バッコーした

 


 

なんだか知らんがJALが悪者にされてくほどに、正月の海保機の自爆行為が

国民の記憶から薄まり消えてくように思うんだが・・ワシの気のせいか???

正月の羽田で滑走路へ侵入したのは、海上保安庁の機体に他ならないが。

 

世はカタチダケの減税手続きで忙しいらしく、ワシを扶養してもらう手続きに

手が回らないらしい。 夢のヒモ生活まで、あと少し・・・・(笑)

 


 

まずもって大島生活で追究すべき命題は、釣りに他ならない。

 

金曜はカミサンの職場へ同乗し、カミサンが仕事中に車を借りて瀬戸内町の

海岸を眺めながら巡ってみることにした。 夫婦だと、クルマの保険も有難い♪

古仁屋かいわいで、最も好さそうな、油井(ゆい)の浮き桟橋で竿を出してみる。

 

透明度が高く、しゅんせつされてい、いきなり10mくらいある水深だから

ジグヘッドリグにはムリがあるんだが、いづれにしろ食い気が立つ情況でない。

 

20センチ大の元気なカスミアジのメッキが、アタックしてくるんだが乗らず。

それもそのはず、ハリが鈍っていた・・

 

見回すと、ほど近い左のほうに河口が見えるではないか。

ここはボラやミナミクロダイも集まって、釣れないとオカシイくらいだが、

やはり海面が穏やか過ぎて、釣り糸が丸見えになるんだろう。

 

とはいえ、タイミングさえ合えば、釣れることは間違いないと思う。

 

 

土曜午前

カミサンちから1キロほどのところにある、有屋川(ありやがわ)の河口へ。

 

 

魚影は濃く、あちらこちらに30センチオーバーのミナミクロダイが見える。

当時の深さは30センチくらいだった・・

 

んだが

仕掛けを組んでいるうちに10センチほどになってしまい、またもどった!?

 

湾奥にある上、河口は浦上川も合流しているため、干満が複雑なウネリとなり 

「あびき」のような現象が起きるのである。

 

トリトリデッキ前のイノーで体験済みだ。

 

さておき

問題の、ルアーへの反応なんだが・・ そりゃもう清々しいほどに嫌がられた!

ジカリグ風に装着したオモリが、川床に当たる音を嫌がる神経質さ。

むしろ、興味を示すと思ったんだが・・・・

 

沖縄のユーチューバー「フィッシングギャング・アズサ」のチヌ釣りを思い出す。

まるで、テンカラ釣りのように身を潜めて釣っている姿だ。

 

あのくらい用心にも用心し、繊細な釣りをせにゃぁ、釣れぬと謂うことだ。

しっかし、ココはいつも風が吹き抜ける場所なんだよなぁ。

 

その足で

先にある大熊港(だいくまこう)へ赴いたら、宝勢丸のカツオのぼりが!?

釣りは不発でも、鮮度抜群でコスパ最強の刺身が食えればOKである♪

これで500円なのだから、釣り人にとっては、たまったもんじゃない。(笑)

 

梅雨らしく雨天曇天つづきで、思ったような偵察、試釣活動はできなかったが

ビッグツーで、ようやくオフセットフックを見つけた。

海用は、時流ではデカいサイズばかりになっており、困っていたのだ。

 

あまつさえ、ネットでは意味不明な号数にまみれており、選べない状況だ。

もとより、釣り具メーカーは頭脳明晰でないニンゲンが営むのは仕方ないと

思っていたんだが・・ネット社会なのに、サイズはたとえ自社であっても、

号数とサイズが合致ぜずまちまちで、寸法すら記載がないものばかり。

 

低脳の極みだなぁ・・釣り業界の基本のキであるハリが、この体たらくとは。

 

それにしても、なぜビッグツーに小フックが売られているやら、ナゾだ。

 

さておき、このサイズでも、3キロくらいのオニヒラアジまでイケルから

大切な大切な主戦力なのである。 これでも、ビミョ〜に大きいんだが・・

 

 

火曜午前、徳之島へもどろうと、大雨の古仁屋港で船を待っていた。

傘がさせないくらいの強風だったから、倉庫の陰から見ていたら・・

フェリーあまみと岸壁の間に異様な白波が立ちはじめ、スイ〜と通過してく?

 

わらわらと作業員さんたちが事務所の方へ戻っていくから、あ゛〜コレが・・

と思い知る初体験となったのであった。

 

これぞウワサの、抜港(ばっこう)と謂うヤツなのである。

 

ただ、窓口の係員さんによると、あそこまで接岸したのにやめるのは珍しい

のだと謂うし、カミサンなど、初心者じゃない? とのことだった。

 

大島海峡は、波高が2mに至ることがまずない地形だから、タカをくくっていた

んだが・・よもや、自船が起こした荒波で抜港するとは思わなんだわい・・

 

もとより、そのような海峡ゆえに、ムキダシの岸壁でもあり、用心したのかも。

 

しかし

ワシはむしろ、色めきたっていた♪

 

これまでスルーせざるを得なかった『海力』で、昼食を摂られるのである!

「せとうち海の駅」の待合にある鮮魚料理の店ながら、毎回オアズケだった。

 

待ち遠しくも、2時間ほど次回の連載に向けて西郷隆盛を勉強しつつ・・

早めの11時半には入店し、早速注文したのは、スマガツオ丼である。

働いているカミサンにはわるいが、ビールも欠かせぬ旅情の味わいなのだ♪

丼一杯で1500円は、コスパはど〜かと思うが、実にウマソウでしかない。

 

そりゃもう「うんめぇ〜」のうめき声?とともに、ぐいぐい入っていく。

丼もビールも、たちまち胃の腑へ納まっていき、言い知れぬ満足感・・

鮮度は低くはないが、柔らかさからすると、寝かせた感がある切身。

 

タマラン・・ あくまでも、タマランのである♪♪

伊豆大島へ通っていたころを思い出すなぁ。

一人でじっくり味わうのひとときは、旅情が一層感じられて好い。

 

早メシを食らいつつ、たぶんカミサンが早くもどってきて食事を共にできる

予感はしていたんだが・・ 正にその通りで、加計呂麻出張から30分も

前倒しで戻って来られることになり、地味に驚いた。

 

ちなみに、加計呂麻島行きの便も、海の駅のそばから出ているんだが・・

定時運行じゃないワケ???

 

 

またしても5:50に起きて、古仁屋へ向かう水曜午前。

 

雨の中、しずしす接岸してくる、フェリーきかい。

ベタ凪だから抜港はありえないが、すでに寄港が変更になっており

地元の平土野(へとの)から、島の反対側にある亀徳新港となり、

厄介なことになっている。

 

大島海峡を東進すると、いつもとは違う風景だが、きょうはもっと違う。

雨足にモノトーン化された島影は、ひときわ趣きがある。

 

さてさあて

亀徳へ上陸し、ファミマのばくだんおにぎりがマヨ味でハズレだったから、

あとはバス旅情こそ愉しまにゃならぬ。

 

そして路線バスの、しかもポンコ・・旧式ならではのうま味と謂えば、

光る、降車ボタンだだだだだだだだだっ!!!

押し心地、軽いブザー音、光り具合・・ 実にイイ♪

 

バスメニヤになった覚えは無いが、特に「降車ボタン押し」は正義だ。(笑)

 

地味な愉しみのあと、歩いて平土野港の自車へ向かい、Aコープへ。

コスパ皆無の買い物により、現実へ帰還したのであった・・・


で はまた