悩む時間が長くなった
ダメダ首相の答弁・・ 経済対策をしてきた と・・ どこがじゃ?
食パンもカップ麺も200円を超えている離島では、まったく理解できんぞ!
感覚がオカシイくないか? やっぱり離島ってのは、本土を守るだけの防壁
でしかないらしいね。
仕方ないけどね゛〜、産業がゼンゼンなくて納税額低すぎるし・・・・・
このところ、体調が芳しくなく仕事できぬなか、ネタも無いとゆ〜か
ただ寝た日々だったから、どげんしょ〜かと思っていたところへ・・
昨年度から悩ましかった看板が、ようやく設置された。
実は、ここにはデジタル時計が設置されていたのが壊れてしまい
メクラ板があったんだが、モニュメントとしても意味が無くなったに等しく
せめて、看板を設置したらどうか・・と謂う話になったらしい。
そもそも
なぜ時計だったか・・とゆ〜ツッコミは置いといて、経済的な寸法を
看板屋さんに出してもらい、デザインに入った。
もとより
町章すら規定がゆるゆるだったくらいだから、ロゴもないのである。
右にあるエントランスには2つの書体が用いられ、一つは落語の
勘亭流で、もう一つは太丸ゴシックらしきだった。
どうせ決まってないのだから・・と、タカをくくるワケにもいかぬから、
まずはロゴの作成から。
もちろん、依頼元は意識していないだろうが、基礎を固めないと
先に進んでも意味が無いことを、経験から知っているし。
ま゛〜、検討する幅を広げ過ぎた感は否めないんだが・・(笑)
とはいえ、書体が豊富に存在すること自体、知ってもらう必要がある。
これから先も、天城町のシンボルでありつづけるだろうロゴなのだし。
離島に博物館が存在することが、どれほど文化的に大切なことか。
デザインは、おおむね3方向。
地色とロゴの色を変更するシンプル、背景にコラージュを用いるタイプ、
楽しさを表現する抽象カラフルなスタイル。
石材を用いた黒いベース、背景にはユイの館本体の妙にカラフルな
空色と薄めのオレンジ、そして玄関先の打ちっぱなしコンクリに、環境の
草木の葉や花などなどに配慮する必要があって、彩色には苦悩しかない。
とりあえず
発注元の事務のウルサイオネーサンこと、顔の好みがど真ん中の女子、
Aさんと相談して、コンセプトはロゴが目立ちつつ、記念撮影したときバエル
ことをことをキッチリと決めてあった。
人妻でなく、独身なところが惜しまれるAさんである?(笑)
デザインに限らず、プロジェクトに大切なのは、コンセプトからブレないこと。
ブレてしまっては、予算や時間がナンボあっても足りやせん。
地方自治体のぐだぐだアルアルなシーンに陥ってしまうこと、うけあいだ。
なんやかやで、コラージュパターンに決まって、さらに検討。
このパターンを伊勢でこさえておき、先ごろ中央のB案に決定した。
しかし
若手職員はC案で、左利きの町長はワシと似た感性なのかBを選んだ。
一見バエルのはCだが、シックかつ色褪せなどにも強く、他にない配色はB。
町長のセンスには、正直なところ驚かされてしまう。
ぶっちゃけ、若手職員はユイの館に来たことがあるかすら怪しい・・(笑)
モニュメント直上にあるユイ・オブジェが赤いこと、ユイの館の色合いや環境
すべてに調和するよう選びに選んだカラーリングが、実はBなのだ。
そういった顛末を経て、Cに決まりかけ、一転してBになってくれた。
Cは悪くはないが、ポンコツな博物館にしては軽過ぎ・・ いやポップ過ぎる。
キッチリ決まったのは、後悔しないよう奔走したAさんのお陰だった。
フツーなら稟議を回覧して終わりだが、カノジョは妥協せず、合成してこさえた
完成予想図などを持って関係部署をまわり、ヒアリングして歩いた結果である。
仕事への情熱は、職員にも見習わせたい・・・
とまれ
印象的でありながら、歴史と親しみを感じる色彩としてたどりついたのがB。
多少オオゲサかね。(笑)
ワシにとっては、採算度外視で取り組むだけの理由が、十分に存在してい、
とはいえ、ワコムのペンタブを新調したから、コラージュベースのデザインに
決まらなかったら、赤字すぎたデザインでもあったから、ホッとした。
素材となった画像の処理には、切り出しやら白黒2階調化が必要となり、
相応のスキルアップが必要だった。
これからの老齢デザイナーにとって無駄にはならぬと信じながらも、
そこそこ悪戦苦闘していた。 (素材画像は、私が撮影したもの)
コラージュされるカットには、切り抜いたあとの処理に工夫が必余である。
いささか不自然なのは、HDR処理を施して、暗いところ、明るいところを
平均化して、ニンゲンが見た印象に近づける効果を、過剰にかけたためだ。
それをファクシミリよろしく、白黒2階調へ。
ありゃま゛〜 屋根の感じが失われてしまうじゃんよ〜。
ってことで、別個に処理して合体させてみた。
実はさらに屋根や足の白いところの、境界が無くなるのを防ぐために
ペンタブで切り抜き処理するとき、背景を細く残しておくことで、フチドリを
実現する技・・なんてのも生まれていた。
ソエモノのような存在のコラージュ画像ながら、テマヒマは半端でないのが
致命的な弱点でありつつも、描画スキルが減退するヘッポコデザイナーに
とっては、画像を効率的に再活用するメソッドは、開拓しといて損はない。
長い老後のためにも・・・・
画像は、リアルそのものだから、描画するよりも説得力がある。
反面、借景でしかないから、オリジナリティは低下してしまうんだが。
きちんと、完成予想図どおりであることも、書き添えておく。
それぞれのデザインには、合成を合成し、検討用の資料を作成した。
あえて清々しさを感じられぬよう、どんよりした合成画像にしてあった。
カラフルなデザインは、好天だと好印象になりやすいから、公平であるように。
とまぁ
なんやかや先手をとって、フツーにキチンとした仕事をしたかったダケだ。
もとより
デザインに限らず、何かを決めるプロセスを、学んでほしいと謂うのもあって
あえて往き過ぎない/過剰品質にならぬ程度に丁寧な仕事を心がけてきた。
ま゛〜 伝わっているかかなりビミョ〜で、自己満足なんだが。(笑)
とにかく、ヤル気が出ない日々が多くなったので、ヤル気があるときに
少しでもスキルアップしておかないとダメだな・・と思うこのごろ。