秋鳥が来る
コップナンチャラに、グレちゃんが現れたらしい。
環境ツッコミ人しか能のない女子を、生涯通し切るのだろうか?
せめて、新石器時代の生活くらいは、熟知しておいてほしいもんだなぁ・・ 環境を語るなら。
それと、江戸のエコシステムなんかもね。 ネット知識だけのツッコミなら、中学生で十分だ。
ま〜 暗い話題が多い中、世界各国をイジリったり、マスコミやネット民にイジラレル話題性は
いささか気分転換に、一役かっているのかもしれん。
さておき、天然ガスをロシアに牛耳られ苦しむ腹いせに、欧州が各国へ無理強いする姿は
あまり気持ち良いものではないね。 それに乗せられた、途上国の自主性のなさも。
抜け道だらけの仕組みの粗さも、相当なものだし。
そもそも、電力一本の社会など、逆に効率が悪いし、災害にも弱い。
大型化の一途をたどった、恐竜のようなものだ。
あるいは、その発想自体が、摂理によるアポトーシスの誘引現象だった・・ なら合点がいく。
結局のところ、イラストレーションを旺盛に描けるメンタルはもどっておらず・・・
広報誌の連載は、仕方なく休刊させてもらった。
とりたてて目新しい生活事情はなく、週末はプチデートだった程度で、あとは野鳥三昧の日々。
このところ、渡りが盛んなのだ。
そうそう、わが家の椅子の硬さから、イボ痔になった。
昔の事務員が硬い椅子で悩んでいたから、予想していたんだが・・ パチンコ玉大のが実った?
あまりの見事さに、さらに発達するのか引っ込むのか、期待している。
愛称は、イボデラさんだ。(笑)
野鳥の渡来のうち、もっとも目立っているのが、ソリハシセイタカシギの増加。
まさか、5羽がそろってトリトリデッキ下で採餌するとは・・ 想像もしてなかった。
柔らかい泥のところへ外来種メヒルギがはびこったお陰のようだから、手放しで喜ぶのは
早計だと思うが。
トリトリデッキといえば、キャラにもなっているクロツラヘラサギ。
ヘラサギ(手前)とともに採餌ずる姿は、ずいぶん懐かしいと思えるほどだ。
半年ぶりになる。
クチバシにはシワもあるし成鳥のようだから、台湾へ行ってしまわないか、やや心配になる。
ガンの一種、ヒシクイの渡来も最多になった。 むしろ、北方系のような気が・・・
イノーにはエサが無いから、給水に立ち寄ったようだが・・ 気になることがある。
どうやらヒシクイたちは、河川が淡水であることを知っていて、降下してきたと思われる。
上空からの見た目で、淡水の流れる水域と認識できているようなのだ。
類人猿が、水域を眺めただけで、淡水か海水かを、認識できるだろうか???
ニンゲンには学習機会が豊富にあるから、川や海といった現象を、概念として記憶できるが、
鳥たちは代々、そのような明文化されない文化を持っているのだろうか。
なにしろ鳥類は、哺乳類が栄える以前から鳥をやっているワケだから、
類人猿よりも桁違いに長く、文化らしきを引き継ぐことができた可能性がある。
なにしろ
ツルが生活している間に、インドがユーラシアにぶつかりヒマラヤが出来てしまって・・・
だから超えるしかない進化をした・・・ くらいの時間は、まだまだ最近の出来事なのである。
4,500万年前は、例の巨大隕石の落下よりも、2,000万年あまり後のことだ。
さらに
二足歩行のヒト亜族となるのは、そこから3,000万年以上経ってからのことになる。
生存に関わる選択的な行動が、生まれながらに備わっている現象を、本能と呼ぶが、
長い進化の過程で、より多くの情報を本能化することに成功している・・ 可能性はないか?
などと、考えてしまう。
私たちニンゲンは、鳥類をケモノの一部としてイヌネコ、ウシウマと同列扱いしてしまうが、
実はトンデモナイ誤解をしていることに、未だ気づいていないのかもしれない。
何しろ、数カ月でほぼ親と同じに成長し、大型の種では30年以上も生きられるのである。
石器時代の人類と、さして違わぬ寿命の長さだ。
驚異の成長と、超寿命を実現しているのには、根本的な違いがあるに違いない。
例えば
ジュラ紀は現代の21%に対して、半分ほどの低酸素時代だったとされているんだが・・
現在の標高では6,000m近い高山の酸素量らしいのだ。
ヘモグロビン量の限界を超え、根本的な解決機構「気のう」と謂う器官を実現したからこそ
その有り余る? 酸素摂取量を利用することで、現代では空を飛ぶことができるワケだ。
吸っても吐いても、常に新鮮な酸素が肺を満たしている機構を有している。
デメリットは
肺のほかに吸気や排気を一時保存する容積が必要となるため、3倍以上の空間が
体内を占めることになる・・ ことだ。
一説には、それが重量増につながると謂うが、ほとんど空気である。 苦し紛れの反論か?
私たち哺乳類は、横隔膜の伸縮に寄り、空気を吸う動作により呼吸をするのだが・・・
鳥類は、筋力によって気のうを縮め、その反動によって空気を吸うから、根本の違いも
うかがい知れるだろう。
温血動物は、ずべて似た者どうし・・ などと早合点させらる我が国の教育は、どうかしてる。
そのようなことは、内なる富国強兵?に比べたら、大した意味は無かったのだろうけれど。
教育は、敗戦国にとって、もっとも重要な反撃機会である。
左傾化した果てが、温血動物の頂点はニンゲンだ・・ 至高生物教育・・ ってワケだ。
気のうももってない、低酸素生物のくせに脳力最強とは、実にオコガマシイ。(笑)
さておき
南方系の鳥などが、ずんずん飛来する派手な様子の陰で・・ 地味な変化の兆しか?
台湾以南で越冬しているらしいホオジロハクセキレイは、まだ逗留している。
私が眺めているのは、たったの1羽だから・・ ナントモ謂えないんだが。
目に見える事柄は、ことさら気になってしまうものだ。
もしかすると、コップナンチャラで取り沙汰されているアレコレも、そのレベルかも知れない。
鳥たちは、都合が悪ければ移動するワケだが、ニンゲンははびこりすぎて、移動先が無い。
ただ、ソレだけのことなのだ。 鳥からしてみれば、ニンゲンは哀れな存在なのかもなぁ。
ともあれ
そこらで南方系の鳥たちが眺められるのは、悪くない。 今年は、台風も避けてくれたし。
冬場はクジラが見られることもある近所の河口で・・ オニアジサシを見かけた。
内地でメジャーな大型のカモメ、セグロカモメと同大で、水中へダイブする姿は見物だ。
いったん寒くなったかと思ったら夏日にもどったりして、厄介な日々でもあるが
とりあえず鳥好きでトクした気分も味わっている、このごろ。