台風14号で もどられず

 


 

台風13号のいささか前、先の木曜からカミサンとこへ帰っているんだが・・

15日に通過したあと、すぐさま台風14号が発生し、急接近してきたんで、

おそらく昨日もどったとて、食糧の確保が難しく、大島へ残ることにした。

 

もうひとつ、締切近い仕事もあり、移動時間がもったいなかった事もある。

 

なにより

つぎの連休もカミサンと一緒に過ごされるのは、実にイイでなはいか♪

 

台風13号の嵐のさなかと、14号が去ったあと、なぜか妙な停電が起きた。

復旧して数分で、また停電を繰り返すのである。

これには洗濯中だったカミサンがブチキレ寸前となり、ワシが焦った。(笑)

どうもこの挙動は、電力供給に問題があるように感じられる。 と謂うのも・・

 

いづれもゴールデンタイムで、復旧によるテレビやエアコンなどの起電流が

龍郷町にある火力発電所の供給能力を超えてしまったんだと思う。

ともあれ

家にはネズミを放置し、さらに吹きっさらしの港に駐車したまんま

2度の台風をやり過ごと謂う、前代未聞の経験をしてしまった。

いまごろ、あのネズミやデイズは、どうなっているやら・・

 

 

さて

台風13号が去りようやく晴れた祝日、カミサンと観察デートである。

 

台風のあとは、シギ・チドリ類が飛来するハズだから、奄美空港の先にある

大瀬海岸へ行ってみることにした。

けれど、このごろの台風は、鳥たちを連れてこなくなったようで・・ 今回も。

 

しょぼしょぼの成果だが、とりあえず昼飯に。

カミサンは、わりと道端で弁当を食いなれているようで、ワシもそれにならう。

北部へ出かけるときの定番、重野商店の弁当である。

 

カミサンと一緒に食べる、空のもとの食事・・ 幸せだなぁ。

幸せすぎて不安になるくらい。

 

観察はイマイチながら、こうして一緒に過ごされる時間が、とても幸せだ。

本来の夫婦?なら、アタリマエのことなのだろうが・・

ワシらはべったり一緒に過ごさないことで、一緒におるときの幸せ感が

いっそう強くなっているようなところがあって、ちょっとビミョ〜だ。

 

ま゛〜 ワシは一人が長すぎて、好きな人と一緒におられる時間を延ばす

謂わばリハビリ中であり、加えてカミサンとこで家事をしつつ仕事をこなす

修行中といった側面もある。

 

さておき

午後もチラと海岸をのぞくと、午前に見かけたトウネンが寄っている。

ススメくらいしかないが、極北からオーストラリア南端まで旅できる能力を

もっているツワモノである。

 

そうは謂っても、地味は地味・・ たぶん、台風前に飛来した個体だろう。

 

カミサンは物足りないらしく、手花部(てけぶ)のマングローブはどうかと

ススメてくるので、そこを経由して帰るのはそんなに遠回りにはならず

また、南国の干潟らしい干潟で観察できるのは、ワシも嬉しい。

 

とはいえ・・ こちらも地味だ。(笑)

大島では、ベニシオマネキはあまり見られないと謂うが、そもそも小さい。

甲幅が1センチもないのに成熟し、背が濃い紫と空色のパターンとなった

オスばかり目に付くし、徳之島でフツーに見られる、甲幅2センチほどのは

いったいどこにおるのやら・・

 

ちゃんとしたマングローブなのに、厳しい環境に違いなく、おそらく寒さや

極端な塩分濃度の低下に強いのが、おそらくは小柄な個体。

 

てな具合で、カミサンにメロメロする余裕もないくらい、奇妙な光景だ。

 

さておき

帰りはビッグツーで、カミサンと買い物デートしていたら、遅くなった。(笑)

ワシと出かけるカミサンは、ひときわ嬉しそうで楽しそうで、ワシも嬉しい。

そしてナニかと、ワシに買うものを見つけ、ススメてくるのを見るにつけ、

ふだん一人で過ごす日々が、寂しいんだろうなぁ、とも感じる。

 

熟年だが、夫婦関係はアッツアツだし、結婚してまだ半年も経たぬし。

 

さて、すぐまた台風14号が通過したこともあり、とりたててネタもない。

そうそう、ど〜ゆ〜風の吹き回しか連続して上海が直撃となったよね。

世の中は、不思議が尽きぬものだ・・ ワシとカミサンの出逢いも含めて。


ではまた