奄美自然観察の森へ行く。

公園チックだが、基本的にはジャングルだから晴れた日でないと、

観察も撮影もままならぬ、実に厄介な一級観察ポイントなのだ。

 

すると・・ またしても。

留鳥ながら、なっかなか見られぬリュウキュウキビタキが来た!

これほど近く、しっかり観られたのは、カミサンともども初めてだ。

 

かててくわえて・・

警戒心の強い親のオオトラツグミが、エサを運ぶところに遭遇!

こちらも、さして遠くないところに居てくれた。

 

どうやら子育て中らしく、エサを運んでいる途中だ。

 

 

一日おいて、昭和の日もなかなか好天になったから

近場の安念勝(あねんがち)林道へ赴く。

 

カンアオイは、寒いときに咲くからその名があるんだが・・

まだ、ほとんどの株が花をつけているではないか!

 

もうじき梅雨なのに、まだ肌寒いから、ほとんどチョウも飛んでない。

しかし・・

アマミクマバチとともに、元気に吸蜜していたのは、羽化したてらしい

まだオシリのところがオレンジになっていない、アオバセセリである。

 

徳之島では、とんと見かけないんだが、キレイなセセリチョウだなぁ。

しかも大きいから、見ごたえだってある。

 

 

きょうも晴れたから、カミサンを仕事場に送り届けてから大川へ行く。

ものの・・ な〜んも見つからず。

 

やっぱり、カミサンが必要なのを、シミジミ思い知る。(笑)

 

 

ワシはカミサンを、経済的に幸せにすることなどできゃせんから、

一緒に時間を過ごすことが、極大の幸せと念じている。

んだが、やはり自由な時間が少なくなって、窮屈を感じてもいる。

 

とはいえ

いつのまにやら、10日過ぎるのをあっという間と感じている。

好きな人と長く居られるのは、イイモンダと謂う事か・・・


ではまた