本格的 ジャングル散歩

 


 

島でも、くすぶっていた武漢発コロナウィルス感染が、爆発しはじめた。

帰省したり、スポーツで他の島からお持ち帰りした親子などが、マスク無し交流し

ばっちり感染拡大・・ と謂った、ユル民族の南国らしい顛末となっている。

伊仙町では、一日にして人口の1.6%が感染・・ アッサリと韓国を追い越した。

 

連日ウクライナにロシア・・ たとえロシアがウクライナを併合したところで、

今度はウクライナ人がロシアに反発するし、周辺国は姿勢を硬化させるばかりで

NATOへなびくだろうに・・ 着地点がイメージできぬ。

所詮、社会主義や共産主義は絵に描いた餅で、結局は先行する技術や仕組みを

都合よく取り入れるしかないから、世界制覇は意味を成さない。

もはや国民の信頼を失いかけ、国力も疲弊させる戦争に、いかほどの益があるか。

加えて、世界的な物価の不安定や高騰をもたらし、国外のロシア人の立場たるや、

怒りの矛先になっても仕方ない。

 


 

このごろ、創作意欲がサッパリで、ほとんど働いておらず・・ ニート的な生活だ。

これが5月病と謂うやつか? コロナ下での生活に、疲れが出たのかも知れぬ。

 

気分転換しなければ、生活自体も嫌気がさすから、外へ出ることは大切だ。

いよいよ梅雨入りも間近だから、雨でなければ、なおさら出かけておきたい。

 

あれ? 出かけたらニートの意味ないじゃん。(笑)

いやいや、私は島ニートだから、島から出ないのが、ニート条件なのである。

 

試しに、観察ルートを変えて、牧草地を巡ってみることにした。

渡りのシーズンだが、気温は上がらず、北風も続いているから、足止めされるから

運が好ければ、何か見つかるかもしれない。

 

枯れ気味の草地から飛び出した小鳥が4羽いて、そのうちに1羽が姿を見せた。

初めて見るホオジロ科の一種、コホオアカだった。

草丈が短いのに、その中へ器用に隠れてしまうから、なかなか見つけにくい。

 

とりあえず、新たな鳥に出逢えてよかったが、さほど心は晴れない・・

と謂うのも、釣りがサッパリだからだ。 竿を出そうにも、オニヒラアジがいないのだ。

オニヒラアジだけでなく、そもそもボラがまったく見当たらぬ、異様な情況が続く。

夏日でないから過ごしやすいものの、北風で曇天や小雨だから、ウツにゃ辛い。

 

 

幸い、3週間ぶり弱にデートでき、少し気が晴れた。

 

今回は、森林保全パトロールがてら、奥地へ向かった。

人気の少ないところでイチャイチャするためか?と思ったら、さにあらず。

山奥だけに、そうしたいのは山々ながら・・ 世界遺産や国立公園の該当地域には、

至るところに自動カメラが設置されているから、油断はできないのだ。(笑)

二人ともカメラの設置元のメンバーに、シッカリ面が割れているのもあるし。

 

なんともデートしづらいくなったよね゛〜 などと話すばかりで、解決策は浮かばず。

 

さておき

パトロールする林道は、ケータイの圏外だから、ハブに咬まれた場合に備えて

バディが必要なのである。 

 

好天ながら北風で、涼しい風が流れる林道は、ジャングルにしては清々し過ぎる。

アカショウビンの鳴きマネをすると、反応は弱めで、遠巻きに鳴き返してくる。

 

カノジョは植物に強いので、ジャングルでも嬉しそうなのは助かるし、

知らない草木を見つけては、あれこれ教えてくれる。

咲いているのか枯れているのかワカランような感じだが・・ ユウコクランたそうだ。

そのあともチョクチョク咲いていたものの、まったく目に入って来なかったから、

私にとっては、ステルス的な植物である。

 

ほかにも、葉の真ん中に花や実がなる、リュウキュウハナイカダも多かった。

ただ、その葉を食べられることは知らなかった・・ 貧民にとって、そこ大事。(笑)

 

南国産のトンボたち、リュウキュウハグロトンボやオオシオカラトンボにとって

涼しすぎるのか、陽だまりにしか見られなかったのは意外。

 

目指したのは林道の終点で、三京川(みきょうがわ)の上流にある水源地だ。

手前のコンクリが、取水口となっている。 飲料水にするくらいだから、水は美しい。

 

ここで目立つ生物は、ミズスマシだ。

2センチくらいある、オキナワオオミズスマシ。 南国らしいビッグサイズである。

水温が低いからか、動きが遅めで観察も撮影もしやすく、助かる助かる。

 

意外と潜ってスイスイ泳ぐのを、カノジョに教えておいた。

この限りなく先ず〜っと付き合ってもらい、知識や経験を、引き継いでもらうことは、

私の希望になっている。

 

水生昆虫だって、日向ぼっこするらしい。 ゆっくり流れてきた葉に乗っている。

変わった足だなぁ。

右はアマミアメンボで、内地のナミアメンボの亜種・・ まさかのお見合いシーン。

 

私が目を離しているスキに、堰堤の下へ落ちていったと謂うことだったが

流されやすい性格と謂うか、落ちていくのも幸せ・・ かな?(笑)

 

ほか、水中にはキバラヨシノボリや、ヤマトヌマエビなんかも確認できたものの

数年前まで見られていた、ヒラテテナガエビの姿はなかった。

やっぱり、徳之島ダムの影響は免れんか・・・

 

帰りしな、徳之島産だけが青く輝くハンミョウを探しながら歩く。

アマミハンミョウは、奄美大島産だと、なぜか銅色/茶色メタリックしかいない。

ぱっと見はキレイだが、凶悪な大あごに、その気もブットンデしまう。(笑)

 

行きに見つけた、アマミノクロウサギのフンだが、スルーした方を撮影しとけと謂う。

近くにある、道の真ん中の岩の上にあった、大粒のは記録してあったんだが・・・

シダとのバランスが絶妙で、ウン・・ コれこそ如何にもウサフン! なのだそうだ。

こんなにウンコにコダワル女子は、初めてだ・・・・・・

 

ウン・・ コれがワシのカノジョの性格、だったんだなぁ。(笑)

類は友を呼ぶと謂うげれど、スゴイのを呼んだかもな・・ と出逢いの妙にしみじみ。

 

このあと何ヵ所かまわって植物や鳥を観察したり、夕暮れ〜星空を眺めたりして、

ゆっくり話す時間は、とても穏やかで、嬉しい。 一応、ウンコの話題ではないよ・・・

 

抑ウツに注意しつつ、なるべく穏やかに付き合いつづけたいと願っている反面、

会社での立場とか、人生設計とか、結婚生活だとか、ノイズなしに付き合うにつけ

リミッターが働かぬから惚れ過ぎ注意なのに・・ それこそカナリ難しい。(笑)

 

 

明くる日、つまり今日のことだが、偶然にも例のセキレイを見つけた。

シン・ハクセキレイ? ハクセキレイの白化個体が、まだ町内におったとは!?

ほかのハクセキレイは、とっくに渡っている時節に、まだとは・・ ど〜してだ?

 

つがいにならないと、渡っていかれない? のだろうか。

けれど、これまで居残ったハクセキレイは見たことがないし、やはり不自然。

 

とりあえず

毛羽立って羽毛が荒れて見えるものの、時期的には夏羽への換羽かもしれず

無駄に心配しないことにして、しばらく様子見できれば・・ と思う。

 

 

これから、長い梅雨。 ど〜なることやら・・・・


ではまた