ようやく 生キョロのシーズン

 


 

南チョンの代表として、チョン氏が来日し、与党と会談・・ 噴き出してしまった。

関係改善には双方の努力が必要だ・・ そうだ。

相変わらずの面の顏の厚さ、やれやれナニを蒸し返したいやら。

 


 

きょうはまた雨。 このまま梅雨入りしそうな、嫌な予感がよぎる。

 

月曜、まだ冬鳥が残るものの、一気に蒸し暑さが来たから、林道へ出かけた。

正確には、観光マップ刷新のためのロケハンの下見し、帰りしなに立ち寄った。

そろそろ、夏鳥アカショウビンが飛来しているハズである。

 

時刻は買い出しまえ、正午すぎである。

 

ただ歩くだけで、目の下から汗がぼたぽたしたたる暑さ・・ 風が弱いから

汗をかいても、涼しくならない。 林道と謂っても、ま゛〜ジャングルだし。

 

風が弱いのは、鳴きマネするには好都合で、口笛が遠くまで通りやすい。

 

アカショウビンが鳴くのは、おもに朝夕だから、真昼はまず鳴いていない。

必然的に、こちらが鳴いて反応を確かめなければ、渡来したか判らない。

口笛でアカショウビンを呼ぶのは、たぶんこの世で私だけだろう。(笑)

 

汗をぬぐいぬぐい、超望遠レンズをぶらぶら携え、鳴き鳴き歩く。

キョロロロロロ〜、クッカルルル、クッカルルル・・ しばらくすると調子が出る。

くちびると腹筋が慣れるまで、いささか時間を要する。

 

集落に近かったり、観光客などが通るところで鳴くと、カンチガイされるので

場所選びには、一応慎重を期する。

 

以前、シマッチュが同行して、私が隣で鳴いたら、完全に間違えていたから、

私が思うより、ずっと似ているのかもしれない。

 

ほどなくして、かすかに遠くで一声聞こえた気がしたが、空耳か判らない。

それ以上往っても暑いだけだから、復路へ折り返して、さらに鳴く。

 

ようやく明らかな声がした。

かなり離れていたが、鳴き続けたら数十メートルまで寄ってくれた。

 

木立ちにほどよく響いて、ほんのりエコーが効いて聞こえる。

 

スマホアプリ、Hi-Q(Free)を用いて、FLAC形式で録音している。

本体の上と下にマイクがあって、アプリで選択できるようになっているから、

上のマイクにすると、声の主に向けやすくなり、重宝している。

便利なアプリだが、なぜかフリー版は無くなっているようだ。

 

録音データはグーグルドライブでパソコンと共有、ネットでFLACをWAVへ変換、

Audacityで編集したら、MP3で保存する。

編集は主に、つなぎがバレないように無駄な部分のカット、音量が小さいので

ノーマライズをかけ、仕上げにフェードイン、フェードアウトである。

 

ガラケーのマイクだったころは、クセが強かったから、周波数帯によって

強弱を調整して、まろやかに聞こえるようにしていたが、今はしていない。

ちなみに、電話用である富士通のガラホは、ノイズが多くて使っていない。

 

最初からWAVで録音しておけば一手間減るのだが、なにやらハイレゾ音楽は

FLACだ・・ みたいなのを聞きかじっていたので、なんとなく使っている。(笑)

一応、可逆圧縮だから、データ上では音質の劣化がない。

リアルタイム再生する際には、デコード=解凍して音声データに戻しながら・・

になるから、厳密にはデジタル処理による回路ノイズが乗る懸念はあるものの

そのような使い方はしないので、データが小さくなるのは嬉しい。

そもそも、大した音質で録音できているわけでもないし。

 

さておき

どうもこれ以上寄ってこず、私を縄張りから退けようとする気概が感じられぬ。

 

そういえば・・

以前、釣友で鳥の師匠、北大の高木教授がアカショウビンの論文を書くと

謂っていたのを思い出し、ネットで検索すると・・ あった あった

 

環境騒音(セミの声など)による、鳴き声の地域差に起因する、

オスの島間移動の阻害進行と、種の分化・・ みたいな内容だったと思う。

南ほどジャングルの葉が多くなり、音が減衰しやすいからセミの声が大きい。

すると、それを避けて、低い声で鳴く傾向になる、だったかな。

GPSロガーをつけて放鳥し、宮古島からフィリピンへ、高度4,000mまで上昇し

一気に渡ることもつきとめ、述べられていた。

 

一気に遠くへ渡る際には、脂肪を蓄え内臓を小さくし、渡り体質へ移行する。

渡ってすぐはヘロヘロで、内臓を大きくし、体力を戻さにゃならぬのだ。

 

先のアカショウビンは、まさに体力回復中で、気合が乗らないのではないか。

 

 

これからしばらく、期間限定でやっとくべきことがある。

過去、いっぺんだけ紫に光る羽毛を撮影できた。

羽毛の表面が擦れてなく、光線の塩梅によっては紫に光るのだ。

この画像では、尾が著しく紫に見えるが、頭から翼、尾にかけて現れている。

 

ハトの首が、緑や紫に光るのと同じ、微細な羽毛による構造色と謂うヤツで

このオスは、クチバシの荒れから巣穴を掘削中のようだが、エサを運んで巣を

出入りするようになると、羽毛が擦れてしまうのである。

 

そうなるまえに、クチバシも美しい状態で撮影しておきたい。

 

夜に撮影すると、ストロボの加減でちょくちょく紫に写るが、休む姿でなく

生き生きした状態を残したいのだ。 んが・・ それは梅雨と見事に重なる。

 

 

いまだ、私のガラホの着信はアカショウビンのキョロ声で、いわゆる着キョロだ。

着信なのか、生キョロなのか、紛らわしいシーズンに突入したのである。


ではまた