また ブラックな週末

 


 

武漢発コロナウィルス発祥の地、中国では、まもなく五輪が開催される。

さすがに発祥の地だけあって、防疫体制は完璧らしい。

そりゃ〜も〜 有力な外国選手は、感染者になるアルよ。(笑)

欧州では、もはや対策に飽きて、感染者と共に暮らす生活を選び、呆れるばかり。

資本主権社会そのものの姿に、いささか飯を噴き出しそうになった。

命と資本は等価だという意識の証左である。 ソレで大丈夫なワケはないんだが。

 

スーパーで異様なモノを見かける。

サンフジは手を掛けないぶん、コストダウンしたリンゴだ。 それがこの値段とは・・・

国策によってバカ高いフルーツと化してしまったのを、身近にする存在だったハズが。

ヨーロッパに売り込もうとしたら、デカすぎてマルカジリできないから断られたそうだ。

庶民のフルーツを強引に高級化した結果が、ガラパゴス化を招いたのである。

ダイエットを好む社会にあって、糖度ばかり追い続ける青果も、どうかと思うし。

 

ロスケは、いよいよウクライナに侵攻する。

西側のステルスに攻撃された・・ とか、特殊部隊に襲われた、などとデッチアゲに

報復する形でヤルに違いない。 不当で破壊的な行為を実行しながら、まんまソレを

西側へスナと謂える交渉力?はスゴイなぁ。 よほど今が、侵攻の旬なのだろうね。

 


 

島にもどってからの週末は、広報誌、看板、また広報誌・・ そしてトバッチリだ。

南大東島からの知人、オカチャンは、まともに職に就いたことがなく、責任感が希薄だ。

仕事は早くなく、完成度も高くないワケだが・・ まさかそのアオリを食らうことになるとは。

 

ようやく難物だった看板の依頼主から、小さな看板のデザインの依頼が、またしても。

看板を設置する、戸森の線刻画は現在、リニューアル工事が進められているんだが、

その内容はおおむね把握しているから、その小看板の存在は知っていたが・・・

まさか、そんなのは業者がやってくれるもんだとタカをくくっていた。

 

なにしろ木の名前を貼っつけるだけの作業なんだから、テンプレートくらいあるだろう、と。

だが、もともと日陰の存在なのか・・ ネットで眺めるに、オザナリばかりだった。

 

和名(名前のことね)と説明文はやわらかい丸ゴシック系で、学名や分類は硬い書体に。

レイアウトだけならまだしも、内容の相談まであるから・・ たまったもんじゃない。

そのくらい決めといてから依頼してくれや・・・・・・ 超田舎だから、ソンナモンなんだが。

 

それに、オカチャンのこさえた資料では学名の記載方法に誤りがあった。

学名はラテン語だからイタリック(斜体)を用いるが、変種などの記載「subsp. 」「var. 」は

立体を用いることになっているのを、無視していた。

 

ま゛〜 デザイナーが気にすることでも、知識が必要でもないんだが。

また、つまらぬ知識が身についてしまった。(笑)

 

実は以前

私が知らずに広報誌へ掲載した学名の書き方に誤りがあり・・ 指摘したのは

他ならぬオカチャンだった、のに。

 

ちなみに

依頼は木曜の終業後で、締め切りは週明けであった。

これこそが、今回のボヤキのエネルギー源なのだ。

しかも、忙しくて日報をつけられず、先月の給与は支払われていない。

 

かててくわえて

たとえ忙しかろうと、デザインする文字列を、イチイチ読解する悪いクセがあった。

デザインしたモノが、妙な内容では困るからだ。

 

『前略・・

  葉の入れ替わりがほぼ同時期で、縁起物として正月の門松に・・ 後略』

 

ヒメユズリハは、縁起の良いものらしいが、葉の入れ替わりがほぼ同時期だから

そこらの木々が、イッセーノセで葉の入替作業をする・・ という文書に見える。

 

その現象も不可解だし、どこに縁起要素が存在するのやら、1ミリも理解できない。

 

調べてみるに、若い葉が出そろった時点で、古い葉がイッセーノセで落ちるから、

サクッと世代交代するのが潔く、子孫繁栄と解釈され縁起が良い・・ らしかった。

島の祖霊崇拝の思想には、反している気がするが・・ それはおいとこう。

 

オカチャンにしてみれば、今回は短文にまとめるのに苦労し、誇らしそうだったが

フタを開けてみればと謂うか、開けさせられた私には、苦々しい文書ぞろいだった。

 

広報誌の連載や、先週の防災記事にしろ、狭い紙面で印象と記憶に残るかは、

文字数の少なさに比例する傾向があって、毎回苦労の連続なんだが。

 

デザイナーとしては、苦労を知られないことは美徳なんだが・・・ 先の文書には

苦労がそのまま理解不能な内容として、そっくり顕れてしまっている。

それに、諦めの早さもアリアリと見てとれる。 

 

すべてツッコミ入れていると時間が足りないから、不可解以外はスルーして、

田舎っぽい内容をお客に楽しんでもらおう・・ とゆ〜プラス思考に切替えた。(笑)

 

さておき、今週末は忌中が明けるタイミングで、早々にデートの依頼が来ている・・

油断ならない週末は、さらに続くような気がする。

 

 

そんなこんなで

月が明けて日報をつけ提出を終えたら、ヒザクラをチェックしに。

これほどスッキリな晴れ間は、久しぶりだ。

 

すっかり咲きそろっているんだが、メジロやヒヨドリは来ておらず、不気味だ。

そういえば、いつもならミツバチの羽音がハモっているのだが・・ それも聞こえない。

原因は知れないけれど、蜜が出ていないのかもしれない。

 

とかく

サクラが咲くと春の訪れ、と思う向きがあるが、ヒカンザクラ/カンヒザクラは別だ。

もっとも寒い時期に咲くから、南国とゆ〜ても寒いさなかで、春のイメージではない。

 

真冬の折り返しではあるものの・・ 南国といえど、春の訪れは先の話なのである。

  

ちなみに

私の感覚では、春と感じられるのは3月になってで、このごろは寒の戻りが厳しくなり

素直に春を喜べない情況となっている。

しかも、北風は5月まで吹くから、夏鳥の渡来に悪影響しているし・・・

 

季節の移ろいもサルコトながら、気象現象の変異が大きくなり、季節感の在りようが

過去の思い出のなかだけになりつつある、ように感じられなくもない。

 

 

オヤジ殿が死んで、一月半が経った。

おふくろ様は、一人になってどうしていいか分からず、鈍いパニック状態になっている。

自由になったのだから、のんびりすればいいが・・ 自分の生きる目的が探せないのだ。

 

オミクロン株が感染拡大する前にもどってきたが、島でもジワジワと感染者が出る。

しかも、島外から持ち込みでなく、感染に気付かないまま、潜伏的な感染のようであり、

ワクチン接種していない身としては、相当な危機感がある。


ではまた