連休は 台風6号とともに

 


 

ともあれ

奄美・沖縄が自然遺産になってしまった。

もとより、私は反対派。 徳之島は、狭い保護地域に、少数の希少動物だからだ。

ツーリズムに耐えられるような、土地柄ではない。

 

そもそも、シマッチュのほとんどが望んでいない・・ とゆ〜か、ゼンゼン感心がない。

 

私の懸念はその先にあり、自然が荒れるのもさることながら、島文化が荒れる。

 

お客らは自然遺産を目当に来島したのに、まず外来種の林やら、路上の牛糞、

あまつさえ、殺し合いまがいの闘牛を思い知ることになる。

 

他の自然遺産地域の文化的なクオリティと比較して、だらしなく見えてしまうこと

この上ないとゆ〜か、この下なし。

 

能力が低いわけでもないのに、易きに流れすぎるのには、深い理由がある。

 

大和人が原因の歴史的、黒歴史だから、申し訳ないのだが・・ 奄美のなかでも

徳之島は幕末に至る数十年の間、教科書に載らない「砂糖地獄」を強いられた。

薩摩藩は、奄美の島に産するサトウキビ/黒糖により、財政を潤していたが、

窮地になると、徳之島の貨幣経済を封じてまで、黒糖生産動物として飼いならそうと

文化そのものを取り上げられたのである。

 

その闇の数十年は、およそ3世代にわたり、その間に、未来へ希望をつなぐとか、

少しでも何かを合理的にするとか、そういった思考を失わせ、重労働をこなして、

あとは安楽に生きるしかない・・ そういったシマッチュが生き残ってきたのである。

 

そうした存続重視の状況では、能力よりも年齢により身分の高低が決まって

身分社会でもないのに、自然な階層社会が生まれてしまっていたのである。

男性だと、ひげを伸ばしていい年齢が掟となっていて、厳しい年功序列がうかがえる。

 

器用に何かをすれば、先輩から押し付けられ、だからといって報われるワケでもない。

なにしろ、貨幣が存在しないし、食べるのがやっとの社会である。

だから当然、なるべく人並みに作業をこなすだけの民族・・ になっていったのである。

 

さらに鹿児島県となっても、奄美は琉球人であり別の民族であるから、税の投入は

されぬまま戦争を迎えることになる。 つまり、明治大正と、ほとんど江戸時代の続き

のような状況が続いた。

 

そうした独特の民族性が、島の負の魅力として、現代に至っているのである。

 

特にツーリズムで花形は、夕食なのだが・・ これが滅法ダメである。

精進とか、洗練とか、客観視とか、細やかな気配りとか、いろんなものが苦手な民族だ。

 

離島であっても、八丈島などはお客が多いので、不味い料理を出す宿や飲食店なら

すぐにほかへ移られてしまうが、徳之島では、そうした原理も働いてこなかった。

 

いざ

お客が増え、ある程度見込みが立ってしまったら、不振な内地から来た経営者が

普通にリゾート風なコテージなどを立て、島風、内地風、洋風料理などをキッチリ出したら

シマッチュには太刀打ちしようがない。

 

おそらく、マネするシマッチュは登場するだろうが、クオリティやアイデアでは勝てない。

実際、大島の瀬戸内町では、内地から進出した飲食店などにより、島らしさが失われた。

 

ま゛〜 自然遺産に関して、シマッチュらは、ほとんどが嬉しそうではないんだが・・・

好むと、好まざるとにかかわらず、話は勝手に島の外で勝手に進むのである。

同じ県内に前例がいくつもありつつ、それを座して待つのがシマッチュらしさ、かな。

 


 

ところで

台風6号は、島を中心にターンするような進路となり、風はさほどではないが、船が来ず

スーパーの豚肉が尽きてしまった。 スーパーの在庫の限界を超えているのだ。

ここ何年か、このパターンが出現するようになった。

玉子やパンは、ビタミンC補給用のピーマンは、たまたまタイミングよく購入していたので

しのげたが・・ 肉もサバフィレも買ってなかった。

本格的に来るときは、停電でパーになるかもしれないが、そうでないときは肉も買う必要が

でてきたのである。

そういえば、賢い人妻が謂っていたが、魚肉ソーセージは保冷が要らぬから良いそうだ。

なるほど!!!

 

このところ、ヒラアジングが安定しそうなので、ユーチューブ動画でも撮ろうかと思い、

まずはスマホに搭載されている、強力なアクションカメラ機能でテストすることにした。

だが、ストラップホールを搭載していないので、ストラッパーモドキをこさえてみた。

素材はいろいろ探したんだが、現状でもっとも良さそうな、くつ補修剤シュードクターに

付属のポリ板で、まずは。 ペナペナしてるが、意外なほど引っ張りに強いのである。

ゾウサンの結束バンドはキャンドゥのもので、バンドの回転を抑える役割がある。

できれば葉っぱのヤツとか、センスいいのにしたかったんだが・・・

わりとスンナリ出来上がってしまい、あまりヒマつぶしにはならなかった。

 

 

台風のあと、にわか雨が増えた。

スコールかな? 小さな雨雲が、ちょくちょく通りかかり、油断できない。

しかし、台風で引きこもっていたストレスから、風が弱まったら家を飛び出す。

と・・ 松原漁港まで来たとき、ちょっとした発見。

道路から、ルリマダラシオマネキが見られるのは初めてだ。 オスの争いも、初めて。

生息場所が狭いので、頭数こそ少ないものの、密度は高め。

これまでイノーに点在する岩の上でしか見られなかったから、ずいぶん手軽になった。

よもや港川のほとりに、シオマネキがいるとは思ってもみなかった。

先のガイドにも役立つだろうし、台風の反動のお陰お陰。(笑)

 

 

穏やかになったので、ナスオモリグで、ヒラアジングを。

また悪いクセである。 ど〜しても、釣れたルアーを使いたくない・・ のである。

ロックフィッシュ用にと求めたまま出番がなかった、ダイソーのグラブを転用してみる。

 

一投目、足元まで来て、濁り水がグワッと沸いた! んだが、見切られた。

実は、もうひとつテストしていたことがあり・・ ハリス2号を50センチに短くしていたのだ。

そのあとは反応がなかったものの、他のソフトルアーでも反応がなかったから、

よほど遭遇しなかったか・・ ナス型オモリが見える≒斜めの5号フロロまで見えるのか

見切られやすいような気がする。

 

さらに不良在庫で、存在すら認識していなかったワームを用いてみたが、反応なし。

オニヒラアジは、濁り水のなかでおそらく小魚などの残した水流を感じていると考えてい、

グラブに比べて、水流の乱れが小さすぎるのかもしれない。

6センチの小魚が、8センチのワームに勝るのか?との疑問もあるものの、おそらく

ただ引かれてビラビラ動くものと、自ら前進するのとでは違う、と思えなくもない。

 

ワームはいくつか在庫があるんだが・・・ ヒラアジは頭から食らうが、チヌだとカジリ逃げ

するだろうから、当面、出番はなさそうである、なぁ。

と謂いつつも、別の釣り方を試そうと考えついた私がいる。(笑)

 

 

さて

つぎの台風までにやっておくことは、なんじゃろか・・・


ではまた