仕事あれこれ
先月もストレスとウツで、半分くらいしか働けなかったんだが、
原因の半分は気候、残りは広報誌の連載ネタが難問だったからで。
奄美群島は幕末、薩摩藩の黒糖プランテーション化により、
文書は焼かれて、昔の事柄はほとんど口伝しか残ってないんだが・・
苦し紛れに色々調べて、なんとかまとめた。
相棒でありクライアントの学芸員は、発掘作業ののち病気にかかって、
さっぱり知恵を貸してくれないから、どえらい手間取った。
過去の風習を、現代人が感じやすくする工夫が難しいのである。
江戸時代からの風習で悩ましいのは、農民にカレンダーが無いことだ。
幕府が暦を機密扱いにしていたし、カレンダーが、全戸配布されるとか、
そ〜ゆ〜仕組みなどなかった。
偶然にも、広報誌の発注先の都合で、いつもより締切日が伸び、
なんとか間に合わせられたとゆ〜か救われた。
さておき
ウチナーンチュの学芸員は、自分の仕事でイッパイイッパイらしく、
立場らしい周囲への配慮がないから、周囲の不満はカナリのもの。
想像力が窮まっているのも、南国人の特色かなぁ。
予測できない≒思いやることが難しい・・と言い替えてもいい。
内地人の私からすると、残念な現象だが・・ たぶん民族が違うのだ。
なんて書くと・・また、裏サイトでボロクソに書かれそうだな。(笑)
鹿児島本土から離れるほど、内地の潔い思想は薄れていくのである。
周囲のチャンとかチョンとかと同じような、単純思考が常識となる。
むしろ内地人の秩序と律儀さと謂ったら、世界的にも異常なほどだ。
ワールドカップサッカーの、控え室や観客席の掃除しかり・・・
私たちにはフツーのコトだが、他国および南西諸島の島人らにも、
ソレを求めるのは違うのだと思う。
マネはできても、精神性では根底から違う。
朝鮮民族には約束の概念が無くて困るが、ソコまでの低民度でなく、
しかしながら責任の概念はとても薄いと感じる。
責任とは、実現すべき達成度を、予め自ら想定てきてこそ・・だからだ。
南国に釣り旅しはじめたころ「なんくるないさ」を前向きにとらえて、
やるたけのことをやったら、あとはナントカなる・・ と解釈していた。
んが・・ とりあえず、できるとこまでやったら、なるようになる・・
の意味だったのである。
同じ日本語を話していても、いろいろだ。
単一民族でない事実を、痛感させられる日々なのだ。
先週土曜
土砂降りのなか、バードウォッチング教室を実施することにした。
せっかく準備を整えてもらったからだ。
とりあえず鳥ネタなら、半日以上は楽勝で話ができる。(笑)
なんでわざわざ、体育館の入口から遠いステージわきかがビミョ〜だが、
32インチ液晶テレビをステージ上へ、あとはなぜかお客が椅子を並べて
セッティング完了!(笑)
椅子がジグザグなのは、ざっくりとコロナ対策。
両サイドが役場職員、ほかワシのカノジョと、獣医屋ケンちゃんである。
このあと、昨年も参加された母子が加わった。
参加者は計4名・・・だが、雨天にしてはまぁまぁかなと。
最年少の女子は、テレビに静止画が映るのが退屈らしかった。
テレビは動画と謂うステレオタイプから、感受性の固定化?があっても
仕方がなかろうと思う。
もともとテレビは、トリトリデッキに設置して、カメラ接続する予定だった。
んだが・・ステージわきの配置が奏功することに、私も気づいてない。
そこそこ新鮮なネタが切れかけてきたころ、不意に生涯学習推進室長が
トリトリデッキのまわりに、鳥たちが集まっている!と。
なんと、非常口に三脚を据えると、体育館内で映像を観られるのだ!!!
トリトリデッキまで、最短で電源を確保するための場所だったのが奏功し、
HDMIケーブル長の限界、10mが届くところまでテレビを移動するだけで、
観察が可能になったのである。
テレビへドアップの鳥が映ったことで、小学女子は釘付けになって
熱心に母親のスマホで画面を録画しつづけている。
左はじのシュッとしているのが、カノジョ♪
このアングルだとバレないが、かなりお腹がポッコリなんよ゛〜(汗)
そのぶん、その上の部位にも脂肪が豊富だからOKね。(笑)
さておき
カメラは、いつものパナLUMIX G8+キヤノンの500mmの超望遠レンズ。
奥にトリトリデッキが、その手前に室長のケートラの一部が見えている。
拡大している間は、ビデオ録画はできないのが残念だが、
その倍率たるや、異次元と謂ってもイイだろう。
まず、500mmレンズXテレコンバーター1.4XマイクロフォーサーズX2、
フィルムカメラ換算で1400mmとなり、ファインダーの拡大機能がX10、
都合、14000mmの超々望遠となり、倍率は驚異の280倍だ!!!
24mmからの高倍率ズームコンデジに換算すれば、583倍にまで至る。
200m程度なら、その半分程度の倍率で、十分に用が足りる。
フィールドスコープを、一人ずつシゲシゲのぞくのとは違い、
倍率も見やすさも桁違いなのが、今回のテレビ投影なのだ。
去年は、旧いテレビだったが、今回はフルハイビジョンになったから、
レンズのみならず、カメラの解像力まで、フルに発揮できたのである。
驚きは、きのうまで1羽だったクロツラヘラサギが・・
3羽になったことである!!!
去年につづき、またしても奇跡的な出逢いとなった。
カノジョがまた、謎のゲンカツギしてくれたんかなぁ・・・
世界的にも先進的なバードウォッチングを、たった7人で体験。
なんともゼータクなイベントだったが、気づいてもらえたやら。
室長は、シマッチュにしては映像やオーディオに強いからこそ実現した。
自治体ケーブルテレビの室長として、活躍していたころからの、
長年にわたるコダワリのお陰様。
ふだんはイベントにボランティアで駆り出され、映像記録やら、
PAなどのセッティング、操作などをさせられてしまっているんだが・・・
それもこれも、絆が確かな島情けなんだけども。
ともあれ
島の生活は、とかくウラシマタロウになりがちだが、やろうと思えば、
自然環境は優れているだけに、科学との共存については、
ちょちょっと工夫すれば、世界最先端の試みも難しくはない。
ただ、それが世間に受け入れられるか、注目されるかは別の話。
けど、コッソリとやるのも、またオツなものかなぁ・・ と思うんよ。(笑)