夏になった

 


 

もう55歳になった。

 

悩ましいのは武漢コロナウィルス対策の、怪しげなワクチン接種。

中共が無闇に改造したかもしれぬウィルスに対して、やっつけのワクチンなど

喘息もちの私にとっては、相当なの恐怖を伴う。

政府は、若者らが拡散するウワサに対して、科学に基づいていない事柄を流布

しないように促しているものの・・ ちょっとナニを謂っているのか分からない。

そもそも政府の謂う専門家とやらの自信なく、逃げ道に満ち満ちた言い草が

政治屋のッジババより敏感な世代を、直感的に不安に陥れただけのことだ。

なにしろ、このようなタイミングで、参加者アリで五輪を開催しようとしたり・・

あまつさえ、義務的に小中学生を観客として動員しようとする傍若無人な政府。

私は当面、到底信用も信頼もできないから、ワクチンはやらない。

ダメージを受けたり、死んだりしても、私には全くメリットがありゃしない。

 


 

さてさて、夏と謂えば海と決まっている。

 

早く目覚めてしまった朝、ヨナマビーチへ釣りしに出かけてみた。

例の仕掛けを、チヌで試すためである。

 

すると、フルPンで泳ぐオジーマがおり、なんだかヒジョ〜ニやり辛い・・・

 

ここ20年ほど続けられている習慣で、Pルチン水泳と、ナゼかそのあと、

フルチPのまま、エイヤ゛ッ!と叫び、何度も気合いを入れ続けるのである。

もはやナニに気合いを入れているのか、マル分かりである。

 

思うんだが

確かシーナマコトのエッセー、わしらは怪しい探検隊あたりに登場する島よりも・・・

徳之島の方が、ずっと奇想に満ち満ちている。

 

とりあえず、オジーマのエイヤ゛ッ!が聞こえぬ、北側の浜へ降りてキャストする。

ゴリゴリしているのが、魚なのか岩なのか判らなかったが、不自然な手応えだ。

結局、貴重な絶版エコギヤは、フグらしきに肝心の尾を食い飛ばされてしまい、撤収

するワケだが・・ まさかの駐車場でバッタリで、しっかり自己紹介させられてしまう。

 

ま゛〜 精神的にも開放的な人物で、気さくながらも、言葉づかいはとても丁寧、

意外なほど真面目?で驚いた。

 

なので、先の習慣についてのアレコレを、是非を問わずまんまと知ることになるが、

さらに驚いたのは、同じ職場にいるオジーマと同じ苗字の女性が、娘さんだと謂う。

 

看板のない床屋をやっているそうで、くれぐれも遊びに来いとゆ〜のだが、

私は自分で刈るから、まったく床屋には縁がないのである。

爾来、朝のヨナマビーチには行き辛くて仕方ない。

 

気を取り直し、より北を目指す。

燃料がもったいないから、行かなかった浜だ。

 

調べたいことがいくつか発生したので、ようやく赴くことにしたのである。 が・・・

通称ナガミチと呼ばれる直線道の先に、道路の真ん中で自撮りしたり、手を振ったり、

ヨク判らない女性っぽいのが3つ徘徊してい、ヤバそうなのでバックし、切り返す。

 

連中の射程圏外と思われる、手前の浜へ降りた。

いかにも・・ な、金見の浜である。

ぱっと見は美しいが、泳ぎどころか、釣りも難しい。

 

ちなみに

先のナガミチと浜の間には、びっしりとアダンが生えているから、視線は通らない。

 

左手にあるイノーを眺めてみる。

岩がゴリゴリで浅い、これぞ南国の海である。 深いところで、1mあまりあるだろうか。

岩陰から、30センチくらいのチヌが、ピヤッと泳ぎ出た。

 

あくまで偵察だから、竿を出すつもりもなく、アメンボやら、食べられる貝を探す。

キバアマガイはいるが、数は多くなく、晩酌の友とはならなかった。

中指が指し示す沖合いの岩は、トンバラ岩と謂う。

 

サンゴアメンボと謂う、変わった習性をもつアメンボを探していたが・・

おるのは、いつものケシウミアメンボだけだった。 メス、体長2ミリ。

背にはオスがしがみついているようだ。

 

真水の流れ出しがあるので、その先を目指してみた。

サンゴがえぐれて溝になっているところがある。

いかにもフエフキなどが付いていそうだが、ルアーがロストするリスクが大きく

さして旨そうな魚が釣れそうにもない。

 

カミヤマライトゲームなどを視ていると、デカいデカいデカい!と叫びながら

結局水揚げされるのは、せいぜい50センチくらいのばかりだから・・・

わざざわざ来るには、やはりガソリン代がもったいない。

確か前回の給油では、リッター当たり171円だった気がする。

往復で2リッターちょい食ってしまう。

 

それはそうと、足もとに不思議な岩?石?がある。

まわりはビーチロックだらけなのだが、ビーチロックが出来つつ浸食されたか?

あちこちに、げんこつ大の石が石灰岩の土台?に支えられている。

 

ビーチロックは、どうやって形成されるのか未だナゾの岩石だが、数十年でできる

高速生成が特徴の岩である。

薄青い一升瓶のカケラなどが石灰岩にハマった姿は、味わい深く退廃的で・・・

人類が滅亡した未来を、想起させてくれる。

 

 

夜、いささかメンドクサイのに遭遇した。

お向かいの縁石の上に、十年は生きてそうな良形のオカヤドカリ。

どうやって垂直を登ったか知れぬが、明らかに降りられずにいる。

ヒゲが下まで届かないと降りられない性格なのは、既知の事実。

で、右手に降ろしてやったところ、2時間後にまた同じ状況になっていた。

1時間経っても事態は変わらず・・・ 登ることはできても、降りられぬと知った。

 

もしやと思い、右でなく左へ降ろしてやる。 すると、じきに失せていた。

左は道路だからやめておいたんだが、海のある見当だった。

 

また、ツマラヌ見識が増えたなぁ。

 

 

そうそう

今宵のクローズアップ現代に、私の撮ったトゲネズミがチラと出るらしかったが

我が家にはテレビもなく・・・ やれやれ。


ではまた