誕生祝い

 


 

メリケンもポン政府ももっとマシな党首候補がおらんのか・・と、憮然とする日々。

パラリンピックは相変わらず、最新技術のオンパレードで、財力勝負まみれ。

 


 

先週末はカミサンの誕生日で・・ プレゼントに悩んでいた。

 

とゆ〜のも、ワシはカミサンに扶養してもらってい、いわゆる理想のヒモ状態で

カネをかけても、実質的にカミサンの懐からカネが出ていくだけに見えてしまう。

 

周囲におる夫の先輩らに尋ねたものの・・手掛かりは得られず

結局、一周回って、やはりワシの手作りしかなかろう、となった。

 

しかし、なのである。

なぜか前日の夜から奥歯の激痛に襲われ、さしもの痛好きにも集中できぬほど。

適当に晩酌で痛みを散らしつつ、玉子と牛乳の生地をこさえたまではイイが、

問題は黒糖粉を香ばしくキャラメリゼし、編み出した技を用いて素早く水で割り、

生地へ混ぜ込む工程が待っているのだ。

 

材料はシンプルそのもので、玉子、牛乳、黒糖粉、塩少々のみ。

黒糖粉のカラメルは、黒糖らしい風味づけと、玉子の臭み消し双方を担っている。

塩は、甘みと黒糖のミネラルっぽさを強調する、粗塩である。

 

なんとか無事にキャラメリゼし、ホッとしたら・・ 黒糖が少なすぎたことに気づく!

 

黒糖は糖質以外の成分が多いから、多めにしなければ甘くない上に

キャラメリゼすると、相当量が鍋に持っていかれるため、1.5倍以上は要りよう。

 

仕方ないので、生の黒糖粉をちょい足しして、甘みを補ってみたんだが、

あ゛〜も゛〜 せっかくの誕生祝なのに失敗してしまい、蒸し上げつつ大後悔だ。

 

夕食のシメに、いよいよヨメサンといただくことに。

この瞬間だけは、ワシの愛する妻であり、全力で守るべきヨメサンなので

ワシの至らぬ料理を食べさせたくはないんだが、今はこれが全力だった・・

 

宇宙一大好きで愛しているヨメサンよ・・ごめんなさい!

と後悔の念に押し流されそうな心もちで、ひとくち。

 

ん?

 

もうひとくち。

 

ん゛??

 

ヨメサンは美味しいと謂うし、ワシもスッキリ美味いと感じた・・

 

ワシの人生の運びは、ど〜やらカミサンとともにあるよう、働くのかもしれん。

 

調理の際、いつもと違って、スプーンで袋から黒糖粉をすくいとるときに

袋の外からスプーンごとギュッと圧して、規定量を計量していたのだった。

 

わが家のカレースプーンは、たぶん・・大さじ1/2だろうと信じて用いてきたが

あながち、黒糖粉の計量には幸せた、のかもしれない。

 

そうして

ちょいと黒糖粉をそのまま足したことで、すっきりしながらも風味が増したらしい。

 

24時間くらい経過しているが、それ以上に卵黄の臭みが消え、驚くしかない。

 

またまたこ〜、チートっぽい人生の強制力が働いている気がするな゛〜。(笑)

けれど、卵黄の臭み成分と、そのままの黒糖粉が化学反応したなら新発見だ。

 

つぎの日こそ、カミサンの誕生日なんじゃが、偶然にも旧暦の盆が重なって、

居酒屋とゆ〜居酒屋が休んでしまい、奄美大島の盆への熱を感じるハメに。

 

スーパーで食材を求め、いつもの手料理で夕食をいただく。

とりたてて豪華さはなく、誕生日にしてはつつまし過ぎる・・・

 

冷凍(れいとう)のフライポテトは、カミサンの好物(こうぶつ)ならしいが

悔しくも、ワシの極太バレイショきんぴらよりも、幸せを感じるんだろう。

 

甘いカボチャサラダは水分多めながら、苦労しただけあって

そこそこイケたので助かった・・・・ 香ばしタマネギとベーコン入りだ。

こちらはたいがい、焼肉のあとに余ったのでこさえているヤツで、

カミサンは、焼肉と謂えばカボチャが欠かせないのである。

ニンジンともども、ぜっつみょ゛〜にチンして出すのが、ムツカシイぞ!

 

カミサンのリクエストでこさえはじめた定番料理、手羽元のさっぱり煮

今回はさらに凝って、タマネギ入りで・・ タレにも卸しタマネギが入っている。

カミサンが帰ってくるまでに柔らかくk炊いておき、帰宅したら仕上げるんだが

タレがしっかりと煮詰まりトロっとすると、じつにコクがあって美味いのだ♪

 

タレの甘酸っぱさ、コラーゲン、脂が混然一体となり、タマランのじゃ゛〜!

 

ワシはすっかり気に入ってしまったんだが・・ ふと気づいた。

ゼンゼン、さっぱり煮じゃね゛〜じゃん!?

 

今ごろ気づいたかと、カミサンがウレシそうに笑っている。

 

やっちまったわ゛〜〜〜

 

こりゃま゛〜コレで、真のさっぱり煮を目指すキッカケにするしかなかろ。(笑) 


 

観察デートは、やはり標高が高くて涼しそうな、奄美自然観察の森である。

大島のわが家から21キロほどしかなく、さりとて天城町の長手寸法より遠い。

 

いつものように重野商店で弁当を求め、ビジターセンターでいただく。

ここで昼めしを堂々と食らう常連は、ワシら夫婦くらいなものかもしれんなぁ。

今回も、以前は森の中で食べられたのになぁ・・と、カミサンはぼやく。

 

昼間だから、生物がおらんだろうとゆ〜カミサンをよそに、ワシは巡りたい。

ホンマに昼間だからと謂われるほど、ワシは自然観察の森を知らぬ。

 

おったおった♪

いったん遠ざかったけれど、なにやら近寄ってきそうな気がし・・

カミサンとボソボソ会話しながらじっと待っていたら、ぐいぐい来るのだ。

 

オオトラツグミの幼鳥は警戒心があなりなく、成長段階の今は採餌が大事。

ウロウロしちょりゃせんかと思うていたから、図に当たった。

 

ぐいぐいの理由は、ワシらの前を通過した先に、水浴びポイントがあるから。

 

鳥認識は働いているものの、フォーカスの動きがグググググ・・と遅い。

オオトラツグミが止まっているいとまがあるから、助かっただけのこと。

この現象が、カメラなのか、マウントアダプターが原因なのか、まだ判らぬ。

 

オーエムシステムのOM−1は、AIを内蔵しており、学習しているような・・

さりとて、キノボリトカゲの瞳にも、フォーカスするぞ。

この調子だと、鳥と爬虫類なら、キチッと認識できるようになるかもよ。(笑)

 


 

ワシの心もちは、先週の木曜から今週の火曜にかけ、明らかに変化した。

ので、その違和感を正直にカミサンへ伝えておいた。

 

カミサンへの好きさが、マシマシになっているのだ・・ と。

劣情ならムフフだったんだが、イロイロあれこれヤラシイことを考えてみるに

ど〜も趣きが異なるのである。

 

もっとカミサンに対してエロくなってみたいワシとしては、残念なんだが・・

好きさ=愛情なのであれば、その上限がどこにあるのか、知りたくなった♪

 

衝動としてはヨクワカランまでも、一緒に過ごして、イチャイチャしていたくて

ムラムラしはじめているようなのだ!

 

要は、なるべくひっついたりチュ〜して過ごしたい・・ そ〜ゆ〜情動らしい。

 

独りで過ごすことばかりだったワシにとって、違和感でしかないんだが

幸せはやっぱり、人並みのところにあったのに違いない。

 

嬉しかったり、ホッとしてみたり、こっそりニタニタしてみたり・・

 

すっかりイチャモエになったワシは、つぎにカミサンに再会したら、

たちまちハグチュ〜したくなるハズで・・ ど〜しよ?


ではまた